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リンパク2012 意見は分かれる(1)

2012-07-28 | ラジオ
太平洋のハワイ諸島で行われている国際海軍演習リンパク2012にロシアが参加したことについて、ロシア国内でも専門家の意見は分かれている。
これはロシアの参加自体に関する議論ではなく、アメリカ海軍およびその同盟諸国が中国を招待しなかったことについてだ。
ロシア太平洋艦隊がリンパクに参加したのは初めてのことだったが、リンパクには23回にわたって22カ国の海軍が参加している。
12日、演習の第2日目、各国艦隊は小艦隊に分かれ、ロシア太平洋艦隊はアメリカ海軍の艦船と共に小艦隊を編成した。そこでは通信および情報交換に関する最初の訓練が行われた。

中国はこの演習に参加していない。それは多くの専門家をしてアメリカがロシアを太平洋における、対中国ゲームに引き込んでいるのではないかという意見を言わしめている。
ロシア地政学問題アカデミーのシヴコフ大佐も、そのような見方を示している。地政学問題アカデミーは退役軍人によって作られている大規模な分析センターだ。シヴコフ大佐のコメントを紹介しよう。
「海賊対策や救助訓練というこの演習の目的は、おそらくカモフラージュでしょう。演習の真の目的を隠そうとする試みだ。
主な目的をあげれば、何らかの海軍大国に対抗して、アメリカ海軍およびその同盟諸国が合同で海上封鎖を行い、海兵隊を上陸させるというものだ。
この地域で大きな海軍国といえば中国しかない。参加艦艇の数は45隻、航空機は約100機だ。2万人の軍人が参加するということは、何らかの海軍大国に対抗するという真の目的を裏書するものだ。海賊対策にこのような規模の部隊を召集する意味はない」
大佐は、このようにコメントしている。

リンパク2012 意見は分かれる(2)へ続く

7月13日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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