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中国企業によるボルボ買収(2)

2010-04-02 | ラジオ
経済学者らは近い未来、中国は自動車産業の世界最大の中心地になるだろうと予測している。
この背景にはこれまで伝統的な担い手だったヨーロッパ、アメリカ、日本の自動車産業の急激な弱体化がある。
例えば最近ではフランスとイギリスで、日本車トヨタの生産ラインが一時中止(アクセント勉強したほうがいい。これでは「注視」だ)された。

自動車産業 危機と再生の構造

下川 浩一
中央公論新社


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アメリカも同様の厳しい状態に置かれており、自動車の生産数と販売台数はここ1年半から2年の間、何十パーセントも低下しているる。
アメリカは以前は大きな展望の開けていた市場から脱落し、勝者の冠を中国に譲り渡そうとしている。
アメリカのゼネラルモーターズ社が原因で行われた、ロシアの国営銀行スベルバンクと、カナダの自動車部品大手マグナ社によるドイツ車オペルの共同買収がその好例だろう。

ゼネラルモーターズ社はロシアのビジネスと、オペルを生産しているドイツの工場の間を拗らせた。
ここからアメリカは、ロシアに自国の技術を渡すのは不本意だったということが伺え知れる。
また誰よりもアメリカ自身に対し、家では誰が主人かを見せ付けるために、アメリカにはこの勝利が必要だったと言える。
ですがボルボの買収を巡る今回の出来事は、自動車産業という戦略的分野で、世界的リーダーと認められる資格を巡る競合激化に警告を発しているようだ。

調整期突入!巨大化する中国自動車産業

上山 邦雄
日刊自動車新聞社


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(???)は女性アナウンサーの不明瞭な発音で聴き取れない。

3月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル