一週間以上外の仕事ができないので、体がなまっています。
イノシシの被害がどの辺からか、傘をさして見に行って来ました。
出かけるとすぐに猫ちゃん発見、最近見かけるようになった猫です。
雨なのに? ここは大きなクヌギの木の下、そんなには濡れないようですが、
毛には細かい水滴がついています。
寒冷紗の上は座り心地がいいのでしょう。
去年伐ったクヌギの枝の上なので、眺めも良し。
韮山街道の方の畑には、イノシシの形跡は見られませんでした。
ということは、三島側の山に住んでいるということだと思います。
戻ってきたらまだ同じ状態で、猫が座っていました。
我慢強いのか、我慢している訳では無いのか、後者でしょうね。
野良猫は自力で生きる方法を見つけます。
やっと雨が上がった貴重な一日でした。
農園に降りていくと、イノシシの作業場はますます拡大。
大きな石を掘り返し、丸太を散乱させてありますが、もうあまり驚きません。
小さな竹やぶの中も掘られて、竹の根が現れていました。
その竹やぶの端にあるガマズミに、たくさんの赤い実がついていてきれいです。
一つ口に入れたら超酸っぱい。霜に当たると甘酸っぱくなるとか。
多分イノシシは食べないでしょうから、今年こそはガマズミ酒を作りたいです。
午後は3時からお会式に行って来ました。
9人のお坊さんのお経の声は、心地よい時間でした。
車に乗ると人間は切れやすくなるのか、毎日そんなニュースが続きます。
こういう自然の中で生活していると、あせったり怒ったりということが、
ほとんどないなあと思います。
イノシシの被害でがっかりはしますが、怒ってイライラなんてしません。
自然が相手の仕事は、人間修行も出来るような気がします。
三島市の広報で鳥獣被害対策セミナーがあるのを知り、行って来ました。
場所は佐野体験農園、要は電気柵の安全な設置方法の説明と実演でした。
北海道当別町のファームエイジという会社の東さんという方がいらして、
前半1時間講演、後半1時間で実際にやり方を見せてくれました。
電気柵の設置まで考えていた訳では無いのですが、何か情報が欲しくて参加、
動物の特性と電気柵の仕組みが分かって、勉強になりました。
イノシシは鼻、シカは唇でビリっと感じると、その記憶を忘れることは無くて、
体が触れてもあまり感じないのだそうです。
正しく設置をすれば、電気柵は作物を守る有効な手段だと分かりましたが、
最近では、設置した電気柵の盗難も増えているとか。
イノシシの上手が人間だったとは・・・。
実演が終わり、アナグマについて聞いてみたら、またもや大ビックリ!
家の周辺をぼこぼこにしているのがアナグマだと信じ切っていたのですが、
東さんに「それはイノシシに間違いない。」と言われました。
この時期イノシシは、冬眠の為にたんぱく質をたくさん体に取り入れるので、
畑のミミズ等を食べていると言うのです。
そう言われれば、あのものすごい掘り方も納得できます。
家の庭にも来ていると思うと、恐ろしい気もします。
佐野体験農園は三島市でやっている市民農園です。
区画はほとんど利用されていて、鳥獣被害も無いように見えました。
イノシシもシカも、ネットは簡単に食いちぎって中に入ると聞き、
私のサツマイモ大丈夫かなと心配になりました。
先週の金曜日から連続5日目の雨が、午前中でやっと上がりました。
午後になって家の周辺を歩いていると、雲の間から久し振りの青空!
大根畑のこげ茶色と緑、その上にわずかに見える空の色が嬉しい。
これからどんどん青空が広がっていくんだろうと思ったのですが、さにあらずでした。
数日様子を見に行かなかった農園の方は、ますます広範囲にボコボコ。
クヌギの木の下にあったヤマユリは全部掘られて、食べられていました。
大斜面の道もアナグマに掘られて耕したよう、道の端の草の上には鹿の糞。
家の庭の端にも大きな穴がいくつもあり、土手も穴だらけ。
雨が降る中、よくやるなあ。
今までこんな状態は見たことが無いので、すごいとしか言いようがありません。
早く草刈りをしたい。青空が恋しいです。