この映画を見て、その後NHKのドキュメント「クジラと生きる」を見た。
この映画は、アカデミー賞を受賞することで、世界中に評判を得た。
この映画は、クジラ捕鯨をやめさせようとする意志のもと製作されている。
したがって、隠し撮りという、卑劣な方法で、日本の伝統漁法である、イルカ漁を徹底的に悪として表現している。
イルカを、もりで刺して殺すシーンは、確かに残酷だ。
最後にこのシーンを持ってきて、それまでは、この撮影を隠そうとし、排除しようとする漁民たちを撮影。
一方で、イルカは、知的動物であり、可愛い生物であることを描く。
一方、捕鯨の禁止についても、その会議の模様も描写されている。
そこでは、日本の主張も入れられているが、むしろ揶揄的である。
さらには、築地のセリ風景もうつされ、魚を食べることもいけないような雰囲気だ。
さて、その後は、NHKのドキュメントにあるように、
漁民が漁に出るのを妨げている。生活のかかった漁民に札束を投げつける卑劣さだ。
彼らは、なぜそこまでするのか、理解に苦しむが、それは売名なのか?
いずれにせよここまでやられたらイルカ漁は衰退せざるを得まい。
時代の流れとして受け止めるには、漁民たちにはつらい選択だろう。