おすすめ度 ☆☆☆★
冒頭狂言舞台。能に暗喩される事件。
夢から醒めたみたいに、上手く行ってたのは本当に一瞬で、そこにはどうしようもないドス黒い現実しかなかった。村社会の閉塞感、陰鬱としたどんよりした空気感が映画を支配していて、そこに絡む利権とか黒い社会、逃れられない固定化された人間関係、息苦しく生き辛い感じが充満した映画。
美しい集落・霞門村(かもんむら)に暮らす片山優は、村の伝統として受け継がれてきた神秘的な薪能に魅せられ、能教室に通うほどになっていた。しかし、村にゴミの最終処分場が建設されることになり、その建設をめぐるある事件によって、優の人生は大きく狂っていく。母親が抱えた借金の返済のため処理施設で働くことになった優は、仲間内からいじめの標的となり、孤独に耐えながら希望のない毎日を送る。そんな片山の日常が、幼なじみの美咲が東京から戻ったことをきっかけに大きく動き出す。
横浜流星が熱演。
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