SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

2009年09月15日 | 映画(ナ行)

 完結編のみ劇場で見た作品はこれまでなかった。1章、2章はテレビで鑑賞、原作コミックは完読で劇場に向かった。

 子供のまま大人になってしまった少年の妄想に、世界が翻弄される。終幕の「ともだち」の告白により、リアルな世界で演じられていた「ゴッコ遊び」にみんなが気付いてしまう。

 膨大な原作なので読んでもすべては記憶できず、途中何度後戻りして確認をしたことか。そうやって読んだので、映画は初めてみるシーンも既視感がある。壮大な世界が頭の中でごっちゃになっている。

 話がサクサクと進み過ぎてコクはないのだが、問題のエンドロール後の10分間で得点が上昇した。原作で示唆されてどういう意味か測りかねていた部分が、とてもよく理解できたからだ。

 ただヴァーチャル世界で何かをやってもタイムマシンとは違う。過去が実際に精算できるわけではないし、現実は何も変わらないのだ。


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