おすすめ度 ☆☆☆☆★ (劇場鑑賞)
イギリス・アメリカ合作
レバノン内戦や湾岸戦争など世界中の戦地を取材した実在の女性記者メリー・コルビンの半生を、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演、「カルテル・ランド」「ラッカは静かに虐殺されている」など骨太なドキュメンタリーを手がけてきたマシュー・ハイネマンの初劇映画監督作品として映画化。
命を懸けて、戦場のレポートを送り続けたメリー。2001年のスリランカ取材中に銃撃を受け、片目を失う。
だが、ロザムンド演じるメリーは、片目眼帯をして格好いい。
一方で、PTSDを患い、酒煙草に溺れる。男性経験も豊富。
戦場とプライベートをないまぜながら映画は進む。
なぜそれほどまでして、戦場に赴くのか?
その答えはなかなかむつかしいが、そこに戦場があるからだろうか?
最後はシリアだが、それまでの戦場を、シリアの何年前とくくるので、シリアの重さが伝わる。
ロザムンドの体当たり演技は、この映画の肝だが、男勝りの姿はかっこいい。
余談だが、メリーは、シリア当局に暗殺されたようだ。映画とは異なるが、映画の終わり方は映画的だ。
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