1010 Radio

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国家の重要事件と位置付けられたネフスキー・エクスプレスの脱線事故

2009-12-06 | Weblog
11月27日に発生した特急列車ネフスキー・エクスプレスの脱線事故
に関して、検察庁調査委員会委員長はメドヴェージェフ大統領に対
し、事故調査の結果は10~12日後に明らかになる予定だと報告した。
これに関してロシアの声記者は、次の様にまとめている。

委員長はメドヴェージェフ大統領が、鉄道テロ防止に関する特別要請
に署名した後、この報告を行った。
大統領はネフスキー・エクスプレス脱線事故を、国家の重要事件とし
て位置付け必ず解明されなければならないと強調し、次の様に話して
いる。
「私は鉄道で発生したテロに関する特別要請に署名した。
この特別要請は社会、経済問題に限らず鉄道における安全保障に関
する問題も含まれる全体的なものだ。
要請には厳しい(???)も定められている」
メドヴェージェフ大統領は、このように発言している。

全てに基づいて判断すると、この要請には調査基準が定められている
だけでなく、特別任務の指導者の(???)に対する個人的責任も指摘さ
れている。
大統領がこのような要請を行ったのは、テロ調査の進み具合への不満
が理由となっていることは明らかだ。
何故ならテロの悲劇が発生してから、すでに1週間が過ぎたからだ。

一方事件に関しては、多くの噂が広まっている。
警察当局はこれに関連して調査を妨げないためにも、噂は信憑性の無
い、ただの目測として受け取るよう訴えている。
事故現場の近隣に暮らす住民たちは、地元では事故が起こる1週間前
に数人のカフカス系の人々がやってきたと語っている。
このカフカス系の人々は、この近くの強制収容所に送られた親類を尋ね
るために同地を訪れ、住居を借りたそうだ。
この状況には何ら(???)でも無い。
何故なら強制収容所を訪問するために、人々が訪れるということはよく
あることであり、この様な人々はそのとき一定期間、住居を借りる必要
があるからだ。
この出来事はもしテロが発生しなければ、誰も思い出すことは無かった
だろう。

この他、国際指名手配されているチェチェン分離派組織を率いるウマロ
フ容疑者は、このテロに関してインターネットを通じて犯行声明を出した。
チェチェンの政府機関はこの情報に異を唱えている。
チェチェンのカディロフ大統領は、ウマロフの組織は今、勢力を弱めてお
り、彼はこのような事件を組織する力は無いとの声明を表した。
ウマロフ容疑者は自分に影響力を持たせようとして、大きな事件全てに、
自分の名を関連付けようとしている。

ウマロフ容疑者は今年夏に発生した、水力発電所の事故も自分の犯行だ
と述べたが、調査の結果(聴き取れない)テロではないことが明らかになっ
ている。

その他には男性一人と女性一人の(←電波が弱く聴き取れない→)による
ものだとする説もある。
犯人のモンタージュ写真は((?)に公開されている。

委員長は近いうちに、より確かな情報を伝えることが出来ると(?)いる。
また現在の段階では公に出来ない、重要な情報を持っていることを指摘
しており、もしかしたら犯人が明らかにされる可能性があると
見られている。

は(?)は電波が弱く聴き取れず
(???)は不明瞭な発音で聴き取れない

12月3日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル