ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

労働者の使い捨てを助長させた張本人、政商の中の政商竹中平蔵氏を非難した船橋さん、応援します!

2019年01月27日 | 日本とわたし
わたしのパソコンのモニター画面に、去年からずっと載っけてある竹中平蔵氏についての記事やツイートの数々。
ブログ記事を書くたびに、いつかこの人がこれまでにやった悪事を時系列にしてまとめたいと思いながら、ずっとそれができずにいました。
すると先日、竹中氏が教鞭を執っている大学の学生が、氏を批判する立て看板を大学構内に立て、騒ぎになったというニュースが聞こえてきました。

学生が設置した立て看板


立て看板とビラ




設置からものの10分も経たないうちに、大学の関係者によって撤去された




この立て看板とビラで、竹中氏の批判をしたのは、東洋大学4年の船橋秀人さんです。

竹中氏批判の東洋大学生語る「組織の問題を指摘」
【日刊スポーツ】2019年1月24日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190124-00457947-nksports-soci

記事によると、竹中氏はこの大学で、グローバル・イノベーション学科の教授をしているのですね。

竹中氏を批判した船橋さんは、立て看板の撤去後、学生課の男性職員数名に、2時間半もの時間をかけて事情聴取され、
「表現の自由には責任が伴う。何らかの処分で責任を取ってもらう」と、退学をほのめかしながらの追及を受けました。

船橋さんは、竹中氏を批判することで、東洋大学が重きを置いてきた哲学科の縮小や、大学の組織の問題を指摘したかったと言います。
そして、
「大学は最も自由で、議論が進む先導役になるべきだと思う」とも。

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東洋大学は、今回の件を良い機会と捉えて、大学をあげて議論の場を作るべきだと思います。
大学が竹中氏をどう捉えていようと、竹中氏が政治に非常に深く関与している人物であり、若者の貧困や不安定な暮らしを助長する原因となる政策が、次々に打ち出されてきたことは事実なのですから。

東洋大学生の竹中平蔵氏批判の背景にある若者の貧困とワーキングプア
【YAHOO JAPANニュース】2019年1月23日
https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20190123-00112143/

船橋さんが配布したビラには、こう書かれていました。



この大学はこのままでいいのだろうか?

我々の生活が危ない!

竹中氏の過悪、その一つは、大規模な規制緩和である。

特に2003年の労働者派遣法の改悪が、この国にもたらしたものは大きい。
それまで限定されていた業種が大幅に拡大されることで、この国には非正規雇用者が増大したのである。
「正社員をなくせばいい」「若者には貧しくなる自由がある」といった発言は、当時の世論を騒がせた。

しかしながら、この男、まるで反省の素振りを見せない。

「朝まで生テレビ!」という番組では、自らの政策の肝であったトリクルダウン(お金持ちが富むことでその富が貧しい者にも浸透するという理論)について、
「あり得ない」という、ある種開き直ったかのような発言をしており、自分がやった責任について、まるで無自覚なようだ。

また、昨年可決された高度プロフェッショナル制度については、
「個人的には、結果的に(対象が)拡大していくことを期待している」などという、驚くべき思惑を公言している。
つまり、初めは限定的なものだからという理由で可決された労働者派遣法が、今これほどまでに対象を拡大したように、
高度プロフェッショナル制度は、今後とも更なる拡大が予想される
のである。

無論、我々も例外ではない。
労働者は、これから一層使い捨てにされることになるのだ!!


様々な利権への関与!?

竹中氏が、人材派遣会社のパソナグループの会長を務めている、ということも忘れてはならない。

というのも、労働者派遣法の改悪は、自らが会長を務める会社の利権獲得に通じていたからだ。
まさに国家の私物化である。

また最近では、昨年、法案の正当性について全く審議されずに可決された、水道法改正案と入管法改正案についても、関与していたことが明るみになっている。

更に、加計学園との関連も取りざたされており、今後ともこの男の暴走を追及する必要がありそうだ

今こそ変えよう、この大学を、この国を。

皆さんは恥ずかしくないですか、こんな男がいる大学に在籍していることが。
僕は恥ずかしい。
そして、将来、自分や友達や自分の子どもが、使い捨てにされていくのを見ながら、何も行動を起こさなかったことを悔いる自分が、僕は恥ずかしい。

意志ある者たちよ、立ち上がれ!
大学の主役は、我々学生なのだ。
右も左も前も後も何にも分からない人も、みんな集まれ。
民主主義は決して難しいものではない。
共に考え、議論し、周りに訴えながら、もう一度みんなでこの社会を立て直そう!!


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この船橋さんの意見、問題提起をどう捉えるか、それはみなさんそれぞれに違うと思います。
だからこそ、このことに対して、当事者である竹中氏、船橋さんはもちろん、学生や教員、そして職員を含めて議論ができる場を作り、そこでの多様な意見をもとに議論を深めていくことが、大学としての在り方だと思うのです。


竹中氏は、民間議員としての立場をフル活用して、細かく言うとキリがないくらい、様々なところで政商っぷりを発揮している人です。

日本経済を破壊する「民間議員」竹中平蔵氏が犯したこれだけの罪=三橋貴明
【MONEY VOICE】2017年6月6日
https://www.mag2.com/p/money/238834

引用:


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新旧、時系列バラバラですが、列挙します。































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おまけ




沖縄は日本や!自分が暮らしてる場所がこんなだったらどう思う?どうする?

2019年01月27日 | 日本とわたし


稲田6/15(辺野古をつくっても)「返還条件が整わなければ、普天間返還されない」6/15参院・外交防衛委員会 藤田幸久の質疑に

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/193/0059/19306150059027.pdf

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今から2年半前の2016年の5月23日に、下記の動画を文字起こしした記事を書きました。
その動画を今朝また、久しぶりにツイッターで見かけたので、改めてもう一度観直してみました。

来月の24日に、全県で行われることになった『辺野古県民投票』。

これについても、菅官房長官は会見で、結果がどう出ても官邸の方針は変わらない、などという暴言を吐きましたが、
その場に居た記者からは、「何を言ってるんだ」「どういう意味だ」「どうしてそんなことになるのだ」という質問を、何一つ聞くことができませんでした。

沖縄県の人々がいくら、自分たちの民意を選挙の結果で表しても、それを鼻で笑うような態度で無視をする安倍政権の、違法行為と暴力的な自然破壊。
これは何も安倍政権に限ったことではありませんが、長年続いてきた自民党政権の中でも際立つ酷さです。

だからこの、2年半も前の『沖縄が抱える基地問題について』「#知らない沖縄」の動画の内容が、全く過去のものではなく、戦後から延々と続いていることがわかります。

海外からも疑問視されている、日本とアメリカの間で結ばれている『地位協定』。
これの改定が何も為されないままの状態が続いていることの異常性を、日本全土の市民に知らせること。
政治家がやらないのであれば、報道がやるべき仕事です。
でも今の大新聞やテレビは、一部の頑張っている社や人を除いて、政権寄りの報道が多くなってしまいました。
なので、力はちっちゃいですが、ブログで発信し続けていきたいと思います。


「沖縄」が抱える基地問題について、7つのポイントでわかりやすくまとめた「#知らない沖縄」


沖縄



日本の南西部最西端に位置する県で、面責は、日本の国土の0.6%になります。
本州では見られないような、美しい大自然が魅力で、エメラルドグリーンに輝く海は、東洋一の美しさとも言われるほど。



今、その美しい島国・沖縄での新基地建設問題について、ずいぶんと長い間、騒がれていますね。
あなたはその現状について、どこまで知っているでしょうか?



今日は、いまさら聞けない、沖縄新基地建設問題について、7つのポイントでざっくりおさらいしてみましょう。




♯1 敗戦後の事情


そもそも、なぜ日本に、アメリカの基地があるのでしょう?
1945年、第二次世界大戦で、日本は敗戦国となり、戦争することを放棄しました。
そして、武器を持たないかわりに、アメリカに守ってもらうという約束をしたのです。



その際、日本全国、33都道府県に米軍騎基地が設置され、沖縄は、1972年までの27年間、米軍の統治下に置かれることになります。




♯2 沖縄に増えた基地


敗戦後、日本はまめぐるしく発展しました。
そして、全国各地で、米軍基地はいらないという、反対運動が起きました。



しかし日本政府は、米軍を日本から無くすわけにもいかず、本土の米軍基地のほとんどを、沖縄に移動させたのです。



その結果、日本のたった0.6%の面責の沖縄に、米軍基地の約74%が集中することになりました。



沖縄は、日本国に復帰した今でも、面責の約20%が米軍基地として使用されています。




♯3 米軍基地の機能


では、アメリカの軍隊について、もう少し掘り下げてみましょう。
アジア太平洋地域には、約10万人の米軍が展開されています。



そのうち、約5万人が日本に駐留しています。



沖縄には、その中の50%、約2万5千人が集中しています。




主に米軍構成は、陸軍、海軍、空軍、海兵隊で成り立っています。



沖縄に駐留する米軍は、その大半が海兵隊になります。
しかし海兵隊は、1年間のほとんどの期間、いろいろな国の軍隊と一緒に訓練するため、
長崎県佐世保にある船で、アジア太平洋地域を中心にローテーション移動をしており、いつも沖縄にいるとは限りません。



そんな広いエリアで活動しているだから、沖縄に基地を置かなくてはならないという理由には、全く当てはまりません












♯4 米軍基地の弊害


では、米軍基地があると、何が困るのでしょうか?

航空機の騒音や、実弾演習による山林火災、戦闘機などの墜落事故、米兵による事件が多発



住民との間で、大きなトラブルとなっています。

日本に復帰後、43年間で、米兵が犯罪で検挙された件数は5896件
年平均、137件
月平均、11件にのぼります。



また、日本では、アメリカ軍人を特別扱いするルールがあり、犯罪を犯した米兵を、正当に裁くことができません
しかも、そのことを米兵たちは知っています



米兵による、繰り返される性犯罪などは、大変深刻な事件です。



また、基地の周辺で、騒音問題や環境破壊があっても、日本の法律では規制できません

さらに、米軍機の墜落や不時着、部品落下などの事故は、43年間で676件



年平均で15.7件



航空機による騒音被害は、最大時で120.6デシベル



これは、飛行機のエンジン近くの音に匹敵します。


♯5 オスプレイ問題


空飛ぶ棺桶という異名を持つオスプレイ。
これが、普天間基地に24機、配備されています。
開発時からの事故が、すでに50回を超えているこの米軍機は、アメリカ本国においては、住民に十分配慮されており、人口密集地での低空飛行は禁止されています。





それなのに、沖縄では、日中深夜を問わず、住民を叩き起こす騒音を立てながら、日々離着陸しています。




♯6 普天間基地問題


ニュースで話題の、沖縄の代表的な基地のひとつである普天間基地は、近隣に学校や民家のある人口密集地の中心にあり、世界で最も危険な基地と言われています。
戦後、米軍の占領により、この地域に住んでいた住民は囚われの身となり、家を追われ、そして、その場所に基地が建設されました。





しばらくして、住民たちは解放されて戻ってきましたが、以前住んでいた家は、基地の中となっており、人々は、その周辺に住むことを余儀なくされたのです。



1996年、危険過ぎる普天間基地を完全返還すると、日米で合意しましたが、



日本政府は迷走し続け、20年が過ぎています





♯7 税金を使った辺野古新基地建設


沖縄本島北部の名護市辺野古は、自然が非常に美しい地域で、貴重な生物が住み、たくさんのサンゴもあります。



新しい基地の広さは約205ヘクタール
そのうちの約160ヘクタールは、沖縄の貴重なサンゴ礁の宝の海を、埋め立てる計画です。



甲子園球場のグラウンドの、158倍の広さの、海や自然が破壊されることになります。



そして、その埋め立て工事費だけで、なんと2311億円



建設費の総額は、約3500億円と言われています。



新国立競技場の建設費用の2520億円よりも、はるかに高額な投資となりますね。

それだけの国民の税金をかけて建設しようとしている辺野古新基地は、現在の普天間基地から、わずか36kmしか離れていません。



さらに日本政府は、毎年約3500億円の税金を、米軍基地のために使っています



これは、全国の国立大学と公立大学の授業料を、すべて無料にできる金額になります。




また、「沖縄の経済は基地に依存している」、という言葉をよく聞きますが、
実際の基地関連による収入は、わずが4.9%程度にしかすぎません。
逆に、返還された土地にできた新たな商業地域では、数十倍から数百倍に上る経済効果が生まれており、



米軍基地は、沖縄の経済発展の最大の妨げになっています


さて、ここまでが、沖縄基地問題を考える上での、重要なポイントとなります。



みなさんは、いくつくらい知っていましたか?

沖縄の人たちは、戦後、生活に密着する問題として、基地と向き合ってきていますが、沖縄住民の声は全く無視されていますね。



政府に何度訴えようと、キドク(其の都度?)スルーされています。
これは、沖縄だけの問題ではなく、日本人全体に問われている問題でもあります。



本当に、辺野古新基地建設だけが解決策なのか?
沖縄に負担を集中させることでいいのか?



みなさん一人一人が、この問題に向き合うことが、解決の第一歩となります。






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辺野古米軍基地の設計を変更しなければならない。
計画は頓挫し、工期はどんどん延長され、それに伴う工費がいくらかかるかもわからないのです。
こんなことはずっと前からわかっていたのに、それを今になって、まるで今まで知らなかったかのような態度で、『工期遅れ』と報じている大新聞社。

マヨネーズのようなと形容されるほどの軟弱地盤になぜ、無理やり基地なんか建設するのか。
何もかもが無茶苦茶です。

辺野古設計変更 計画頓挫を“工期遅れ”と報じる大新聞の罪
【日刊ゲンダイ】2019年1月24日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/246109

設計変更を余儀なくされた計画。
なのに工事が始まってしまっています。
その工事は、官邸の指示による違法な手続きでゴリ押しされ、認可されていないばかりか禁止されている赤土を、これ見よがしに大量に混ぜた土砂を使い、美しい海が日に日に汚されていっているのです。







<税を追う>辺野古の土砂、割高 1立方メートル1万円超 良質石材の倍
【東京新聞】2019年1月18日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019011802000137.html

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沖縄は戦中戦後、侵略や戦争、そして中央政府のみならず、同胞の無関心や差別によって、長い長い間苦しめられてきました。
本土では政治問題として騒がれれば、移転や計画の変更が実行されるのに、沖縄は常に、県民の人たちがどれほど反対しても、暴力的な無視と抑えつけでゴリ押しし、どんどんと基地が増えてきました。

そのうちの一つ、嘉手納基地での汚染問題が最近報じられました。

嘉手納基地のPFOS汚染、米基準の最大1億倍 水源へ流出 高い可能性
【沖縄タイムス】2019年1月11日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/369927

2014年から17年の間に調査した13ヶ所で、飲料水の生涯健康観告知の最大1億倍の汚染…。
嘉手納基地周辺の水源や、北谷浄水場の飲料用水が汚染されていたことが、16年に判明しています。



そしてこれはつい先日のこと。
こちらは普天間飛行場です。

普天間飛行場から炎と黒煙「一体何が起きているの!」 米軍が深夜の訓練
【沖縄タイムス】2019年1月25日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/377429



これが消防による消火訓練の一環?!
こんなことが日常茶飯事に、住宅街の近くで行われているのです。
本土で考えられますか?

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ハンスト「さっさと死ね」 国場議員の秘書、投稿 「テロ」と元山代表を批判
【琉球新報】2019年1月25日
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-866234.html

これは、「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表が、今月15日から、宜野湾市役所前で実施したハンストに対して投稿された2件のツイートについての記事です。

ツイートをしたのは、自民党の国場幸之助衆院議員(比例九州)の政策秘書、田中慧氏。

「(ハンストは)自分の命を人質にしたテロと同質」(1月15日)
「オール沖縄関係者は、運動に利用するために死んでほしい、と思ってるかもね。だから止めもしない」(同月17日)







この人は、自民党議員の政策秘書という立場にいるにも関わらず、これまでにも品性の無い、良識を欠いた内容のツイートを繰り返しています。







どうしてこういう行為や文言が野放しにされているのか、社会の質の劣化をこれ以上進めないためにも、細かくチェックして反論していくことが大切ですね。