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最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

『お勝手のあん あんの信じるもの』柴田よしき(著)

2022-06-18 | 小説
楽しみにしている、柴田よしきさんの「お勝手のあん」シリーズ第6弾、『あんの信じるもの』(ハルキ文庫)を読了しました。


颱風(ぐふう)と高潮の被害から立ち直って、新しくなった「紅屋」にやってきた新米小僧のとめ吉。
「あん」ことおやすが、とめ吉の世話を任せられますが、そのあたたかなやりとりに胸が熱くなりました。
とめちゃん、なんてかわいいのでしょう。幼かったおやすが紅屋に来たときのことを思い出して、鼻の奥がツンとしました。

料理の場面は、出汁の香りがふわっと漂ってきます。
牛蒡をくりぬいて作る料理は、読んでいるだけで、その食感まで味わえた気分でした。
水まんじゅうも食べたい~。思わず冷蔵庫を開けて、甘い物を探してしまいました。
不安になる出来事もいろいろ起きて心配でしたが、嬉しいこともたくさんありました。
『お勝手のあん』を読むと、いつも優しい気持ちになれます。
このシリーズが、どうぞ長く続きますように。


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