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メドヴェージェフ大統領のナイジェリア訪問

2009-06-26 | ラジオ
24日、メドヴェージェフ大統領はナイジェリアに向けて出発
する。
今回のロシア大統領によるナイジェリア訪問は、両国の歴
史のなかでは初めて行われることで、首脳会談では貿易、
経済、エネルギー分野での協力を活性化することが主な目
的となっている。

今日ナイジェリアは、ロシアにとってサハラ砂漠以南のアフ
リカ諸国のなかでは、南アフリカに次いで第二位の貿易取
引高を誇る。
一方ナイジェリアにとってロシアとの貿易取引高は、10番目
に大きいものとなっている。
ナイジェリアはロシアとほぼ同じだけの人口を抱える、大き
な国であることから、ロシア実業界はナイジェリアの市場進
出をさらに広げる意気込みだ。

この話題に付いてロシアの声の特派員は、次の様に報告し
ている。
ロシアとナイジェリアはソ連時代からも割合に強固な経済関
係を築いてきた。
1970年時代ソ連の企業(?)外国石油ガス建設は、ナイジェリ
アの西側におよそ900kmのパイプラインを建設しており、現在
その設備の近代化や新たなパイプラインの敷設を巡って、ロ
シアの国営企業ガスプロム社が活発な交渉を行っている。

ロシア科学アカデミーアフリカ諸国研究所所長は、こうした動
きに付いてロシアはタイミングよく、ナイジェリア進出を図って
いると称する
所長は2.3年前はまだ時期尚早であったものの、今を逃して
3年後に進出するとなれば、すでに時を逸してまうと述べ、そ
の理由として欧米の企業もナイジェリアを含め、アフリカ市場
全体に積極的に働きかけようとしており、半ば植民地的な接
近を図っていると考察している。

中国の企業は環境など現地の基準を無視して、非常に強硬
な態度で利益の追求を行っている。
こうした状況下でロシアは、同等な立場に立つパートナーとし
てナイジェリアのプロジェクトに参加する、非常に良い機会を
得ている訳だ。

特に反(半?)アフリカ・ガスパイプラインを建設し最終的に、欧
州へガスを供給する手段として、今後それを使用するプロジェ
クトが挙がっている。
ナイジェリアはこのほかにもすでに多く保有する、ソ連製の兵
器の近代化を図ることに関心がある。
共同プロジェクトの例は他にも多数在り、例えばロシアアルミ
企業は数年前、ナイジェリアのデルタ地帯にアルミ製造工場を
購入しているが、計画では年間20万トンのアルミを生産出来る
?)となる。

この様にロシアとナイジェリアは、今後も発注を受け協力を深
めていく関係で在り続けていくことだろう。
今回のメドヴェージェフ大統領の訪問では、アフリカ大陸の平
和維持の問題が取り上げられ、紛争解決の方法が探られる。
またナイジェリアの国連安保理加盟に際して、ロシアの支持を
取り付けることに付いても話し合われる予定だ。

(?)は聴き取れず

アフリカ 動きだす9億人市場

ヴィジャイ マハジャン
英治出版


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6月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル