アスリートたちは、それも、少なくともオリンピックに出るクラスの選手たちは、過酷な日々のトレーニングを黙々とこなす人種かと思っていた。
だけどそうでない部類の選手がいることも分かったし、実際、彼らが素晴らしい記録でメダルを手にしている現実も目に出来た。体操の内村も、陸上のウサイン・ボルト(ジャマイカ)も・・・。
食事に関して節制するわけでもなく、好きなものを好きなだけ食べて、練習もそこそこのレベルで継続している程度。本番前も過度な緊張はなく、むしろリラックスしている様子で、十分に周囲を気にかける余裕も観客にサービスする余裕も見せる。
で、メダルを獲得する。
この日のためにすべてを犠牲にしてきた方の選手たちは、「何なんだあいつらは」と憮然とするか、その天賦の才に嫉妬するかだ。
モーツァルトの時代から努力型と天才型の葛藤は続いているのだ。しかし天才には天才の、我々凡人には分からない苦悩があるのだろう。
二人の選手、冨田洋之と内村航平を見ていてそう思った。
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