おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム 鑑賞 2001年製作
トニー・スコット監督による、華麗な映像美のスパイサスペンス。ちょっとわかりにくいところもあるけれど、ロバート・レッドフォードが自ら訓練したブラッド・ピットを助けるという、粋な話。
ベルリンの壁崩壊から2年後。東西冷戦の終結とともに、CIAの作戦担当官として数々の伝説を築き上げてきたネイサンは引退の日を迎えようとしていた。しかしそこに飛び込んできたのは自らが手塩にかけて育て上げてきた若きエージェント、ビショップの危機を報じるニュース。ビショップはスパイ容疑で中国側に捕らえられたのだった。
CIA上層部の動きをうかがっていたネイサンは政治事情から祖国がビショップを見殺しにするつもりであることを悟る。
残された時間は24時間—ネイサンはビショップ救出に向け、自分自身に最後の任務を課した。それは合衆国政府の裏をもかかねばならない、とてつもなく危険で捨て身のミッション=<スパイゲーム>の始まりだった・・・。
会議の合間に、ネイサンとビショップのなれそめから近年までの活躍を要約してみせてくれる。
スパイ映画としての純度は高い。