まりっぺのお気楽読書

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イギリス王エドワード4世愛妾 エリナー

2017-07-29 09:28:37 | 王の寵姫・愛妾
少年王の悲劇を招いた(かもしれない)愛妾
エリナー・タルボット


生年不詳〜1498/1461〜1464

エリナーは、愛人盛りだくさんのエドワード4世の愛妾のひとりです。
シュルーズベリー伯ジョン・タルボットの娘です。
13歳ぐらいでスードリー男爵ラルフ・バトラーの息子トマス・バトラーと結婚しました。

1461年にトマスが亡くなると、スードリー男爵は、結婚した時に息子に譲った領地を
エリナーから取り上げてしまったんだけど、結局継承させる人がいなくて
エドワード4世に没収されてしまいました。

エドワードが女たらしと評判になっているのを知ってか知らずか
エリナーは「領地を返してくださいませ」とお願いしに訪ねて行きました。

エドワードはさっそく自分のお相手をするようにと言ってみたんだけど、エリナーは拒否。
それで「結婚するから…」と口説いたわけですね。
やっぱりエリナーの作戦に思えない?
           
ところが、エドワードはこっそりエリザベス・ウッドヴィルと結婚しちゃいます。
エリザベスも「結婚してくれないなら…」作戦だったけど、何が勝敗をわけましたかね?

エドワードはエリザベスと結婚予告もなしに結婚しています。
エリナーに知られる前に、と結婚を急いだかららしい… 恐ろしい女性だったんですかね?

しかしこれは事実ではなくて、エドワードは当時の権力者で従兄弟の
ウォーリック伯リチャード・ネヴィルをはじめとする相談役の激怒を恐れていたからでした。
少しはエリナーを恐れていたのかもしれないけど…

結局、エドワードの極秘結婚はウォーリック伯にバレちゃうんだけど
エリナーはその後も「私はエドワードと結婚したんだってば!」と主張していました。
そう言い続けたまま1468年に亡くなり、ノリッチの修道院に葬られました。
エドワードもエリザベスも胸をなでおろしたことでしょう。

ところが、事はそう簡単には終わりませんでした。
はしょるけど、エドワードがエリナーと結婚を約束して関係を結んじゃったことが
王室の行方を大きく変えることになります。

1483年、エドワード4世の死から数週間後、ひとりの聖職者が
エドワードはエリザベスの前にエリナーと挙式していた、と証言しました。
これはグロースター公リチャード(3世)の策略だとも言われてますが
この証言でエドワードとエリザベスの結婚は無効になり
したがって、少年王エドワード5世は廃位され悲劇的な結果をまねきます。

ちなみに、チューダー王朝に入ってからの記録は、エドワードが挙式したのは
他の愛人エリザベス・ルーシーだったとなっています。
彼女にはエドワードのとの間に庶子ライル男爵アーサー・プランタジネットがいました。
結婚が正式なものなら後継者は彼だから、リチャード(3世)は正式な王ではない!と
いうことになって、ヘンリー7世がリチャード3世を倒した大義名分になるわけね。

ほいほい愛人作ったことが、その後の王家の流れを変えてしまったわけですね。
王様ともなると、よーく考えて行動せねばなりませんね。

(参考文献 森護氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)

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