この本の初版は2005年12月、それから5年経て僕はこの本を手にした。
何年か前にこの本の存在を何かで目にした記憶はあるが、何時頃だったのかは忘れた。でも確実に言える事は買わなかったと言うことだ。
何故手にしなかったといえば、障害者の性を取り上げて本を出せば、ある程度売れるという下心がありありといった、勝手な偏見があったからだ。
しかし或る日ネットで「私は障害者向けのデリヘル嬢」を目にしたとき、これは必ず読もうと決め購入することにした。
ただ本にしろ大学の研究テーマにしろ、健常者が障害者の性に付いてテーマを取り上げるケースと言うのは、第三者的考察が主であって自らが直接関わらないことが多いなか、この本のタイトルにもあるように著者自らが全裸で、まさしく文字通り裸で障害者と接したという点では大きく異なるし、また説得力もある。
本書では仕事を通じて知り合った客(障害者)とのことが幾つが紹介されている。
なかには遠方からの依頼で交通費を含めると、かなりの高額になってしまうにも関わらずデリヘルを頼む客がいたのは、さすがのボクも驚いた。
また障害者施設に入所している客などの話を読んでいると、ずいぶんと施設も様変わりしたものだなとつくづく思った次第だ。
でも施設は施設に変わりないことは確かである。在宅で暮らすのが良いのか、それとも施設で暮らすのが良いのかは個々の問題であって一概に、どうのこうのと判断することは出来ない。
日常生活で障害者と関わることの無い人がこの本を読む場合、何を期待して本書を読むのだろう。
やはり障害者はどのような方法で性の欲求を満たすのだろうか、という点に付いてだろうか。
そういったことを期待して読むのもいいだろう。しかし本書を最後まで読むと単に障害者の性のみに付いて、興味本位で書かれたものでないことを知るだろう。
また著者が本書で指摘している「差別をなくすことの鍵」では、福祉従事者や福祉を専門に勉強している人たちよりも、遥かに大事なことに気がついていることは嬉しく思う。
改めてボク個人的に昔から疑問を抱いてきた「福祉のエキスパート」「福祉専門職」とは、いったい何なんだろうと思ってしまうのだ。
それは優秀な経済学者が沢山いても、たいして経済が良くならないのと同じような感覚だ。
本書を読む限り著者は真面目で優しい女性なんだと勝手に思っている。そのことは随所で感じることを出来たが、なかでも店が介護の基礎知識を教えてくれなかったことに付いて強く感じた。
客と接しその奮闘振りは本を読めば判るが、たいぶ苦労されたことを窺い知る事が出来る。でも基本はハートだと思う。
さてボクも今回この本を読んでデリヘルを頼みたいかと問われれば、今のところは「ノー」と答えておこう。
もちろん将来的なことはボクにも判らない。もし仮に利用するとしら、ぜひ著者を指名したいところだが、残念ながら「みゆき」と称する著者はデリヘルを辞めている。
ボクが著者に言いたいことは仕事上とは言え、障害者と裸で接してくれたことに感謝したいのと、元気で幸せに暮らして欲しい。
この二つのみ。
何年か前にこの本の存在を何かで目にした記憶はあるが、何時頃だったのかは忘れた。でも確実に言える事は買わなかったと言うことだ。
何故手にしなかったといえば、障害者の性を取り上げて本を出せば、ある程度売れるという下心がありありといった、勝手な偏見があったからだ。
しかし或る日ネットで「私は障害者向けのデリヘル嬢」を目にしたとき、これは必ず読もうと決め購入することにした。
ただ本にしろ大学の研究テーマにしろ、健常者が障害者の性に付いてテーマを取り上げるケースと言うのは、第三者的考察が主であって自らが直接関わらないことが多いなか、この本のタイトルにもあるように著者自らが全裸で、まさしく文字通り裸で障害者と接したという点では大きく異なるし、また説得力もある。
本書では仕事を通じて知り合った客(障害者)とのことが幾つが紹介されている。
なかには遠方からの依頼で交通費を含めると、かなりの高額になってしまうにも関わらずデリヘルを頼む客がいたのは、さすがのボクも驚いた。
また障害者施設に入所している客などの話を読んでいると、ずいぶんと施設も様変わりしたものだなとつくづく思った次第だ。
でも施設は施設に変わりないことは確かである。在宅で暮らすのが良いのか、それとも施設で暮らすのが良いのかは個々の問題であって一概に、どうのこうのと判断することは出来ない。
日常生活で障害者と関わることの無い人がこの本を読む場合、何を期待して本書を読むのだろう。
やはり障害者はどのような方法で性の欲求を満たすのだろうか、という点に付いてだろうか。
そういったことを期待して読むのもいいだろう。しかし本書を最後まで読むと単に障害者の性のみに付いて、興味本位で書かれたものでないことを知るだろう。
また著者が本書で指摘している「差別をなくすことの鍵」では、福祉従事者や福祉を専門に勉強している人たちよりも、遥かに大事なことに気がついていることは嬉しく思う。
改めてボク個人的に昔から疑問を抱いてきた「福祉のエキスパート」「福祉専門職」とは、いったい何なんだろうと思ってしまうのだ。
それは優秀な経済学者が沢山いても、たいして経済が良くならないのと同じような感覚だ。
本書を読む限り著者は真面目で優しい女性なんだと勝手に思っている。そのことは随所で感じることを出来たが、なかでも店が介護の基礎知識を教えてくれなかったことに付いて強く感じた。
客と接しその奮闘振りは本を読めば判るが、たいぶ苦労されたことを窺い知る事が出来る。でも基本はハートだと思う。
さてボクも今回この本を読んでデリヘルを頼みたいかと問われれば、今のところは「ノー」と答えておこう。
もちろん将来的なことはボクにも判らない。もし仮に利用するとしら、ぜひ著者を指名したいところだが、残念ながら「みゆき」と称する著者はデリヘルを辞めている。
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ボクが著者に言いたいことは仕事上とは言え、障害者と裸で接してくれたことに感謝したいのと、元気で幸せに暮らして欲しい。
この二つのみ。
おめでとうございます^^♪
本年もよろしくお願いします。
どうぞ今年一年、健康で、楽しく
お過ごしくださいね^^♪
こちらこそ宜しくお願いします。
今年一年のご多幸をお祈りしています。
読みたくもあり、なかなか手に取ることができずにいます。
体だけでなく、心も裸になって向き合ってくれる。
これが究極の相手を思いやるサービスです。
「性」に関して、ことさら「フタ」をするような世間に、一石を投じた著作ではないかと想像します。
あたしは、性に対してオープンに表現したいと思います。
公序良俗違反と誹られようが、人間は食べて、セックスして、寝て、起きる・・・それは否定しようがない。
みんなやっていることなのに、なぜ隠す?
それが文化だ、道徳だと思考停止してしまうことのほうが不健康だと思うのです。
いやはや、柄にもなく熱くなってしまいました。
おやすみなさい。
何故、片付けられてきたか、介助という側面から見れば、性処理は厄介なことなのでしょう。
例えば女性特有の生理もそのひとつ。施設にいればその生理もフォローしなければならない。
そして極限はレイプされたとき妊娠できないように子宮の摘出処置、さすがにこれを実施するところはいまは耳にしません。
いずれにせよ障害者に性欲はあるのか!?といった疑問を抱いてる人は今も少なくないでしょう。
アダルト関連サイトを見ても、障害者のSEXをアブノーマルなものと位置づけているところもまだまだあります。
今思い出しましたが、何年か前に脳性麻痺のAV男優が出演した作品がAV倫理に引っかかったという滑稽な話を耳にしたことがある。
生きている証、「性」の字にはそういう意味があると聞いたことがあります。
もっとも漢字の成り立ちには「セックス」の意味はなかったと思いますけど。
アブノーマル・・・と言われちゃ、立つ瀬がないわね。
あんまりだ。
まあ、性を売り物にしたり、よく法律家がいう「いたずらに性欲をかきたてる」ような表現をアブノーマルというのなら、健常人のそれも同じでしょう。
いいじゃないの。
気持ち良ければ。
あたしはそう思う。