ひろの映画見たまま

映画にワクワク

4ヵ月、3週と2日

2008-04-30 17:31:41 | 映画
妊娠中絶の話だ。男性にはちょっと理解しがたい話題だ。

さらに、1987年のルーマニア、共産政権の特殊な時代背景。

それらは割り引くとして、

ルームメイトの妊娠中絶に付き合わされ、

ホテルでは予約問題で、中絶医師とは契約の問題と

金銭の問題で、悩まされる。

妊娠中絶が重罪だという社会背景がある。

さらに、周りの冷え冷えとした冷たさ。

冬ということもあって、もちろん寒いのだが。

つっけんどんなホテルや周りの人たちの態度。

薄暗い街、薄暗い部屋。

極めつけは、医師の態度だ。

まるで説教とけんか腰だ。

よく耐えているなと思える。

さらには、金銭の要求から女性に行為を求める厚かましさ。

手術後の責任逃れをを告げて去る。

ボーイフレンドの家でのエリート社会の会話の冷たさ。

しかし、懸命に生きる女性のたくましさが伝わる。

重いけれど、なにか光が見えそうなそんな映画だ。

見終わった後の安ど感は何なんだろうか?

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