時間がなく、急いで外出しないといけないとき。
愚妻とバタバタと急いで準備をして、どうにか予定時間に出発出来そうだ。
が、ここで。
「あいたたたた、お腹痛い」
と愚妻が言い出した。
でも毎度の事。
今日に限らず、いつも出かける直前や、大事な時になったらお腹が痛くなりやがるんだよね。
だからこれは想定内。
「じゃあ先に車に乗っとくから」
と、先に車に乗り込んでエンジンをかける。
時間がないから乗ったらすぐに出発しよう。
しばらくすると降りてきた愚妻。
さっさと玄関の鍵かけて車に乗りなさい。
と見ているが、モタモタしててなかなか鍵をかけようとしない。
「鍵がない!鍵がない!」
という声が聞こえてきた。
カバンを探っているが、見当たらないようだ。
何やってんだか。
急いでんのに。
仕方なく一回車を降りてボクの鍵で玄関を閉める。
車の鍵と一緒のキーホルダーにつけているので、一度エンジンを切らなくちゃいけないので面倒だ。
じゃあ出発しようか。
再びエンジンをかける。
が、ここでまた
「上着忘れた!」
と叫ぶ愚妻。
なんだよ。
急いでんのに!
そういえばソファーの上に置きっ放しだったぞ。
エンジンを切って玄関までついていき、鍵を開ける。
どうせまた閉めないといけないからその場で待っていると。
ガツン!!
という音が部屋の奥から聞こえてきた。
「顔ぶつけた!メガネがゆがんだ!」
と叫んでいる愚妻。
おいおい。
次から次へと何やってんだ。
急いでるってのに。
だいたい、顔面を壁にぶつけるって、お前は漫画の主人公か。
こんなことを実際にやってる人を初めて見たぞ。
困った人だ。
結局、予定を大幅に遅れて出発しましたよ。
どうにか目的地には時間通り着けたから良かったけど、もうちょっと余裕が欲しかったな。
愚妻と出かける時はいつもギリギリまで慌てるから早めに準備させてるけど、まだまだこれじゃ足りないってことが分かったね。
出発30分前くらいに準備完了してもらうくらいで動いてもらうようにしよう。
それでも遅れそうな気がするけど。