イノシシが来ない訳

去年の春、ばあちゃんが脳梗塞で倒れて緊急入院、リハビリ病院へ転院して9月12日に自宅へ戻りました。

私の生活も変わるので、仕事の方針転換をし、特に草刈りは必要最小限に切り替えました。

自宅介護なので一層私の自由時間は限られるため、周辺の景色は、一昨年までとは大違い、草が伸びて緑の世界です。

アジサイの強剪定が終わったら、大斜面の段の境の道だけは刈ろうと考えていたのですが、待てよと気づきました。

考えてみたら、去年も今年もイノシシが来ていないのです！

一年中草刈りをしていた時は、道も斜面も畑も、我が家の柿の木の下まで掘り起こして、ボコボコにしていたのにです。

貸し農園も空いている畑は伸び放題の草だらけ、ヒノキ林からやって来たイノシシは、どこへ？

毎年大量の刈草がたまると、そこにミミズが集まり、それを求めてイノシシがやって来て、ついでにネットをしてなかったジャガイモやサツマイモ、カボチャも食べ尽くして行きました。

農園にイノシシが来ると困るので、あえて大斜面の道に刈草を集めて、イノシシの餌場にして来たのでした。

イノシシにとっては、歩く場所も刈草も無くなり、ミミズも探せない訳です。

私の推理が間違ってなければ、草刈りをしなかった事が、イノシシの活動意欲を減退させているのではと思います。

自然て面白いなぁ。

そこで私は、家の近くの土手だけ刈っています。

大斜面のあちこちにも、白いユリが咲いていますが、草ぼーぼーで行く気にならず。

先日刈ったばかりの土手に、同じ小さいユリを見つけました。