SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「ウォーター・ホース」

2008年02月19日 | 映画(ア行)
 ネス湖のネッシーにケルト伝説を絡めたファンタジー。「日本昔話」のような老人の昔語り、という枠組みの物語だ。最近多いダーク系、光と闇のファンタジーではない。

 少年と特殊撮影によるモンスターが主役ながらよく物語を支えているし、脇も良い。母親役のエミリー・ワトソンは「ミス・ポター」に続く脇の演技で存在感を示す。

 登場人物がやや戯画化された感じがあるものの、イギリス映画らしい色彩と配役にケルト風味が加えられた佳作に仕上がっている。

 途中から、モンスターの存在を知った軍指揮官が、敵と思い誤砲する仲間からモンスターを守ろうと、主人公側にまわり奮闘することになる。
 結局バリアー突破、逃げおおせるが、軍のバリア施設は大破され人的被害さえあったかもしれない。主人公側が歓喜するのは分かるが指揮官まで大喜びしているのはちょっとまずいんじゃないだろうか?

 ヒット作とは呼べない客の入りだが、ファミリー向けの良い作品だ。


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