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アイスランドの火山噴火がロシアに齎す影響

2010-04-25 | ラジオ
ロシアの専門家はアイスランドの火山噴火は、ロシア経済に深刻な結果を齎すことはないと考えている。
むしろ火山噴火のお陰でロシアにはメリットがあったと見なしているようだ。
アイスランドの火山灰はヨーロッパ地域の国々に広がっていたが、すでにロシアのウラル連邦管区まで達したということだ。
極北地域西シベリア地域にまで火山灰の雲は広がり、モスクワにも被害が出ている。
火山灰は地上約7キロメートル上空を東に進み、ロシアの国土の三分の一以上の地域に広がっている。

この火山灰に専門家はロシアにとってのメリットを見出しているようだ。
高等経済学院ビジネス研究所所長は、この火山灰は畑のいい肥料になるかも知れないとし次のように話している。
「火山灰の散布は予期せぬ天の恵となって、ユニークな農業ビジネスのチャンスを作りだすかも知れない。
火山灰の(???)にはヨーロッパや世界中で、若返り効果や健康食品効果のある成分に、関心が広がるなかで非常に興味深い内容物が見られるが、この内容物は研究の緊急課題となるだろう」
所長はこの様に話している。

アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル氷河の、最後の火山噴火は1821年に発生した。
このときの噴火は14ヶ月にわたって続いた。
今回の噴火がいつまで続くかは今のところ不明だ。また隣にあるより大規模な火
山の噴火を引き起こす危険性もある。
このカトラ火山はエイヤフィヤトラヨークトル氷河の火山活動が、活発化した後に活動を始める。
カトラ火山の噴火は規模も大きく、長引くことが判っている。
しかし所長はそれもロシアにはいいことだと考えているようだ。

ロシアの観光業に可能性が開けるか、ヨーロッパからの火山活動再開の可能性に怯える観光客の流れが出来るかを考えた場合、フライトの変更に敏感に不安を感じ休暇の予定を変更して、ロシアへ来る観光客を獲得することが出来るのではないだろうか。

学者達が先ず第一に、もう一つ別のメリットに付いて言及している。心理学研究所の専門家は、アイスランドの火山は地球温暖化をコントロールできるかを調べる一助になると話している。
火山の大規模噴火の後は、通常地球の温度が下がるのだそうだ。
火山のせいでヨーロッパで夏の最中に、冬のような寒さが起こるのも珍しい現象ではない。
火山灰が大気に含まれ、その粒子が太陽光を反射する性質を持っていることが原因だ。
ロシアではこの粒子を模造した、特殊なエアゾールの開発が以前から進んでいる。
噴火は今のところ自然の実験として観察されている状態で、何よりも生理学者は火山灰の散布が、地球の温度に如何に影響を及ぼすかを注視している。

(???)は女性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れない

世界の火山百科図鑑

マウロ ロッシ
柊風舎


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4月22日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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