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イランに対しIAEA提案への同意を求めるロシア(2)

2010-02-21 | ラジオ
ここで注意を促したいのは、この提案の本質がイランにある低濃縮ウランを外国の高濃縮ウランと交換することにあるという点だ。
しかしイラン政府は、この低濃縮ウラン国外搬出加工案の受け入れを退け、段階的な交換にのみ同意する。
一括交換は自国内領内だけであると主張し、その後実質的にウラン濃縮を開発すると発表した。
このことはロシアを含め国際社会から、激しい反発を呼び起こした。
そして今、イランにはもう一度、自国の核プログラムの性格に関する世界の不安を取り除くチャンスか与えられている。

16日、イランのアハマディネジャド大統領は、核燃料の交換という考え方を、イラン政府はこれまで同様拒否しておらず、交換を行う用意があると発言した。
ですから交換の可能性が無くなった訳では無い。
アハマディネジャド大統領は、イランはそうした批判をアメリカとの間でさへする用意がある。この問題に関する然るべき協議が現在行われていると述べた。
とは言え残念ながらこうした類のイランの声明は、たいてい実際の行動で証明されることが無いのだ。
(?)を逸らしたりまた時間を引き伸ばしたりする試みと見られている。
しかし国際社会の忍耐にも限界がある。
イランの核問題は外交的な手段によってのみ解決されるべきだと、常に首尾一貫して主張してきたロシア政府だが、国際調停役6ヵ国が支援するIAEAの提案を、イランがもし拒否するような場合には、イランに対する新たな制裁導入に賛成する場合も在り得る、そうした状況を今迎えている。

(?)は音声が途切れて聴き取れない

2月17日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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