goo blog サービス終了のお知らせ 

田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ストックホルム ノスタルジックジャーニー 1

2025-05-31 22:53:00 | 海外の旅
 いよいよストックホルムに向けて出発です。
 久しぶりの海外旅行は緊張の連鎖です。
 いわゆるツアーではないので、全てを自分で処理しながら前へ進まねばなりません。 
 12年前のニュージーランドの旅では、何とか一人で処理できたことが、今ではすっかり錆びついてしまいました。
 今回は息子の助けも借りながら、何とか出国手続きを済ませることができました。
 さあ、この後はどんな旅になるのでしょうか?

 写真は羽田空港第2国際線ターミナルです。
搭乗手続きは全てが自動化されていました。


テスト投稿 スマホから

2025-05-30 15:45:00 | 海外の旅
 いよいよスウェーデン・ストックホルムへの旅が近づいてきました。
 旅しながら現地からもスマホで発信しようと思っています。
 そこでスマホから発信するのが久しぶりなので、出発する前にテスト的に発信してみることにしました。

 昨日、一昨日に続いて、本日も特に外出の予定がなく、特に話題がありません。
 そこで二番煎じですが、昨日に続いて「アマ」についてレポします。
 私が育てているのは、正式には「宿根アマ」という種類です。ということは多年草ということかもしれません。
 昨年、講習会で播種し、花が咲いてくれるものと思っていたのですが、茎は伸びたものの花を付けてはくれずガッカリしました。




 そして今年、春になって昨年のように茎がぐんぐん育ち、密かに期待していました。
 すると、5月20日だったと記憶しているのですが、一輪のアマの花が咲いているのを確認しました。
 薄紫の涼しげな色合いがとても魅力的です。花はその後次々と開花し、今が盛りと花壇を彩っています。
 播種を指導していただいた「さっぽろ花と緑のネットワーク」にお聞きしたところ、来年以降も花を楽しめるとのことです。
 しっかり手入れをして、来年以降も楽しみたいと思っています。

 さて、テスト送信の方ですが、最初の写真はかなり大きな写真になったかと思います。一方、文中に挿入した写真はどうも大きくなりません。写真のサイズを操作する技を残念ながら私は持ち合わせておりません。
 見苦しいと思いますが、ご容赦いただきたいと思います。



夏花壇への衣替え 

2025-05-29 20:33:39 | ボランティア
 昨日、そして本日と春花壇を整理し、夏花壇への衣替えに没頭した二日間だった。人生のほとんどを田舎で過ごした私にとって園芸そのものは楽しい作業である。しかし、寄る年波は否応なく私の体を虐めてくれる。二日間の作業で今の私はグッタリである。

 マンション族の私にとって庭仕事(園芸)は無縁のはずです。ところが拙ブログでも何度かレポしているとおり、私や同じ思いを抱いた方々と10数年に渡り近代美術館前の歩道の清掃や花壇の整備を自ら手を挙げて取り組んできました。
 しかし、寄る年波には勝てず、仲間の高齢化から昨年限りで終止符を打ったことも拙ブログでレポしました。

     
     ※ 昨年夏、マンション前の花壇を彩ったインパチェンすの花壇です。

 上記の活動の延長で、私たちは自らが住むマンション周囲の街路樹枡花壇の整備も、手を挙げて毎年整備してきました。
 その整備の方を放っておくわけにはいくまいと思い、「体が動くうちは私が個人的にお世話してもいいですよ」と申し入れ、花の苗の購入費はマンション管理組合にお願いする形で今年も整備を担当することになりました。

 そうして具体的に動いたのが、昨日であり、本日でした。

 昨日は春花壇の整理でした。まず春花壇を彩ったスノードロップ、クロッカス、チューリップなどの球根を掘り起こし、保存する作業です。球根はもう少し寝かせて球根を大きくしたいのですが、夏花壇への切り替えのためには仕方がありません。
 球根を掘り起こした後、夏花壇用に肥料を散布して、土を掘り起こし、それを均して整理は一件落着です。
 これが今の私にはけっこう大変な作業でした。花壇は計4か所あるのですが、2ヵ所を終えただけで私は根を上げてしまいました。
 結局、一度家に帰って一休みしてから再び同じ作業を繰り返し、本日の作業に備えたというわけです。

 本日の夏花壇への衣替えは、 これまでの仲間にも声をかけて「時間があったならお手伝いください」と呼びかけていたので、4人の方が集まって、手伝っていただきました。
 今年の花壇はこれまでと違い、彩り鮮やかというよりは、ちょっとシックな花壇にしようと計画しました。
 昨年までは、ベゴニアとか、ペチュニア、インパチェンスなどという花を栽培していましたが、今年は周りに灰白色のアサギリソウを配し、中央に紫色の花を付けるブルーサルビアを植えこみました。
  これまでの華やかな花壇とは違い、落ち着いた色合いの花壇は、それを見ていただく方たちにどのような印象をもたれるのか興味津々です。
 なお、方角の違う一つの花壇だけは、昨年と同じインパチェンスを植えて対照的に彩り鮮やかな花壇にしようと思っています。   

     
   ※ 花の定植作業をする仲間の方々です。写真はインパチェンスの植え込みです。 

 そして今年は念願だった花壇フェンスも取り付けることにしました。この取り付け作業もお手伝いいただいた方々と一緒に取りつけました。そして、たっぷりと水遣りをして約2時間に及んだ苗の植え付け作業、花壇フェンスの取り付け作業を終えました。
 作業を終えた私は疲れ果ててグッタリでした。否応なく自分の体力の衰えを自覚させられました。
 「体が動くうちは…」などと宣言しましたが、あるいは早々に花壇整備の返上を申し入れねばならない時が来るのでは?との思いを強くしました。

    
  ※ アサギリソウを周囲に、ブルーサルビアを中心に植えた花壇と、花壇フェンスです。

 北海道の片田舎で人生の大半を過ごした私にとって、家の周りや職場(学校)の花壇を整備することは大きな喜びでした。それがマンション住まいとなることで、その喜びから遠ざからねばならないと考えたときは憂鬱でしたが、そうなることもなくこの十数年を過ごすことが出来ました。この喜びを少しでも長らえたい、というのが私の今の思いなのですが……。どうなることやら…。      
   
  ※ おまけです。昨年種から育てて、今年になって花を付けてくれたアマの花です。今が見ごろです。


冴えわたる和田哲節

2025-05-28 19:37:27 | 講演・講義・フォーラム等
 この日もまた満員の聴衆を前に「街歩き研究家」の和田哲氏のお話は冴えわたった。パワーポイントを駆使して、北海道の、そして札幌の歴史の一コマを実に興味深く紹介してくれる技にはいつも感心して聞き惚れる和田節である。


 昨日(5月27日)午後、道民活動センター(かでる2・7)において、今年度第1回目の「ほっかいどう学かでる講座」が開催されました。 この日は「北海道・札幌おもしろ歴史散歩」と題して街歩き研究家として活躍されている和田哲(さとし)が講師を務めました。
 私が和田氏のお話を聴いたのは、これまで10回を下らないと思われますが、和田氏のお話はいつも豊富な資料を用意してパワーポイントで提示してくれるだけでなく、和田氏の巧みな話術にも感心しているのです。

    

 この日は、北海道、あるいは札幌の歴史の一コマを12のエピソードにまとめてお話されました。
 その12のエピソードとは…
 ① テレビ塔の電光時計
 ② 珈琲発祥の地・宗谷
 ③ 冬のスポーツ黎明期
 ④ スピードスケート世界選手権
 ⑤ 動く国道
 ⑥ 滝川の不思議な碁盤の目
 ⑦ 旭川の巨大ロータリー
 ⑧ 石炭と鉄道
 ⑨ 岩見沢の謎
 ⑩ 餅の街小樽
 ⑪ 盆踊りの唄
 ⑫ 夕張北高最後の卒業式
 〈おまけ〉苫小牧の地名

 この題名を見るだけで、「どんな話なのだろう?」と興味を持たれるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
 何度も和田氏のお話を聴いている私には、以前に聴いた話を再び聴くこともありましたが、今回は12のエピソードのうち聞いたことのある話題は、①、③、④の三つだけで、残りは初耳の話題ばかりでとても新鮮でした。
 どのエピソードも興味あると思われますが、その中でも「動く国道」というエピソードは興味ありませんか?
 国道が動くとは、勝鬨橋のように橋が上がったり、あるいは回ることを言うのかな?と思いましたが、そうではありませんでした。

 道内にはたくさんの国道が走っていますが、札幌⇔留萌間を結ぶ国道231号線があります。 この区間には大河・石狩川が流れており、現在の石狩市付近の河口に近いところは川幅が1,500mもあり、橋を架けることが困難だったそうです。
 そこでこの区間は「渡船」によって結ばれていたということです。つまり「渡し船」が国道だったわけです。したがって人々は「動く国道」と呼んでいたということです。
 社会が車社会となり、交通量が増えた昭和40年代には、一日に渡船を利用する人が4,000人、車両が1,500台を数えたということです。
 昭和47年には「石狩河口橋」の一部が通行可能となり、昭和51年には全面開通となったということです。なお「渡し船」の方は、それ以降も運航を続けましたが、昭和53年になって全面廃止となったということです。

    
    ※  完成した「石狩河口橋」(全長1,412m)です。   

 和田氏はこうした歴史の中にうもれたような話題を掘り起こし、私たちに提供してくれます。しかも、当時の写真資料などを揃えて…。
 きっと和田氏は、常にアンテナを張り巡らせ、私たちが興味を抱く歴史的なエピソードはないものか?探し続けられているのではと思われます。
 これからも機会あるごとに和田氏のお話を追いかけたいと思っています。

「めだかの学校」道議会、道警本部見学

2025-05-27 20:01:43 | 「めだかの学校」関連
 日頃の私たちの生活を支え、守ってくれている二つの施設の見学をして、改めて二つの施設の重要性を認識させられさせられる思いでした。また、道議会食堂における昼食体験もふだんはなかなか足を踏み入れることのないところでの体験で興味深いものでした。

 昨日は、私が所属する「めだかの学校」の学習で「北海道議会」「北海道警察本部」を訪れ見学しました。

 私たちは現在、二つの学習を同時並行的に実施しています。
 その一つは、会員が主体となって進める学習として「‟さっぽろの古を訪ねて”~復習編~」という学習を第2月曜日に実施しています。
 そしてもう一つが座学から離れ、戸外での体験・見学学習として「発見!公的施設の今 & 職員食堂」というテーマで第4月曜日に実施しています。
 5月の第4月曜日だった昨日に、「発見!公的施設の今 & 職員食堂」の第2回目として「北海道議会」と「北海道警察本部」を見学し、「北海道議会食堂」において昼食を体験したということです。

 実は私はそのいずれもを以前に体験していたため、今回の見学や体験で特別に目新しいことはなかったのですが、改めて二つの施設の大切さを認識させられた思いでした。

    
   ※ 北海道議会議事堂の全景です。4階窓ガラスのところがスカイギャラリーです。
 
 まず 午前中に訪れたのが北海道議会でした。北海道議会は議事堂の老朽化に伴い令和2年に新しい議事堂に建て替えられ、道産木材をふんだんに使用した真新しい議事堂に建て替えられました。
 議事堂は6階の議事堂庁舎最上階にありましたが、議員さんや理事者の方々の机や椅子の配置が馬蹄型となっており、案内者の説明では全国でも唯一の形態の議事堂であるとのことでした。

    
    ※ 馬蹄形が特徴の議事堂です。

 今回訪れて初めて知ったことは、1階の道民ホール、食堂、そして6階の傍聴ロビーは、手続きせずに自由に出入りできるということを知りました。
 スカイギャラリーとも称される6階傍聴ロビーからは、赤れんが庁舎が眼下に見下ろせる眺望が目新しく感じました。

    
    ※ 傍聴席で説明を受ける私たちです。
 
 今回気付いたことですが、現在道議会は休会中ですが、何人もの道議会議員の方が議事堂に出勤(?)されているのを動静ランプで確認することが出来ました。休会中でも、職務遂行のために励んでいる議員がいることを再認識させられました。

 議会見学を終え、お客さんが混まない前に「北海道議会食堂」で昼食を摂りました。

    
    ※ 道議会食堂で昼食を楽しむ会員の方々です。

 それぞれ好みのメニューを選択しましたが、私は議会食堂がそばに特色があると聞いていたので「特ざる」(650円)をオーダーしました。ここの食堂の名物は「大特ざる」(800円)という茹で上がると麺が1キロ以上になるというてんこ盛りの蕎麦です。しかし、ここは年齢を考えて普通盛りにしました。
 「特ざる」とは、いわゆる「ざるそば」とは違い、温かいつゆに冷たいそばを浸けて食するという珍しいタイプです。これはこれで美味しくいただきました。

    
    ※ 私が食した「特ざる」です。けっこうなボリュームです。

 食事後は、道議会議事堂と隣接するようにして建つ18階建ての高層ビルが印象的な「北海道警察本部」の見学です。こちらも私は10年くらい前に一度見学に訪れたことがあり、内容はその際と変わりありませんでした。
 見学する箇所は、1階の制服展示コーナーと、16階の見学者ホールから15階にある「通信指令室」、「交通管制センター」を見下ろすような形で見学しました。 
 制服コーナーでは、時代と共に警察官の制服や装備品にも変遷があることを実物で展示してありました。またそのコーナーでDVDを用いて北海道警察の働きについても学ぶことが出来ました。

 続いて16階までエレベーターで上がり、「通信指令室」の様子を窓越しに見学しました。通信指令室とはねいわゆる「110番」通報を受信し、その内容に応じて管轄する警察署や付近を巡回しているパトカーに指令を出す部署です。平日の昼間とあって、110番通報そのものはあまり多くはないように見えましたが、それでも私たちが 見ている間にも何件か通報があり、指令室の勤務者が応対しているところを見ることが出来ました。

 そして、もう一つ同じ階から「交通管制センター」を見学しました。こちらは札幌市内、全道内の道路状況が一目で把握できるモニターが広い壁面いっぱいに映っていました。センターでは、交通事故の発生や路面状況を把握し、その情報を発信したり、交通の混雑状況を把握し、交通がスムーズに流れるように信号機の管理や制御を行っているとのことでした。

    
   ※ 道警本部見学の最後に道警のマスコット「ほくとくん」と一緒に記念撮影です。

 以上が道警本部の見学でしたが、私のような小市民にとって警察はやはり特別な存在で、庁舎に入るだけで緊張します。何せ、庁舎に入る時にも、退庁するときにも警備の警察官が立って目を光らせているのですから…。

 今回見学した二つの施設は、私たち市民が普通に生活している時にはあまり身近に感じられないところかもしれません。しかし、目に見えないところで私たちを支えてくれているのが北海道議会であり、北海道警察であるとも言えると思います。
 二つの施設の機能がこれからも正常に働いてくれることを願いたいものです。



札幌市民芸術祭「マンドリン音楽祭」

2025-05-26 16:47:57 | ステージ & エンターテイメント
 私は思い違いをしていたようだ。「マンドリン音楽祭」はあくまでマンドリン愛好者にとってのフェスティバル(お祭り)なのだということに今回ようやく気がついた。つまり多くの愛好者が集い、大合奏をすることが「マンドリン音楽祭」の本来の目的らしいことにようやく気がついただった…。

     

 昨日午後、札幌市教育文化会館において、本年度の札幌市民芸術祭「マンドリン音楽祭」が行われたので参加し、マンドリンの調べを楽しませてもらいました。
 記録を見ると、私は昨年も、一昨年も同じ「マンドリン音楽祭」に参加していました。その際の感想が昨年も、一昨年も、「マンドリンの大合奏っていうのはどうなのだろう?」と疑問を呈しているのです。
 私はマンドリンの演奏は、繊細なマンドリンだからこそ少人数編成の方がその良さを感得できると思っています。ですから、今回も大編成の合奏を聴きながら同様の思いを持ちながら聴いていました。

 しかし、今回は演奏を聴きながら「何故、関係者は大編成の合奏にこだわるのだろう?」との思いが沸き上がりました。そして私はあることに気がついたのです。それは「この演奏会はフェスティバル(祭り)なのだ!」と…。「フェスティバルだから、マンドリン愛好者たちはふだんできないような大編成の演奏を実現し、楽しんでいるのだ!」との思いに至ったのです。
 ふだんは、それぞれのサークルやグループで演奏していますが、年に一度くらいはふだんとは違う形での演奏を楽しみたいという願いをかなえるためのフェスティバルなのだと気がついたのです。

   
※ 演奏会は写真撮影はNGでした。そこでウェブページから昨年キタラで開催された様子を映した写真が見つかりましたので拝借しました。

 ただ「マンドリン音楽祭」は、大編成の演奏だけを披露したわけではありません。第1部では〈独奏・重奏の部〉として二重奏や六重奏の演奏も織り込まれていました。
 そして第2部は〈学生団体合同演奏の部〉、第3部は〈学生団体・社会人団体合同演奏の部〉という構成になっていました。

 例によって、演奏された曲名を記すと、
〈第1部 独奏・重奏の部〉
  ◇丸本大吾/茜
  ◇C.マンドニコ/2声のインヴェンション  以上2曲の演奏 DUO887(マンドリン・マンドラ二重奏)
  ◇二橋潤一/2つのマンドリンのためのソナタ     演奏 Duo Mercredi(マンドリン二重奏)
  ◇サカナクション/怪獣  演奏 プレツトロ・ノルディコ・アンサンブル(六重奏)
〈第2部 学生団体合同合奏の部〉 
  ◇鈴木静一/日月潭の歌
  ◇U.ボッタキアリ/彷徨える霊
  ◇武藤理恵/Masquerade
  ◇坂野喜彦/トッカータ~古代舞曲
    以上4曲の演奏 ・小樽商大プレクトラム・アンサンブル・北大チルコロ・マンドリニィスティコ「アウロラ」
               ・月寒高校マンドリン部  総数65名の合同演奏
〈第3部 学生団体・社会人団体合同合奏の部〉
  ◇W.A.モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」
  ◇篠原義彦/越冬つばめ
  ◇武満徹/小さな空
  ◇ディープ・パープル/スモーク・オン・ザ・ウォーター
  ◇加賀城浩光/ももいろペリカン
  ◇柴崎利文/雲の行方
〈アンコール〉◇中村八大/上を向いて歩こう
   以上7曲は、札幌マンドリン倶楽部など、11団体、総勢95名に上る大編成でした。

      

 私は前述したようにどちらかというと小編成のマンドリンの音色が好みですが、時にはこうした大編成のマンドリンの演奏もいいなぁ、と思い直すことができた今年の「マンドリン音楽祭」でした。



ヒグマの被害に遭わないために…

2025-05-25 19:18:57 | 講演・講義・フォーラム等
 「アーバンベア」とか称されて、街中にまでヒグマが出没するケースが増え、人的な被害も報道される昨今です。被害を未然に防ぐ対策について、様々や識者の話や報道機関から情報を得てきましたが、今回改めて専門家からお話を伺う機会を得ました。

      

 昨日午後、札幌市資料館において北海道自然保護協会が主催する講演会がありました。テーマは「ヒグマもいる自然環境の下で暮らす~今起きていることの正しい理解に向けて~」と題して、長ら道総研でヒグマ研究に携わり、現在「ヒグマの会」の副会長に就かれている間野勉氏が講師を務められました。
    

 間野氏のお話は、これまで私がさまざまなところで見聞したこととそう変わりのあるものではなく、ヒグマの年間の行動習性、食性などについて話されました。
 その上で近年になって、都市部においてヒグマの出没が相次いだ事例が紹介されました。
 そうした現象から、近年のヒグマの生息状況の変化を次のようにまとめました。
 生息状況の変化の原因は「春グマ駆除の廃止」と「ハンターの減少・高齢化」があるとし、その結果「個体数の増加・分布の拡大」傾向にあることと、「警戒心の低いヒグマが出てきた」ことがあるとしました。
 
 さて、そうした状況の中でヒトとクマの接触を避けるために、現在札幌市をはじめ各自治体で取り組み始めたのが「ゾーニング管理」という方法だそうです。
 「ゾーニング管理」とは、市町村の地域をいくつかの地域(ゾーン)に分けて、各ゾーンごとに適したヒグマ対策を進めていくという方法です。
 札幌市の場合でいえば、①市街地ゾーン、②市街地周辺ゾーン、③都市近郊林ゾーン、④森林ゾーン、と分けてそれぞれのゾーンごとに対策を施していくという考え方です。

 それぞれのソーンごとの対策については省略しますが、ゾーンごとに事情は違いますが、考え方としてヒトとヒグマのすみ分けを進めていくということです。
 問題は、皆さんもよくご存じのことと思いますが、クマ(ヒグマ)は非常に学習能力の高い動物だということです。前述しましたが、最近のクマはヒトに対する警戒心が薄れてきたということが言われています。それは、クマが人の住む地域へ近づいたとしても危害を加えられないと学習したことが、都市部におけるクマの出没が相次ぐことに繋がっているのではないかと考えられています。 

    
  
 ヒトとヒグマのすみ分けを進めていくためには、何よりまず自治体などの関係機関による対策が必要であることは間違いありません。
 と同時に、私たちにも取り組むべき対策があると間野氏は強調します。それは、クマを寄せ付けないためにゴミの管理、あるいは周辺の草刈りなど、日頃より気を付けるべきだと言います。

 以前(昔)のようにむやみやたらに野生を除去するという荒っぽい方法は通用する時代ではありません。ヒトと野生が共存できるように一人ひとりができる範囲で安全策を心がけていくということでしょうか?きれいごと、と言われるかもしれませんが…。

57年前にタイムスリップ! ストックホルムの旅 3

2025-05-24 19:40:31 | 海外の旅
 今回のノスタルジック・ジャニーでは懐かしの町・ニナサム(Nynäshamn)を訪れることで、その目的を十分に果たしたことになります。残り2日間はおまけみたいなもので、ストックホルム市内及び近郊を観光客になって楽しむ予定です。

 私は海外旅行をする際、できるだけ旅行情報誌「地球の歩き方」を携えながら旅することにしています。今回も当然「地球の歩き方~北欧編~」を片手に旅することにしています。
 以前にニュージーランドのオークランドに滞在した時でした。「地球の歩き方」の中に「オークランド1日満喫街歩き」という記事が載っていました。私はその記事のとおり、フェーリーに乗り、市電やバスを乗り継ぎ、オークランドの主な見どころを効率よく巡ることができたことを体験しています。

 今回も「ストックホルムいいとこどり1日観光」という記事が載っていたので、第3日目はその記事を参考にして「市庁舎「大広場「大聖堂」「王宮」「ヴァーサ号博物館」などを見て回ろうと思っています。これら見学先のほんどどは、中世ヨーロッパの面影を残す旧市街ガムラ・スタンに存在するということで街並みを見るのも楽しみです。
 57年前の私は、ガムラ・スタンの良さを知ることなく、記憶では確か夜間になってから古い建物の中の酒場に連れて行ってもらった記憶があるだけです。
 第3日目は、こうした古きストックホルムの街並みを見物しながら、どこかのレストランでスウェーデン料理を楽しめたら、と思っています。

   
   ※ 高い鐘楼が特徴的なストックホルム市庁舎です。

 最終日の第4日目は、ストックホルムの近郊には二つの世界遺産があるのですが、そのうちの一つ「ドロットニングホルム宮殿」を訪れようと思います。「ドロットニングホルム宮殿」は、「北欧のヴェルサイユ宮殿」とも称され、大変豪壮な建築物のようです。
 そこへ行くには、地下鉄、あるいはフェリーで行けるところということなので半日観光で十分かな?と思っています。
 午後は、それぞれ自由に買い物などをしながら最後のストックホルムを楽しみたいと思っています。

   
   ※ 世界遺産にも登録されているというドロットニングホルム宮殿です。

 というのが一応の今回の旅の計画です。もちろん現地へ行ってみて、新たな情報に接することで計画を変更することもあり得るとも思っています。そのあたりは柔軟に対応しながら旅を楽しみたいと思っています。

 人生最後の海外旅行となりそうな今回の旅を楽しんできます!

ソプラノの美しい調べに酔う

2025-05-23 18:33:08 | ステージ & エンターテイメント
 長崎を中心に音楽活動を展開されているソプラノの富永珠未さんが来札し、リサイタルを開催したのを聴く機会に恵まれた。言葉の選択が適切であるか自信はないが、リサイタルは脂の乗り切ったソプラノ歌手の素晴らしいステージでした。

       

 昨夜、札幌市時計台ホールで「富永珠未ソプラノリサイタル」があり、知人の誘いを受けて聴く機会に恵まれた。
 前述したように、富永さんは長崎を拠点に音楽活動を展開されている方だと紹介がありました。それが何故札幌でリサイタルを開いたかというと…。
 札幌を中心に音楽活動を展開しているピアニストの飯田佳代子さんと、富永さんは国立音楽大学で同学年で親しい間柄だったことから、飯田さんが札幌に招待した形で実現したようでした。

 富永さんは大変美しい方で、見た目では30代後半の方かな?と思わせられました。声楽家の方たちにとっては30代というのは、その声量、その経験などが最も最高潮に達する年代ではと私は思っているのですが、彼女のステージもそれに違わない素晴らしいステージだったと思いました。
 この日歌われた曲目は…、
 ◇ドビッシー/星の夜
 ◇メンデルスゾーン/歌の翼に
 ◇シューマン/献呈
 ◇シュトラウス/万霊節
 ◇シュトラウス/セレナーデ
 ◇五輪真弓/恋人よ
 ◇コンスエロ・ベラスケス/ベサメ・ムーチョ
 ◇ニーノ・ロータ/太陽がいっぱい
 ◇フランシス・レイ/ある愛の歌
 ◇アンドレ・ギャニオン/めぐりあい (ピアノ独奏 飯田佳代子)
 ◇プッチーニ/オペラ《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」

    

 以上11曲+アンコール曲(曲名を聞き逃しました)をおよそ1時間にわたって披露してくれました。
 披露された曲の中に5曲もがいわゆるクラシックではなく、現代曲を挿入してくれるサービスぶりでした。
 ただ、私にとってはやはり前半のクラシック曲の方が富永さんの素晴らしさをより引き立たせてくれたように思われました。特にシュトラウスの「セレナーデ」の高音部の発声は聴いていても驚きでした。できれば時計台ホールのような小さなホールではなく、大ホールで聴いてみたかったと思わせてくれるほどでした。

        
※ ちょっとボケてしまいましたが、リサイタル後に聴いた方たちと談笑する富永さんです。

 富永さんの歌声をそう多くは聴くことはできないと思いますが、私はアンケートに「ぜひ再び札幌を訪れてリサイタルを開いてください」と記しました。



ヘルシーウォーキング №52 原始のおもかげを今に残す、野幌森林公園とミュージアムウォーク

2025-05-22 13:30:17 | JRヘルシーウォーキング
 今回もまた「いつでもウォーク」で、森林公園駅をS & Gとした主として野幌森林公園内を往くコースを踏破しました。ヘルシーウォーキングの基本コースとしては異例に短いコース(約8.5km)でしたが、これには訳があったようです。

    


 昨日、「めだかの学校」の学習の際のアクセスの下調べも兼ねて、「いつでもウォーク」が設定されている森林公園駅S&Gのコースを踏破しました。
 「めだかの学校」の下調べとは、6月に「北海道開拓の村」の現地学習が予定されています。その際に、地下鉄「新札幌駅」からバスに乗り継ぎ、「北海道開拓の村」に向かうのですが、その際の「新札幌駅バスターミナル」が複雑のため、予めその出発箇所を確認する必要があったのです。(新札幌駅のビルはかなり複雑で地元以外の人たちにとっては迷うこと必至のビルなのです)

 森林公園駅は、その「開拓の村」行のバスの途中の乗降所になっているのです。
 無事に出発箇所を確認し、バスに乗車して森林公園駅前で下車しました。
 そして森林公園駅を10時15分スタートしました。
 コンディションは晴れ、スタート地点ではまだ気温はそれほどではありませんでしたが、昼に向かって気温が上昇しそうな気配でした。

    
    ※ スタート地点となった森林公園駅(東口)です。

 ところで、今回のコースは基本コースでも約8.5kmと、ヘルシーウォーキングの基本コースとしては異例の短さでした。ヘルシーウォーキングの基本コースというと、そのほとんどは12~13kmで、中には15kmというコースもあります。その中で8.5kmですから異例と言って良いと思います。
 ところがそれには訳があったようです。マップにそのことが記されていました。「北海道開拓の村の横から瑞穂の池に向かう遊歩道が土砂崩れによって通行止めによりコースを変更します」と表記されていました。つまり当初予定していたコースが急遽変更されたようでした。コース設定当初はやはり12~13kmあったコースのようです。

 というわけで、今回は主催者指定のとおり8.5kmコースを踏破することにしました。
 まずはスタートの森林公園駅(東口)から野幌森林公園内に建てられていた「北海道百年記念塔跡地」を目指しました。
 「北海道百年記念塔」は1968年北海道開道百年を記念して1970年に完成した高さ100mの塔で、遠方からも望めることができた塔でしたので道民から親しまれた記念塔でした。しかし、その維持費が膨大にかかることから2023年に解体されてしまいました。
 現地は土色の裸地が剥き出しとなった寂しい跡地となっていました。報道では将来跡地に北海道を象徴するモニュメントを建設するとされていますが、どのようなモニュメントが出現するのでしょうか?
         
     ※ 在りし日の「北海道百年記念塔」です。
            
    ※ その百年記念塔が解体され、更地となった記念塔跡地です。

 「北海道百年記念塔跡地」を後にして、本来であれば「北海道博物館」、「北海道開拓の村」を巡るルートだったと思われるのですが、上記のような事情から「瑞穂連絡線」に導かれました。
    
 コース名に「ミュージアムウォーク」とありますが、「北海道博物館」、「北海道開拓の村」、「道立文書館」、あるいは「北海道立図書館」などが含まれていることからそのような名称になったものと思われますが、二つの施設に近づけないのはアクシデントとはいえ残念なことでした。
 「野幌森林公園」内を往く「瑞穂連絡線」、「中央線」は緑濃いコースでしたが、春の花の季節は終わり、路傍に見えた山野草の花はニリンソウ、クルマバソウくらいでした。

    
    ※ 緑濃い「瑞穂連絡線」の散策路です。

 森林公園を抜け、江別市大麻地区の文教台の住宅街の直線を歩きました。
 住宅街を抜けると、沿線には「JAカレッジ(北海道農業組合学校)」、「北海道立教育研究所」、「北海道立文書館」、「北海道立図書館」などの施設が並んでいます。
 この中で私にとって思い出が多いのは「北海道立教育研究所」です。同所は研究機関であると共に、教職員の研修機関でもあります。私は現職時代に何度も同所で研修を受けたことがあり、懐かしく建物を見ながら通り過ぎました。

    
    ※ 私にとって思い出多い宿泊施設付きの「北海道立教育研究所」です。
        
※ 北海道立図書館の導入路のところにサイロが建っていました。その傍には「経済産業省」指定の「近代化産業遺産」というプレートが立てられていました。

 そこからコースは、国道12号線とJR函館本線を潜って、大麻地区に導かれます。

    
    ※ 国道12号線とJR函館本線を一気に潜って大麻地区に向かいます。

 大麻地区は今や札幌のベットタウンと化していることもあり、特に見るべきところはなく、住宅街が延々と続いていました。その様子はゴールの森林公園駅まで変わることなく続き、江別市と札幌市の境界も特に明示されたものはないまま、森林公園駅(西口)に着きました。野幌森林駅はこちら西口が表玄関のようで、ここで参加証明をいただきました。その時12時15分。ちょうど2時間を要したということになります。

     
     ※ ゴールの森林公園駅(西口)です。

 ウォーキング中はずっと晴れていて、気温も上昇しましたが、それほど汗をかくこともなく歩き終えました。しかし、歩くスピードは時間4キロ程度ということで年齢とと共に、歩くスビートもずいぶん遅くなってきたようです。それでもとりあえず今年は歩き続けたいと思っています。
◇ウォーク実施日  2025年5月21日(水)
 ◇歩いた距離    約8.5km