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人口減少に歯止めをかけたロシア

2007-12-02 | ラジオ
ロシア政府は今後3年間で人口の自然減少のテンポを下げ、人口の増加に
転じるようにしたいと計画している。
モスクワでは8月に世界社会フォーラムが開かれ、人口問題が主なテーマと
なったが、フォーラムに出席したロシアの第一副首相は2025年までにロシア
の人口は1億4500万人になるだろうと予想した。

人口の減少と言うのは世界の大変多くの、先進諸国の間で懸念されている
問題であり、こうした現象を如何に食い止めるか、出生率を高めるにはどう
したらいいかということが、今回のモスクワの世界社会保障フォーラムの主
要テーマとなった。
フォーラムには世界100ヶ国以上から代表者か参加した。フォーラムで第一
副首相は、ロシア政府の人口減少対策に付いて次のように報告した。
「ここ3年間で人口の自然減少のテンポを下げ、2015年までに1億4000万か
ら3000万のレベルでロシアの人口の安定化を図りたいとしている。
もし順調に進めば2025年には1億4500万人にまで、ロシアの人口を増やす
ための条件を作ることが出来ると期待している」
第一副首相は、このように述べている。

ロシア経済はこのところ好調で着実な伸びを見せており、今では世界で最も
経済が発展した国ベスト10に入ろうとしている。
GDPの伸びも高く国民の実質収入も増えており、貧困層も確実に減ってきて
いる。
国の人口の状況と言うものは、政府の仕事にとって非常に重要な課題となっ
た。
多くの点でこの問題はすでに保健医療、農業、住居の保障といった国家プロ
ジェクトを実現していくことによって、解決の方向へと少しずつ向かっている。
こうしたこと全ては社会的な課題であり、その解決の為にかなり多くの資金が
国から拠出されようとしている。
ロシア政府は二人以上の子供を持つ家族を、物資的な面で支援する(?)となっ
た、一連の具体的な措置の数々を講じており、こうした努力は実を結び始めて
いる。
例えば今年の7月ロシアは記録的な出産ブームに沸いた。ソ連の崩壊後初め
て一カ月間に14万人2千人もの未来のロシア市民が誕生した。

(?)は聴き取れず
2025年が正しいのか2015年のどちらが正しいのかは不明

人口減少社会のマーケティング―新市場を創る9つの
消費行動


古田 隆彦
生産性出版


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9月16日放送 ロシアの声・週間ラジオ展望


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