夜、家に帰る。
玄関を開けて廊下を進んでいくと、台所のほうから包丁の音。
トントントントン…
リズミカルな音色が聞こえてくる。
おっ!
珍しく愚妻が手料理作ってんのか。
何だか普通の家庭っぽい光景じゃないですか。
たまにはこういうのもいいもんだ。
部屋に入り、台所のほうを見る。
と…
そこにいたのはお向かいに住むH氏(男)。
横では呑気にダラダラしている愚妻。
何だこりゃ。
もう、どっちが奥さんか分からない状況だ。
昨日の花見で余った食材を使って鍋をすることに決まったらしいんだけど、調理はH氏が担当らしい。
ま、ウチの料理をH氏が作るのは今に始まったこっちゃないから、別にいいんだけどね。
昨日の残りだから、ホルモンあり、ウナギあり、シシャモあり、鶏肉ありとバラエティ豊かな食材。
R氏らも加わり、いざ食事開始。
もう、モリモリ食べましたわ。
略してモリ食べ。
残り物とはいえ、みんなから会費を集めて買った食材を我が家だけで食べてもいいものなのか?
という罪悪感が少~しだけ沸いてくる。
これがマズかったのならそれも薄れるとこだが、H氏特性の鍋の味は絶品だったからタチが悪い。
でもま、ボクが喜んだのなら、テニスメンバーもきっと嬉しいに決まっている。
ボクの笑顔こそが、テニスサークルの活力源なのだ。
ボクの喜んでいる姿を見る為にテニスサークルに参加してるような連中ばかりなのだ。
絶対にそうだ。
きっとそうだ。
そうだ……よね?
玄関を開けて廊下を進んでいくと、台所のほうから包丁の音。
トントントントン…
リズミカルな音色が聞こえてくる。
おっ!
珍しく愚妻が手料理作ってんのか。
何だか普通の家庭っぽい光景じゃないですか。
たまにはこういうのもいいもんだ。
部屋に入り、台所のほうを見る。
と…
そこにいたのはお向かいに住むH氏(男)。
横では呑気にダラダラしている愚妻。
何だこりゃ。
もう、どっちが奥さんか分からない状況だ。
昨日の花見で余った食材を使って鍋をすることに決まったらしいんだけど、調理はH氏が担当らしい。
ま、ウチの料理をH氏が作るのは今に始まったこっちゃないから、別にいいんだけどね。
昨日の残りだから、ホルモンあり、ウナギあり、シシャモあり、鶏肉ありとバラエティ豊かな食材。
R氏らも加わり、いざ食事開始。
もう、モリモリ食べましたわ。
略してモリ食べ。
残り物とはいえ、みんなから会費を集めて買った食材を我が家だけで食べてもいいものなのか?
という罪悪感が少~しだけ沸いてくる。
これがマズかったのならそれも薄れるとこだが、H氏特性の鍋の味は絶品だったからタチが悪い。
でもま、ボクが喜んだのなら、テニスメンバーもきっと嬉しいに決まっている。
ボクの笑顔こそが、テニスサークルの活力源なのだ。
ボクの喜んでいる姿を見る為にテニスサークルに参加してるような連中ばかりなのだ。
絶対にそうだ。
きっとそうだ。
そうだ……よね?