緊急呼びかけ!!福島市の「まるごと博」の自重を求む
武田邦彦
2012年9月27日の読売新聞に、福島市が行う、「まるごと博」の記事が大きく出ていました。
「福島原発事故の、風評被害を吹き飛ばすため」とありましたが、
読売新聞には記事の訂正を、
福島市には中止を、
福島市民には不参加を、呼び掛けます。
まず第一に、被曝は危険です。
本格的な病気に発展するかは別にして、普通なら、100人に1人の甲状腺異常が、福島の女子小学生で54人、女子中学生で55人です。
チェルノブイリでは、26年経っても、甲状腺ガンが増えていることを考えると、お子さんを持つお母さんのご心配は、いかばかりでしょう。
このような人たちを、増やそうとしているのです。
福島市を汚染したのは、東電であり、福島市の人ではありません。
このまま、このようなことをすると、福島市民が加害者になります。
放射線障害が出る可能性が高く、そうすると、福島市の人は、傷害罪と同じです。
すでに、法令で、「被曝をできるだけ少なくすること」となっていて、それを、社会人が知らない、とは言えません。
法令は、「お上」が決めるのではなく、国民(福島市の人、日本国民)の合意です。
つまり、福島の「まるごと博」に、福島市民が参加したら、国民の合意を破り、病気の人がでたら、福島市民が加害者になります。
「まるごと博」の会場前で、デモをしてピケを張ってください。
自分が被曝を避けられないから、他人を被曝させるというのは、日本人の気持ちではありません。
******* ******* ********
第二に、風評被害ではありません。
法令では、一般人の被曝限度は、1年1ミリであり、福島市では、それを超えます。
福島市の人が、そこにお住みになるかは個人のご判断ですが、それを、「風評被害」と称して、他人を呼び入れるのは、違法であり、善良な市民がするべき事ではありません。
日本国民を被曝させて、生活を守るのではなく、東電と国に、保障を求めるべきです。
自分が交通事故にあったから、他人を車ではねても良い、ということはありません。
交通事故の被害が大きくても、あくまで補償を求めるべきであり、
「俺は傷ついたのだから、他人を傷つける」というのは、善良な日本人が、することではありません。
福島市の皆さん!
苦しいことは分かるつもりですし、除染もできるだけ早くやって、綺麗な福島を取り戻すために、私も全力を挙げます。
でも、被曝者を増やすことは、賛成できません。
是非、中止してください。
原子力関係者、お医者さん、教育関係者、公務員の皆さん、協力してください。
健康を守り、法令を守ること、それは、とても大切なことです。
他人を、法令違反の範囲に呼び込んで、お金を儲けても、何もなりません。
辛い反省の一生が、残るだけです。
私も、こんなことを呼び掛けると、非難されますが、被曝して傷つく子供達の痛みを思うと、私などなんでもありません。
法令を守る人を、バッシングする人など、軽蔑するばかりです。
一致団結して、子供を守りましょう!!
(平成24年9月28日)
武田邦彦
武田邦彦
2012年9月27日の読売新聞に、福島市が行う、「まるごと博」の記事が大きく出ていました。
「福島原発事故の、風評被害を吹き飛ばすため」とありましたが、
読売新聞には記事の訂正を、
福島市には中止を、
福島市民には不参加を、呼び掛けます。
まず第一に、被曝は危険です。
本格的な病気に発展するかは別にして、普通なら、100人に1人の甲状腺異常が、福島の女子小学生で54人、女子中学生で55人です。
チェルノブイリでは、26年経っても、甲状腺ガンが増えていることを考えると、お子さんを持つお母さんのご心配は、いかばかりでしょう。
このような人たちを、増やそうとしているのです。
福島市を汚染したのは、東電であり、福島市の人ではありません。
このまま、このようなことをすると、福島市民が加害者になります。
放射線障害が出る可能性が高く、そうすると、福島市の人は、傷害罪と同じです。
すでに、法令で、「被曝をできるだけ少なくすること」となっていて、それを、社会人が知らない、とは言えません。
法令は、「お上」が決めるのではなく、国民(福島市の人、日本国民)の合意です。
つまり、福島の「まるごと博」に、福島市民が参加したら、国民の合意を破り、病気の人がでたら、福島市民が加害者になります。
「まるごと博」の会場前で、デモをしてピケを張ってください。
自分が被曝を避けられないから、他人を被曝させるというのは、日本人の気持ちではありません。
******* ******* ********
第二に、風評被害ではありません。
法令では、一般人の被曝限度は、1年1ミリであり、福島市では、それを超えます。
福島市の人が、そこにお住みになるかは個人のご判断ですが、それを、「風評被害」と称して、他人を呼び入れるのは、違法であり、善良な市民がするべき事ではありません。
日本国民を被曝させて、生活を守るのではなく、東電と国に、保障を求めるべきです。
自分が交通事故にあったから、他人を車ではねても良い、ということはありません。
交通事故の被害が大きくても、あくまで補償を求めるべきであり、
「俺は傷ついたのだから、他人を傷つける」というのは、善良な日本人が、することではありません。
福島市の皆さん!
苦しいことは分かるつもりですし、除染もできるだけ早くやって、綺麗な福島を取り戻すために、私も全力を挙げます。
でも、被曝者を増やすことは、賛成できません。
是非、中止してください。
原子力関係者、お医者さん、教育関係者、公務員の皆さん、協力してください。
健康を守り、法令を守ること、それは、とても大切なことです。
他人を、法令違反の範囲に呼び込んで、お金を儲けても、何もなりません。
辛い反省の一生が、残るだけです。
私も、こんなことを呼び掛けると、非難されますが、被曝して傷つく子供達の痛みを思うと、私などなんでもありません。
法令を守る人を、バッシングする人など、軽蔑するばかりです。
一致団結して、子供を守りましょう!!
(平成24年9月28日)
武田邦彦
あぁ、いったい日本はどぉなっているのでしょうか、
もぉ、言葉もありません。悲しみも去りました。
私の国は何処かに行ってしまいました。寂しさのみが残り残念です。
わたしも同じく、言葉もなく、悲しみも去りました。
けれども、現場におられる方々の思いを思うと、こんなことを言っていられる自分が、申し訳なく思えてしまう……。
どれほどショックを受けてるか。
それが延々と続いてる現実。
まさかここまで酷いとは思てなかった、という呆れ。
けれども、大人がどうであれ、こんな状態では、子どもが哀れ過ぎます。
できたら子どもが一揆を起こして欲しいけれど、
そこまで願うのはまた、わたしの自分勝手な思いですよね。
息子さんの尿タンパク値が参加不可能かもと言うぐらい高く、お医者さんも渋い顔やったそうです。
それでも決行されて10日間ほど、帰国後、奇麗にタンパク値が下がっていたと言う。
この連絡を聞いて嬉しかったので、さる避難・保養サポートサイトにアップしましたが、
あまりにも心が堅くなってしまった親の多いこと(まったく反応無、興味無しでした)
誰しもに自分が決めた範囲の生活があって、それを超える行動の難しさが見えます。
子供が・・・・と思いますが、それもまた、私の範囲も超えてしまいます。
最近、若い友人達の本帰国が続き、しかも、彼等は若い女性で皆、東京へ、
先が心配です。
そして、10日間の保養で、値にそれほどの改善が生じる……。
その現実と並行して、全く無反応、無関心、という親の多さ。
たまりません……。
木村氏の講演内容を載せましたが、
彼のように、現地に身を寄せて、その場の現実を目の当たりにしている専門家には、
そういう、動かない、動けない、という心境も多分、理解しなければならない、ということになるんでしょうか……。
本当に、範囲を超えていますね。
だからこそ、決められないのですね。
そこに付け込む権力者の醜さ、不誠実さ、罪深さ。
わたしの友人達も今だ、汚染地区に暮らしています。
小さな子供がいる家庭です。
意見としては伝え続けているけれど、決めるのは本人。
それ以上立ち入ることはできません。
むこうもこちらも辛いです。