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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌Cafe紀行 44 コミュニティスペース「休憩所」

2010-11-14 18:42:31 | 札幌Cafe紀行
 その名が「休憩所」とはまた味もそっけもない名前ですが、その名の通りカフェなどというよりは地域の人たちが商店街に出かけたときに「ちょっと一休みしようか」というコンセプトで始めた店のようです。

 先にレポートしたウォーキングの「西区・発寒神社と宮丘公園コース」で発寒商店街を歩いていたときに見かけたコミュニティスペース「休憩所」です。
 初めに外から見たときは、周りの商店と比べて「何かはっきりしないところだなぁ」という印象でした。建物の近くに立っている幟には「休憩所」と書かれてあります。「いったい何なんだろう?」と思い、ガラスの中を覗き込むようにしたところ中からオーナーの女性が見えたので、成り行きで店の中に入ることにしました。

        
        ※ 店は明らかに空き店舗を利用したという感じです。

 入ってみて、そこがコーヒーなどの飲み物を提供するところで、地域のみなさんがそこで談笑したり、情報を交歓したりするところだと分かりました。
 朝まだ早かったとみえて(と言っても10時過ぎでしたが)、客は私一人でした。

 店内はどこかから不要になった(?)椅子やテーブルを集めてきたような感じで、店内の装飾などもあまり気張らずに地域のみなさんが気楽に集える空間づくりをしているように見えました。店内を眺め回してもおしゃれっ気はまったく感じられません。

        
     ※ ご覧のようにあまりおしゃれとはいえない椅子やテーブルが並んでいます。

 私は行きがかりから店内に入ってしまったので、コーヒーをいただいて失礼しようと思っていたのですが、壁を見ると「きび砂糖のカントリーケーキ + コーヒー」が350円と出ていたので、それをオーダーしました。市内の普通のカフェと比べると断然安い価格設定です。(コーヒー単品では250円)

 出てきたケーキとコーヒーは「う~ん。やはり価格に似合ったものかな~」という感じでしたが、オーナーママの話では9月に開店したばかりということで、これから地域に浸透し、出されるドリンクやスィーツの味も磨かれていくのではと思われます。

        
        ※ 私がオーダーしたカントリーケーキとコーヒーです。

 店の壁など書かれてあったのは、この「休憩所」を会場に開催する寄席の案内だそうです。
 おしゃれなカフェもいいですが、こうしたリーズナブルな価格設定で地域の人たちが集まりやすいスペースを創り出すことも必要ですね。こうした空間から新しい動きが期待できるかもしれませんしね…。

        
 ※ 壁に書き出されているのは寄席を開いた際に協力してくれた企業やお店の名前だそうです。

【コミュニティスペース「休憩所」 データ】
札幌市西区発寒12条3丁目
電  話 ※オーナーの携帯とのことで敢えて聞かず
営業時間 9:30~17:00
定休日  日・月・祝
座  席 約40席
駐車場  無
入店日  ‘10/11/06