まりっぺのお気楽読書

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スウェーデン王ステンキル妃 インガモー

2011-06-26 15:47:10 | スウェーデン王妃
                  北欧神話シリーズ
                      ラッカムのノルン(女神)


名前は仮称…伝説の王妃
ステンキル妃 インガモー・カーラ


1043~1090/在位 1061~1066

インガモーの父はスウェーデン王エームンド老王、母はアストリドです。
          
ヴェステルイェートランド地方では聖人ということになっておりますが
教会で正式に認められているわけではありません。

ところでインガモーというのは “ インゲ(1世)の母 ” という意味の仮称でして
本名はわかっていません。

母アストリドの前夫と、ステンキルの父の名が同名だったために誤解を受けて
教会の台帳から名前を消されてしまったらしいです。

それどころか一生についても何もわからず、伝説みたいになっちゃってるらしい…

王家が変わる時に、新王が箔をつけるために伝説の人物をこさえたり
うまいこと家系をいじっちゃう… というのは結構あります。
インガモーもそんな創作物のひとつかもしれないです。

果たしてインガモーひとりが生んだのか、別の女性の子かどうかは別として
ステンキル王の死後、王子たちの間で骨肉の争いがおこりますよ~。



相次いで二人の王に嫁いだ妃
エリク異教徒王妃 および ホーコン赤王妃 ギーラ


生没年不詳/在位 (エリク7世妃)1066~1067 (ホーコン妃)1075~1079

エリク異教徒王というのは降って湧いたような王でして、ステンキルの死後
エリク・ステンキルセンと共に王位につきましたが、1年ほどで戦死しました。
もうひとりのエリクもステンキルセンとなってますが、誰の子供だかわかりません。
ステンキルの隠し子なのか?
     
エリク異教徒王との次には、ステンキルの王子ハルステンが即位しましたが
在位3年で戦死しています。
妃は不明、でも子供(フィリップ王、インゲ2世)はいます。

ホーコン赤王は王の選出の際有利にことが運ぶよう、王子オーロフを抱える
エリク異教徒王の未亡人と結婚しました。

ギーラという名は、ホーコン赤王と息子のエリクについて記されている
ルーン石碑に刻まれているそうです。

この当時王様は、日本の首相みたいに短いスパンで目まぐるしく変わります。
共同統治王もいるし、廃位されたり返り咲いたりしてぐちゃぐちゃです。
順番は君主リストに従ってますが、ちょっとずれたりしてるかもしれません(言い訳…

(参考文献 Wikipedia英語版)

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