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コンタクトを評価する露米の議員たち

2010-02-24 | ラジオ
23日から25日にかけてアメリカのワシントンでは、ロシア下院国家会議の国際問題委員会と、アメリカ合衆国下院・国際関係委員会による第5回合同会議が開かれることになっている。

これはロシア下院国際問題評議会・国際問題委員会委員長が、記者会見で伝えたものだ。この話題に付いてロシアの声の政治評論委員は、次のようにコメントしている。
もしこうした会議がクラブ討論会あるいは、ロータリークラブのようなものだと思う人が居れば、それは大きな間違いだ。
これらの会議では重要な決定が承認されることも無ければ、両国関係におけるある種の打開的な政策もとられない。

しかし言うまでも無くこうした会議は、両国の相互理解や協力関係の範囲を拡大するほか、信頼関係のレベルも向上させ、さらには両国の司法機関あるいは執行機関が承認した決定に関しても、その透明性のレベルを高める働きを促進するのだ。

尚、今回の会議ではすでに議題が示されている。
そのなかには貿易経済関係および知的財産関係や、人道協力の諸問題などが含まれている。
国際分野においては軍備関係、大量破壊兵器の拡散防止、NATOの東方拡大ならびにNATOの権限の領域拡大に付いての問題が話し合われる見込みだ。
さらにイランやアフガニスタン、中東における問題も全般的に分析される予定だ。
なかでも注目に値するのは、ロシアの議員達がアメリカの議員との会合や協議に限らず、アメリカの国家安全保障会議のメンバーたちや国務省の代表たちとも意見交換するという点だ。
これらは全て現在両国によって準備が進められ、その終わりは近いと言われる
START 1に代わる新条約に付いて、特に大きな意味を持っている。

何故ならこの文書は両国の議会で、必ず批准されなくてはならないからだ。
このため彼らの上には極めて重要な文書が、現実のものとなるか否かに対する非常に大きな責任が課せられているのだ。
冷戦の最中に第二次侵略攻撃兵器制限条約において、起こったような事態が再び繰り返されてはならない。
当時ソ連はこの条約を批准したが、アメリカは批准しなかった。
メドヴェージェフ大統領はこうした事態を回避するために、ロシアとアメリカの国会議員たちに対して、現在準備している条約を同時に批准するよう提案した。
この点から見て、今回のロシア代表団のアメリカ訪問は先ず泰一に、ロシア大統領が提起した課題を首尾よく解決するための土台を整えることが、その目的である可能性がある。

START 1に関する新条約への署名と批准は、核ミサイルの削減プロセスを前へと進め、このプロセスへのほかの国々の参加を促すほか、核不拡散体制の強化ならびに国際的な安全保障にとっても非常に大きな意味を持つものとなる。

2月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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