おすすめ度 ☆☆☆★ （劇場鑑賞）
ミュージカル好き ☆☆☆☆★
恋とミュージカル好きには、欠かせない素晴らしい映画が誕生した。
アカデミー賞は、フライイングで賞を逃したが、本命の作品であった。
久しく映画らしいミュージカルにお目にかかれなかったが、これぞまさに映画版ミュージカル。
冒頭から、渋滞する高速道路で繰り広げられる華麗なるダンス。
場所はロサンジェルス、映画のヒロインを目指す女優の卵と、ピアニストで自らの店を夢見るジャズマン。
２人は、夢をかなえるため努力するが挫折を味わう。
だが、お互い励ましあいながら夢を見る。
まさにドリーミングストーリーだ。
手法を凝らしながら、次々と展開される歌と踊り。
ヒロインを演じるのは、エマストーン、まさに女優賞もの（アカデミー主演女優賞受賞）。
ジャズマンには、ライアンゴスリング。
ラストは、またひねりを効かした展開。
さて、あなたはどちらを選びますか。
監督は３２歳のディミアン・チャゼル、前作「セッション」に続く良作。
若さゆえの強さが光っている。
今宵は、素敵なミュージカルで夢の世界に浸ってはどうでしょう。
おすすめ度 ☆☆★
新しい視点の映画好き ☆☆☆★
ポーランド・アイルランド合作 PG１２ セックスシーンあり。
世界3大映画祭で受賞歴のあるポーランドの鬼才イエジー・スコリモフスキ監督、７８歳にしてこの映画。16年度ベネチア国際映画祭生涯功労金獅子賞を受賞している。
題名の示す通り、大都会に暮らす人々の午後5時から午後5時11分までの11分間を描く。
多種多様な視点を駆使した映像や都市空間にあふれる音、なにかが起こりそうな雰囲気でラストへ向かう。
そして、いくつかのストーリーの人々が、一点に集中する。
それは、空からの落下という、スローモーションで、はかない人生を象徴するよう。
見る人によっては、意味不明、話になっていないなどあるが、
切り口の斬新さと、カットバックのうまさで、サスペンスを盛り上げる。
ポーランドだけでなく世界に通用する映画だ。
おすすめ度 ☆☆☆★ ｛劇場鑑賞）
キムギドク好き ☆☆☆☆
早朝から、妻に迫られ、SEXに及ぶナム。だが、ラストでは？
国境警備隊の審問を受け、漁に出る。
網がモーターに絡まり、国境を越え、流されてしまい、韓国にとらわれてしまう。
取締官は、偏見もあって、徹底的にスパイ容疑で、連日執拗な尋問に。
廊下ですれ違った、北の工作員に、秘密の暗号を託されてしまう。その工作員は舌を噛み切って自殺。
連日の調べで、スパイ容疑が固まらず、一度ソウル市内を泳がせることに。
そこでナムルは一旦、GPSを投げ捨て、走り出す。
出会った、娼婦に韓国の暗部を知らされる。
このソウル市内の映像が北にも流され、釈放に
だが、今度は、北の保衛部での取り調べ。
南と北の尋問で精神がずたずたにされるナム。そして悲劇のラスト。
北と南の尋問合戦。
南では、狂気じみた捜査官は、外されてしまう。
南の捜査官は、偶然持ち込まれた札束で、丸め込まれる。
南北に分断された朝鮮の悲劇を、無垢な漁師の尋問という形であぶりだしたギドクの手腕。
ラストは、新しい韓国の人形を与えられたのに、古ぼけた人形を愛する少女に象徴される。
おすすめ度 ☆☆
R15+ 性愛描写もあります。
妻子がいながら、恋に走る夢二。
夢二は、言わずと知れた竹久夢二。美人画で有名。
現役時代は、あまり売れるほどのこともなく、生活にも困っていたようだ。
この映画でも、子持ちの妻の経済的貧困があり、それにもかかわらず、女遊びをする夢二に嫉妬を覚える。
夢二の作品をバックに、このどうしようもない夢二の苛立たしさを描く。
夢二を演じるのは、駿河太郎、鶴瓶の息子だ。
妻を演じる黒谷友香は、和風美人。恋人小宮有紗は、キュート。
ただ、話が盛り上がらなくて残念。
おすすめ度 ☆☆☆★
原作は、河原和音の人気コミック。
「まれ」の土屋大鳳が、トランペットを根性で吹きあげます。
高校１年生、まずは部活。
トランペット部に入った小野つばさ。同級の山田大介に出会い。ほのかな恋心。
山田は、野球部期待の星。
２人の入学した白翔高校は、吹奏楽、野球部のともに名門校で、北海道では、１，２を争う。
つばさは、あこがれて入っては見たものの、初心者。
しょっぱなからつまずく。
そして、その根性で、先生の指導も受け、徐々に技術を磨く。
野球の決勝戦。キャッチャーの山田は、無理して捕球した時の痛みのままプレーを続け、相手に得点を許してしまい敗れる。
一方、吹奏楽も銀賞。
このように、いろんな困難が降りかかるが、いつも心を清く練習に励む。
２人の恋愛も、片思いの抑えたラブストーリーなのがよい
まあ、優等生的なところがあるが、スポ根物は素晴らしい。
