まりっぺのお気楽読書

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フランス王シャルル7世愛妾 アントワネット

2019-06-30 16:36:43 | 王の寵姫・愛妾
              肖像画がないので従姉のアニェス・ソレルを…

(地味だけど)華麗なる愛妾人生
寝室係アンドレ・ド・ヴェルキエ夫人 アントワネット・ド・マニェリ


1434〜1474/愛妾 1450〜1461

ものすごくご無沙汰しております。
いろいろあって長い間アップしていませんでした。

以前久々に自分のブログを見てみたら、海外の(たぶん薬か化粧品の広告)コメントが
大量に入っていたのでコメントをブロックしました。
コメントをくださった方には申し訳ございませんでした。
こんなほったらかしブログに温かいお言葉を寄せていただきありがとうございました。

下書きにあった愛妾シリーズをアップいたします。

シャルル7世の愛妾といえばアニェス・ソレルが断然有名ですが
アニェスが志半ばにして倒れたのに比べて
アントワネット・マニェリは愛妾人生を全うしたようです。

アントワネットは父ジャン2・ド・マニェリを通じてアニェス・ソレルの従妹にあたります。

        

アニェス・ソレルのところでは、アニェスが死んじゃったから代わりに…
みたいな印象でしたが、どうやらそういうわけではなかったみたいです。

アントワネットがシャルル7世の愛妾になったのは1450年です。
アニェスが死に瀕してアントワネットに娘の世話を頼んだ時に目を惹いて…ではなく
シャルルはアントワネットが14歳だった1448年にはすでに目をつけていた様子。

アントワネットが14歳の時、アニェスだって十分若い27歳なのですが
フラフラ…と若い方に心が動いちゃったのかもしれませんね。
でもアニェスが恐くて抑えていたのかもしれません。

なんでも、ブルボン公家とマニェリ家が長年争っていたマニェリ領をアントワネットに
与えちゃったとか… もしかするとアニェスの口添えかもしれませんが。

アニェスが亡くなると、シャルルは自分の寝室係ヴェルキエとアントワネットを結婚させ
愛妾にいたしました。
(以前にも書きましたが、フランスでは愛妾は結婚してないとダメだったということで…)
シャルルはアントワネットに3つの小島を持参金として与え、どれぐらい莫大なのかは
わからないのですが、年に2000リーヴルの年金を与える約束をしています。

結婚から4年後にアントワネットの夫が亡くなるのと、シャルルはアントワネットのために
ゲルシュ城の建設にとりかかりました。
二十歳そこそこの娘さんに城だの年金だの… あまやかしすぎではないのか?

アントワネットはシャルル7世が亡くなる1461年まで愛妾の座におりました。
二人の娘さんがいましたが、シャルルが認知したのは長女だけでした。

シャルルが亡くなった時、アントワネットはまだ27歳です。
ブルターニュ公フランソワ2世の愛妾になりまして、13年後に亡くなるまで
平和にブルターニュ公の宮殿で暮らしていました。

パーソナリティがさっぱりわかりませんが、どちらとも長くお付き合いし
王妃や、アニェスには斬りつけたという王太子ルイとも特にぶつかった様子がないので
穏やかな人だったのかもしれませんね。
アニェスが長生きしていたら違った人生を歩んでいたかもしれません。

と思ったら… 川島ルミ子氏によると、アントワネットは前々からアニェスの座をねらってて
猛アタックしたという説も… うーん、わかりませんね。
たしかに宮廷で国王の愛妾の座を手に入れるためには腹が据わっていないとダメかもね。

* 読んでいただきありがとうごさいました。
  次はいつアップできることやら… ですが、いつかぼちぼち再開したいと思っています。

(参考文献 川島ルミ子氏『国王を虜にした女たち』 Wikipedia英語版)

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2 コメント

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Unknown (みーこ)
2019-11-24 12:30:50
アントワネットの肖像画とありますが、「美女たちの西洋美術史」(木村泰司著 光文社知恵の森文庫)ではアニエス・ソレル(アンジェ美術館蔵)となっています。
こんばんは (まりっぺ)
2019-12-04 18:07:14
みーこさま
コメントありがとうございます

一応画像の下に小さーくアニェス・ソレルと入れておいたのですが、紛らわしかったですかね
すみません

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