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幻想的な仕上がりの美しい作品。結果的には悲劇なのだが夢幻的なファンタジーになっている。
「ミュージカルって台詞の途中で俳優が突然歌い出すけど、いいんですか?」という台詞がリチャード・ギア主演の「サブリナ」にあった。この映画の場合はそれがバレーになるわけだが、日常の動作が突然バレーで表現されるわけではなく、「踊る」という設定の場面が劇中に多いというだけで「突然」の不自然さはない。
踊りが禁じられたある国の、踊りが好きでたまらない姫君の結婚にまつわるエピソードが綴られる。舞踏会に他国の王子が招待され、貢物とその国の踊りを披露してプロポーズするという趣向。
日本の王子も登場するのだが、その踊りが白塗りの「暗黒舞踏」で度肝を抜く。異国性を強調するためか全編中で異彩を放っている。
たんにバレーを見せると言うだけでなく、シンプルながら劇としてのきちんとしたストーリーがある。ただ、なぜ踊りが禁じられたかについて説得力が弱いので、ここは踊りを楽しむための映画だと腹を決めるしかないだろう。
ヒロインの名前が同じオーロラ姫だが、ディズニーの「眠れる森の美女」とはまったく別の物語だ。
正月に見るには深刻ぶった作品よりはよほど良い。
「ミュージカルって台詞の途中で俳優が突然歌い出すけど、いいんですか?」という台詞がリチャード・ギア主演の「サブリナ」にあった。この映画の場合はそれがバレーになるわけだが、日常の動作が突然バレーで表現されるわけではなく、「踊る」という設定の場面が劇中に多いというだけで「突然」の不自然さはない。
踊りが禁じられたある国の、踊りが好きでたまらない姫君の結婚にまつわるエピソードが綴られる。舞踏会に他国の王子が招待され、貢物とその国の踊りを披露してプロポーズするという趣向。
日本の王子も登場するのだが、その踊りが白塗りの「暗黒舞踏」で度肝を抜く。異国性を強調するためか全編中で異彩を放っている。
たんにバレーを見せると言うだけでなく、シンプルながら劇としてのきちんとしたストーリーがある。ただ、なぜ踊りが禁じられたかについて説得力が弱いので、ここは踊りを楽しむための映画だと腹を決めるしかないだろう。
ヒロインの名前が同じオーロラ姫だが、ディズニーの「眠れる森の美女」とはまったく別の物語だ。
正月に見るには深刻ぶった作品よりはよほど良い。
僕もね、なぜ、踊りが禁止されたのか、もうひとつ理解しにくかったんですね。
それにしても、この王国物語、いっさい、民衆が出てこないのが、潔いというか(笑)