否定

昨日は徹夜だったので、昼間ちょいと仮眠をとった。

徹夜明けって意外と何時間も眠れるもんじゃない。
昼間に眠ることなんて滅多にないのもあり、すぐに目が覚める。

そんな時。

こんな夢を見た。

テニスメンバー数名ほどが、体育館の一室に集まって何やら話している。
話題はテニスメンバーであるＨ氏のこと。

『あの人もう辞めさせたほうがいいんじゃない？』
とＫ氏が切り出した。

『彼のロリコンっぷりは異常だよ』とＯ氏が続く。
『こないだも、こんなことがあって…』と、Ｓ氏が状況説明を始める。

どうやらＨ氏のロリコンに耐えきれなくなったメンバー達が、Ｈ氏を追い出そうとしているようだ。

Ｈ氏とはボクのお向かいに住む男のこと。
たまに料理なんかを作ってくれて、非情に重宝している男だ。

その彼をテニスから辞めさせる…。

ボクはテニスサークルの代表者的位置にいるので、もし辞めさせることに決まればボクが言わねばならない。
そうなったらテニス以外でも彼との関係は途絶えてしまうことになるだろう。

「別にロリコンだからってテニスに関係ないじゃん！別にいいじゃん！」
必死に抵抗するボク。
彼がいなくなったら、今度からカニや牡蠣が手に入った時困るからね。

が、Ｉ氏やＲ氏が「でも、こんな事もあったし…」と次々とＨ氏のロリコン談話を繰り出してくる。

防戦一方のボク。
何も反撃出来る材料がない。
料理が上手いと言っても、他の人には何の関係もない話だ。

そんな時。

TVからニュースが流れてきた。
この近所で、ロリコンにまつわる事件が発生したという。
で、犯人はまだ掴まってないという。

Ｈ氏だ…。

何にも確証がないが、そこにいたメンバー全員がそう思った。
ボクもそう思った。

もう決定的だ…。

ボクは歩いてＨ氏の家にいき、泣きながら「ロリコンだから辞めてくれ…」と懇願しましたわ。
Ｈ氏に納得してもらい、号泣しながら帰っていくが、
「でもウチの隣にＵ氏が引っ越してきたから、今度から料理はそっちに任せりゃいいや」
と、あっけらんとしたところで目が覚めましたわ。

目覚め悪りぃ～。
何でこんな夢を見たのかは、自分では何となく分かるけどね。

んで、夜。
Ｈ氏に逢ったので本人に伝えたんだけど…

『自分はロリじゃない！』と力強く否定されましたわ。

あら？
そうだったの？

ボクはてっきり…

ま、いいや。

ということで、みなさん。
Ｈ氏はロリコンじゃないからね！
くれぐれもお間違え無く！

特にＨ氏を知っている人は要注意！
今後、Ｈ氏を見るとき『こいつロリコンだったっけ？』という目で見ないように！

『Ｈ氏はロリコンではない』
今日はこれを１０回唱えてから眠るようにして下さい。