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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

『拝啓 お姉さま 質問です』

2012年04月26日 | 家族とわたし
びよ~んびよ~ん♪


細い枝が、思いっきり上下に揺れてるので、なんやろかと思て見てみると……、


天下の曲芸師さんの、お食事中でしたとさ。



鬱陶しい、肌寒い日が続いてる。
夜なんか、気温が1℃とかになって、おかげで野菜の苗は、毎晩震え上がってる。
暖房も、今更セントラルヒーティングなんかつけて、値上がりしてるオイル代を払いとうないので、
服を重ね着して頑張ってるのやけど、レッスンの時だけはしゃあない……つけんわけにはいかんからつける。

今朝起きたら、3才年下の弟から、こんなメールが送られてきてた。

『拝啓 お姉さま 質問です。

お誕生日ですね!?
では、ここで問題です。
15日でした?25日でした?
どっちにしても、ハッピーバースデー ツウ ユウでございます(^_^;) 。
いやいや、メデタイメデタイ!!。
55歳ですか。日本では、初期高齢者です(^人^)。
この年まで、よく頑張りました、誉めてあげます。賢い賢い(ナデナデ)。
日本では、冬が終わったら、急に夏になりやがって、あっついですねやぁ。
たまりまへん!?
頭はハゲルし、3ヶ月に一回風邪ひくし、怪我は治りにくいし、ファンは目敏く僕を見つけたら、サインサインとうるせいし!
本当に年をとるって、しんどいですなぁ……。
では、いつまでもノオテンキで……あっ、間違い!? お元気で、おきばりやす』

あんたなぁ~、たったひとりのお姉ちゃんの誕生日ぐらい、覚えといてぇや!

けど、嬉しかったから、電話した。
父親同様、なんか憎めへん、得な性格な男なのである。
ほんでもって、いっぱい苦労して、貧乏くじ引いて、それでもクサらんと、人の幸せを自分のことのように喜べる男なのである。
ああ、ほんまに、この子には幸せになってもらいたい。心底そう思う。もう50過ぎたおっさんやけど……。


さて、またまた健康保険の更新時がやってきた。
更新イコール値上げ。
なもんで、旦那は必死で、このままおんなじ会社のんを使うか、他の会社のんにするか、セットの内容を変えてみるか、
毎月の支払い額を増やさずに、医療費の支払い負担額もそこそこ払える範囲か、
各社の、保険内容の一覧を睨みながら検討する。

どういう目的であれ、病院の窓口に立ったら30ドル、もしくは50ドル払い、
もし治療が必要であれば、その治療費の50%、もしくは70%、もしくは100%を負担する。
もうほんま、どんだけややっこしいねん!
読むだけで腹立ってくるような表なのである。
それが、各社それぞれに、何種類ものパターンがあって、どれをとっても、どこかでしんどい思いをせなあかんことになってる。
あ~クソッタレのアメリカ医療保険事情!
今現在で、毎月10万円支払うてる。
これをなんとか、もう少しでも減らしたい。
けども、わたしは癌系の体なもんで、万が一のことを考えると、あんまり無謀なこともできん。
かというて、こんだけ払てても、この保険は、ニュージャージー州だけでしか効かへんから、
例えば、世界でも指折りの、癌専門の病院がニューヨークにあって、すぐそこやのに、そこで治療は受けられへん。
そこで治療を受けたかったら、毎月の支払いが16万になる。
癌になろうがなるまいが……。

嗚呼っ!国民健康保険のありがたさがヒシヒシと感じられる花冷えの午後……。

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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米・保険事情 (つっかけ(tukakke))
2012-05-05 13:54:56
テンポの良い文章、大阪人としては…つい引き込まれます^^。医療費はとても高いのですね、最近TPPがらみで改めて実感しました。個人的には高校から一度も病院に行ったことはありません…山で目の上を切った時も、42度を超える熱(振り切れて、ほとんど死んでました)を出した時も…ただ医者がいやなだけですが^^c…でも医者達も本当は薄利でもたくさん来てくれたほうがいいと思うんですが?仁術?算術?盲腸でも翌日退院するのは西洋人は体が強いと思っていました。「…へん」のことばでつい岡林信康の「チューリップのアップリケ」の唄を思い出しました。←ご存じないかも^^?
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つっかけさんへ (まうみ)
2012-05-05 14:13:06
♪うちがなんぼはよぉ~お~き~て~もぉ~、おとうちゃんはもぉ~♪
この歌、涙無しでは歌えません。
父に追ん出されて母が家を出てった後、しみじみとこの歌唄てた少女でした……およよ。

さて、大阪人さんのつっかけさん、
いきなりツッコミ入れてもええでしょか?
tukakkeはつかっけになりまっせ♪
ばんざ~いばんざ~い!←つっかけさんが大阪人で、こういうツッコミなんか屁のカッパ、ということに人生賭けてます。がはは!

で、ええと、医療費ですね、はい。
めっちゃ高いです。
どんだけごっつい手術しても、たいてい3日で家に戻ってきます。
95才の祖母が、大腿骨骨折や乳ガンの手術をしても、
よろよろしながら3日目に退院してきた時にゃ~、さすがにぶったまげましたが。

つっかけさん、もしかしたら米国でも生きていけるかも……なんちて。
返信する
ご指摘の通りです^^c (つっかけ(tukakke))
2012-05-09 15:58:44
まうみさん いやマメですね。りちぎ、ほっとけない性格、ともかくお返事いただいてmーーm。

つっかけ≠tukakkeご指摘の通りです。使ってすぐ気付いたのですが、この方がみんな間違うから、…一応セキュリテイ^^v(盗られるものほとんど何もありませんが)、まいいかと…はい、ズボラなだけです^^b つっこみありがとう!

「小出先生の限界」を拝読後、もしかしてと思って立ち寄りました^^d、ブログ閉鎖大変でしたね。岡林信康ご存知でしたか、松山千春は彼を憧れていたといいます、「私たちの望むものは」をカバーしています。

国民健康保険ずーと払っています、使わないと以前はタオルかなんかくれたのですか、今は何もくれません^^;
 
 でも薬漬け・検査漬けで病院に縛り付けられてしまいに(私は母から受け継いだ糠漬けをしていますが…ここで笑わな笑うとこないよ^^c)、呼吸器+点滴+硫酸系の強心剤おまけに痛み押さえの麻薬を打って心臓へたるまで持たす。で一生を終える。

これって、医療・仁術・算術?…という日本でいいのか^^?
優しさという名の・思いやりという名目の虐待・体が悲鳴あげてるのに?

人間はいつか死ぬ、生物はいつか死ぬ、その代りいろんな楽しいこと、(苦しいことも)も経験できる。「神は乗り越えられる試練しか与えない」などというつもりはありませんが^^f

最後くらい苦痛は短くありたいものです。
昔(明治以前は)自宅で死ぬのが当たり前だった…強い痛みは体内から(ドーパミン=たぶん?)麻薬が出て痛みを緩和し、最終的には絶食・餓死状態になり、穏やかに亡くなるが日常で、それをみとる家族も死の尊厳を実感するのが当たり前だったのですが。
もちろん切ったりはったりして、一秒でも長く生きたい方はその方の価値観で^^。

まうみさんは まうみさんらしい生き方をお楽しみください^^v。


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最近の医療 (かし)
2012-05-09 23:07:42
医療も最近は変わってきています。
もともと持っている自然治癒力を高めていくためには、薬は最低限にしていく。終末期は自然な死を迎えられる様にする。
食事も自然のものを摂っていく。
自宅での生活を送れる様に地域医療を大切にしていくなど。
確かに薬ずけの病院も多いですが。
何でも最新の薬や高価な治療を良いと宣伝し、それを鵜呑みにする人も大勢いるように思います。
宣伝に煽られず、医療を受ける側も良心的な医療や病院を探すことが大事と思います。
マスコミもお金目当てではなく良い医療をしている病院ををもっと紹介してくれると良いと思いますが…。
TPPの影響かアメリカでは最新の医療をしているといいそれを信じてる人も多いようです。
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つっかけさんへ (まうみ)
2012-05-10 03:00:42
チューリップのアップリケは、あの時代のわたしのテーマソングでしたから、知ってるどころの話ではありません。がはは!
浸っておりました。

国民健康保険、使わんかったらタオルなんかくれたんですかっ?!
それってすごいやないですかっ?!
タオルには、健康一番!とか、ありがとう健康!とか書いてあったんでしょうか?
温泉タオルよりも分厚かったんでしょうか?

国民健康保険ほど、ありがたいもんはありません。
日本のみなさんに、そのことを認識してもらいたいです!
失って初めてわかるありがたさの、代表みたいなもんです、はい。

つっかけさん、うちには鍼師が一名おります。
たいていの痛みや症状は、鍼師が治してくれます。
けれども、彼のもとにやってくる患者さんの中には、自然治癒ではどうにもこうにも解決できない、
悲惨な容態の方や、痛みに悩まされている人達がいらっしゃって、
彼も、できるだけのことをした上で、これ以上力にはなれないと判断した際は、
手術や西洋のアイディアに則った薬の使用を勧めているようです。

でも、つっかけさんが言わはったように、選択はその本人の自由ですよね。
どう生まれるかは選べないけど、どう生きるか、どう死ぬかは選べるんですから。

『私は母から受け継いだ糠漬けをしていますが…ここで笑わな笑うとこないよ^^c』
↑はい、ご指導通り、笑わせていただきました♪
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かしさんへ (まうみ)
2012-05-10 03:07:20
かしさん、わたしがその、アメリカでは最新の医療が施されていると信じていた人間のひとりです……いやはや……。

もちろん、医療は進んではいますが、保険の問題や医者の保身(訴訟から逃れたいがための)などの事情があり、
行きたい病院に行けなかったり、医者を選べなかったり、
手術や治療を受けるにしても、支払いが恐くて病院に居られないのですから、どうしようもありません。

ただ、こちらでも、ぼちぼちと、薬に疲れてきた人が増えてきて、
夫のような、東洋医学を中心にした医療関係者にも光が当たるようになってきました。
日本は文化的にも、もっともっと、自然との融合、自己治癒の力が備わっていると思うのですが……。
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