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消費よりも貯蓄に向かうロシア人

2010-07-26 | ラジオ
ロシア人の平均給与は少しずつ上がってきてはいるものの、人々は消費にそれを向けずに満期のために貯蓄をし、ますます倹約に努める傾向にあるようだ。
世論調査の結果によると今年の3月、ロシア人は収入の15%を使わずに取っておいているが、銀行に預け入れる事はせず、ほとんどは箪笥預金をするケースが多いという結果が出ている。
別の言い方をすると、そうしたお金は具体的な個人や、国の経済全体の役にはたっていない。
恐らく人々がお金を銀行に預けず手元に置いておくのは、先ず多くのロシア人がローンで家電製品の数々や、パソコンなどを買っている事情があるからだと見られている。
ローンの支払いなどで銀行を利用することに、ロシアの人々はあまり積極的ではない。

マクロ経済分析および短期予測センターの専門家は、次のような見解を示している。
「今のところこれまでのクレジットを償却するプロセスが続いているが、新しくクレジットを得ようとし始める兆候も見えている。
家電製品や、おそらくは自動車を購入しようと、これまで延ばしのばしにしてききたような思いを、現実のものにしようとしているのだろう。

ここで問題が問いが生じる。
住宅ローンを借り入れようとする人々は、居ないのかどうかという問いだ」
専門家はこの様に指摘している。

3月にスタートした車の買換え奨励プログラムも、需要の伸びに好ましい役割を果たした。
このプログラムは新車を購入する際、その半分以上の金額を、それまで持っていた車を廃棄処分して得たクーポンで、埋め合せることが出来るというものだ。
このプロジェクトがスタートし、最初の一月だけで2月に比べて車の売り上げは三分の一増えている。

これは自動車産業が幾つかの部門を束ねている、つまりタイヤの製造や(???)、ガラス、塗装などの部門を一つにまとめ挙げる、(???)の広いものであることを考慮するならば重みのある数字だ。
しかしすでに専門家達はこのプログラムが終了した後、元の木阿弥になってしまうのではないかと心配している。

一方当局はロシア人の購買意欲を活性化させようと務めている。
まさにそうした理由から今年3度、金利が下げられた。
現在の金利は年8%だ。
この数字はこれまでの最低記録を更新した。金利引き下げの目的は資金を借りやすくするためのものだ。
しかし民間銀行も金利を下げる用意があるかどうかは別問題で、そこにはリスクが伴う。

(???)は聴き取れず

5月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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