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オープンスカイ導入、ウラジオストックに新たに誕生する国際ハブ空港(2)

2011-12-04 | ラジオ
これによって極東の港湾都市ウラジオストックへの乗り入れ許可取得のための申請プロセスは格段に簡略化される。地元政府宛に通知を出すだけで良いからだ。
これはロシアの近隣諸国である中国、韓国の関心をまず引いた。東アジアからシベリアを通って北米へと繋ぐルートを利用する旅客には、ウラジオストックをトランジット地点に選ぶことは特に興味深いものだ。
韓国の航空輸送会社は、現在、ウラジオストック-インチョンを結ぶルートにとても大きい需要が集中していると指摘する。このルートはビジネスマンから東南アジアへと旅行するロシア人にまで広い層に(???)されている。
オープンスカイ体制が敷かれることで、この航空路やウラジオストック-釜山のルートの利用客数が格段に増えることは予想される。

また中国方面のルートにも変化が起きそうだ。専門家によれば、航空会社がオープンスカイ体制を航空路に関する、二国間政府合意の制限を回避する方法として使う例は少なくない。
二国間政府合意には、どういった輸送が、どちらの国の、どの都市の間でどれほど頻繁に行われるかが明記される。
中国とヨーロッパとの間に結ばれた合意はかなりリベラルなものだが、これがアメリカが相手となると制限がとても厳しいものとなる。これを回避しようとすれば、ウラジオストックの助けを借りざるを得ない。

ロシアにとっても、このオープンスカイ体制は利益の多いものだ。ロシアの航空輸送会社もこれにより、同じくオープンスカイ体制をとる諸国へ追加便を得ることができる。トランジットによって空港の得る追加収入も増え、空港の改修工事のために割かれている、国家予算10億ドルが部分的に補填されることになる。

航空産業入門―オープンスカイ政策からマイレージの仕組みまで
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

(???)は時を性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

11月19日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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