おすすめ度 ☆☆☆
沖縄出身のバンド「MONGOL800」の人気楽曲「小さな恋のうた」をモチーフに描く青春映画。
冒頭、4人のメンバーによる演奏があり、高校の同級生たちを巻き込んで盛り上がる。ここで、4人の性格がそれとなく描かれ、ギターのシンジが楽曲をつくり、ボーカルのリョウタが歌詞をつける。
その二人が交通事故に巻き込まれて、物語が展開する。
そこに現れた、一曲のデモテープと、米軍基地に住む一人の少女。それらによって、止まった時計の針は前に進み始める。フェンスの向こう側に友の“想い”を届けるため、彼らは再び楽器を手に取り立ち上がる―。
世代、性別、言葉、人種、国境、あらゆる壁を越えていく音楽の力。小さな島の高校生たちの想いは、音楽に乗って大きな“叫び"となり、海を渡って響き渡る。