最近珍しい、途中休憩のある4時間の大作。
しかも主演の西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラはいずれも知らない。安藤サクラは奥田瑛二の娘だそうだ。
「愛の神話」とも言うべき壮大な話が盗撮、カルト宗教などのきわどい現代風俗とスプラッター描写の衣装をまといながら、一大エンターテインメント作品として成立している。
飽きることなく一気に見せてしまう力技だが文句なく面白い。監督の園子温が前作「紀子の食卓」でも見せた「家族の崩壊と再生」をテーマにまたまた魅力的な作品を放ってくれた。
梶芽衣子の「女囚さそり」が隠し味になっている。
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