人々からあまり良いイメージで見られていないコウモリを一心に追いかける中島宏章さんの話はとても興味深かった。話を引き出す林心平さんとのやりとりも楽しく聞けた。
札幌在住の作家林心平氏が道内に住み特定の動物を一心に追いかける人たちをゲストに招いて、インタビュー形式で進行する札幌市環境プラザのシリーズ企画「林心平 × 動物の人」が始まった。
※ 「林心平 × 動物の人」シリーズのパンフレットです。
林氏は北海道新聞の企画で道内に住みながら特定の動物を追いかけている人たちを追った「北海道 動物の人」という連載を25回続けてきた。
その連載に対する林氏の思いは、北海道の動物の置かれた状況を「動物の人」の言葉を通して浮かび上がらせたかったそうです。そしてまた、好きなことを見つけたら一生かけて取り組んでいいのですよ、ということを子どもたちにメッセージとして伝えたかったと言います。
※ ゲストにインタビューし話を引き出す林氏です。
そんな思いから開催されたシリーズの第1回目(10月30日)のゲストは写真家の中島宏章氏だった。
中島氏はコウモリを追いかける人としてその世界ではかなりの有名な人らしい。
そんな中島氏だが、コウモリと関わるようになったのはかなり偶然らしい。
というのも、中島氏は幼少のころから動物が好きで、一つのことに徹底して追求するタイプだったらしい。その彼がコウモリに取りつかれたのは、コウモリと出合ったとき「コウモリの観察を誰もやっていなかった」「誰もやっていないから自分がコウモリの世界を紹介したい」という思いからだったそうだ。
そうして彼はコウモリを追い続け、今年動物写真界の芥川賞とも称されている「第三回田淵行男賞」を受賞したそうだ。林氏も強調していたが田淵賞は5年に一度の表彰ということで、大変に価値ある受賞のようである。その受賞作品も見せていただいたが、粘り強い観察の末に撮られたコウモリの姿を印象深く組写真に構成されている作品だった。
※ コウモリを追いかける日々を楽しく語る中島氏です。
中島氏は言う。
国内には35種、道内には19種ものコウモリが生存している。
このコウモリの生態を紹介したい。けっして被写体を商売の道具とは考えたくない。
動物(コウモリ)の写真を紹介するとき安易に紹介したくはない。バックボーンとしてその動物(コウモリ)のことを詳しく知って(観察して)から紹介したい。
そして彼の夢は「動物写真界を活性化したい」とのことだった。
動物写真家として独立してからまだそれほど年数の経っていない中島氏である。
きっと不安や揺れ動く日々もあるのではと想像されるのだが、明るくコウモリのことを語る中島氏は幸せそうであり、とても魅力的に見えた。
シリーズは6回に渡って月1回のペースで開催される。
その他の動物の人にも興味がある。都合のつくかぎり参加してみたい。
札幌在住の作家林心平氏が道内に住み特定の動物を一心に追いかける人たちをゲストに招いて、インタビュー形式で進行する札幌市環境プラザのシリーズ企画「林心平 × 動物の人」が始まった。
※ 「林心平 × 動物の人」シリーズのパンフレットです。
林氏は北海道新聞の企画で道内に住みながら特定の動物を追いかけている人たちを追った「北海道 動物の人」という連載を25回続けてきた。
その連載に対する林氏の思いは、北海道の動物の置かれた状況を「動物の人」の言葉を通して浮かび上がらせたかったそうです。そしてまた、好きなことを見つけたら一生かけて取り組んでいいのですよ、ということを子どもたちにメッセージとして伝えたかったと言います。
※ ゲストにインタビューし話を引き出す林氏です。
そんな思いから開催されたシリーズの第1回目(10月30日)のゲストは写真家の中島宏章氏だった。
中島氏はコウモリを追いかける人としてその世界ではかなりの有名な人らしい。
そんな中島氏だが、コウモリと関わるようになったのはかなり偶然らしい。
というのも、中島氏は幼少のころから動物が好きで、一つのことに徹底して追求するタイプだったらしい。その彼がコウモリに取りつかれたのは、コウモリと出合ったとき「コウモリの観察を誰もやっていなかった」「誰もやっていないから自分がコウモリの世界を紹介したい」という思いからだったそうだ。
そうして彼はコウモリを追い続け、今年動物写真界の芥川賞とも称されている「第三回田淵行男賞」を受賞したそうだ。林氏も強調していたが田淵賞は5年に一度の表彰ということで、大変に価値ある受賞のようである。その受賞作品も見せていただいたが、粘り強い観察の末に撮られたコウモリの姿を印象深く組写真に構成されている作品だった。
※ コウモリを追いかける日々を楽しく語る中島氏です。
中島氏は言う。
国内には35種、道内には19種ものコウモリが生存している。
このコウモリの生態を紹介したい。けっして被写体を商売の道具とは考えたくない。
動物(コウモリ)の写真を紹介するとき安易に紹介したくはない。バックボーンとしてその動物(コウモリ)のことを詳しく知って(観察して)から紹介したい。
そして彼の夢は「動物写真界を活性化したい」とのことだった。
動物写真家として独立してからまだそれほど年数の経っていない中島氏である。
きっと不安や揺れ動く日々もあるのではと想像されるのだが、明るくコウモリのことを語る中島氏は幸せそうであり、とても魅力的に見えた。
シリーズは6回に渡って月1回のペースで開催される。
その他の動物の人にも興味がある。都合のつくかぎり参加してみたい。