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アメリカとNATOは何故アフガニスタンの芥子栽培を黙認したのか

2010-04-26 | ラジオ
ロシアの専門家達はアフガニスタンに派遣された、アメリカ軍部隊司令部がいわゆる(?)作戦が実施されている、ゲリマンド州の芥子栽培を止めさせるようにとの命令を出すのを拒否したのは、アメリカやNATOがアフガニスタンの一般農民の生活を決して心配したからではないと見ている。

ロシアのアフガニスタンの専門家は、拒否したことの裏には先ず、アメリカ駐留軍が、それでなくても容易でない地元住民たちとの関係を、悪化させたくないという気持ちがあったからだと指摘している。
「アヘンの主な原料となる芥子栽培を止めさせると、アフガニスタンの一般農民達の収入を奪うことにってしまうといった考え方自体、極めて疑わしいものだ。
と言うのは麻薬との闘いに関する国際プログラムによって、農民たちには一定の保証金、埋め合せがなされてきたからだ。
そして遂にアフガニスタン軍そのものの中にも、そして警察の中にも、すでに芥子の栽培を物理的に止めさせる特別部隊が作られた。
アメリカは恐らくアフガニスタンは、アメリカから遠くアフガニスタンの麻薬は恐らくアメリカにまで送られてこないだろう。
それならばそうでなくても容易でない関係を、何のために悪化させる意味があるのだろうか。そう判断したのだと思う。

アフガニスタンの人々は麻薬の密輸と闘う、自分達の部隊を持っているし、彼らにやらせておげばいい。そう考えた訳だ」
アフガニスタンの専門家は、この様に述べている。

一方ロシアの声の評論委員も、同様の見方を示している。
「アメリカが芥子栽培を止めさせるのを拒否した裏に、よくある普通の取引を見るのは簡単だろう。
アフガニスタンの一般農民の(???)に付いて、いわゆる配慮することで(???)の芥子畑を一掃しないことで、アメリカは今回の作戦のための勝利を、単にそれと引
換えに(???)た訳だ。
アメリカや国際支援部隊、アフガニスタン国民や警察が芥子畑の一掃を始めて
いったら、状況は急激に悪化していたと考える。
そうしたことがアメリカやNATOの利益にならないことは明らかだ。
そんな代価を払ってまで勝利を得る価値が一体あるのだろうか。
今年3月22日付のアフガニスタンに関する、国連安全保障理事会決議をどう捉えたらよいだろうか」
決議の中では直接、麻薬密売との闘い、そしてテロ活動と麻薬生産の間の関係を許さないことにおける、アフガニスタン国家戦略を全面的に支持しているからだ。
テロ活動と麻薬生産が繋がっていることは、地域住民と国際的な安全保障に現実的な脅威を作りだすことだろう。
実際アメリカとNATOの行動のなかに、例えば(?)作戦のなかに私達は全く反対のものを見ている。
おまけにアメリカとNATOは単に決議に承認しただけではない。
決議の主要な勝者なのだ。
ここで当然、問いが発生する。

アメリカとNATOは何故あのとき、何食わぬ顔をしていたのかという問いだ。
麻薬密売との闘いを求める決議に承認しながら(?)作戦の、無条件での勝利を口にしながら、何故アメリカとNATOは芥子畑の絶滅に反対(電波が弱く聴き取れず)」
ロシアの声の評論委員は、この様に述べている。

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な発音で聴き取れない。
(?)は聴き取れない
全体的に言い回しがくどい

アメリカとパレスチナ問題―アフガニスタンの影で
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高橋 和夫
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3月31日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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