まりっぺのお気楽読書

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デンマーク王ヴァルデマー4世妃 ヘルヴィク

2010-03-04 01:21:43 | デンマーク王妃
“ カルマル帝国の女帝 ” の母君
ヴァルデマ-4世他日王妃 ヘルヴィク・アフ・スレスヴィヒ


生年不詳~1374/在位 1340~1374

ヴァルデマー4世は財政的に逼迫していたデンマークを
領土を広げ、貿易を支配して立て直し、再興王ともよばれました。

ヘルヴィクはシュレスヴィヒ公エイリク2世の娘で
1340年にヴァルデマーと結婚しました。
ホルシュタイン伯家のヴァルデマー3世は1326年に王位についたものの
3年で退位しました。
ヘルヴィクでしっかり次の手をうっておいたようです。

            

なんとしても彼女をヴァルデマーに嫁がせたかったのか
ヘルヴィクの持参金は大変なもので、デンマークは財政的に助かったといいます。

しかしヘルヴィクの浮気がヴァルデマーにバレてしまいました。
彼女は城を与えられて、ふたりは別居することになります。

1355年にはヴァルデマーの愛妾トーヴェが
まるで王妃のようにヘルヴィクの代わりを務めることになってしまいました。
これを機に、ヘルヴィクはエスラム修道院のシスターになります。
城もあることだし、ひとりで気楽に生きればいいものを…
よっぽど俗世にこりてしまったのかしらね?

ヘルヴィクは王子を産んでいませんが、偉大な娘を産んでいます。
北欧の行く道を大きく変えた女性、マルグレーテです。

でも、マルグレーテが生まれた2年後には、ヘルヴィクは修道院に入っていますので
あまり一緒にいる時間がなかったかもしれませんね?
それが良かったのか悪かったのかはわかりませんが…

(参考文献 武田龍夫氏『物語北欧の歴史』 Wikipedia英語版)

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