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「みんなのアムステルダム国立美術館へ」美術館建て替えのドキュメント

2015-05-20 19:19:47 | ヨーロッパ映画
おすすめ度 ☆☆

美術館好き、ドキュメント好き ☆☆☆☆

オランダ映画、「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」(未見)の続編。ただ、前篇のさわりも収容されているので、見てなくても大丈夫。

世界でも有数のコレクションを誇るオランダ・アムステルダムにある美術館。

古くなったので取り壊し新しくしようと、再建計画がスタート。

ところが、再建計画についての市民のクレームが、特に自転車王国ならでは、自転車の通行を禁止するなと大ブーイング。

そんなこんなで、館長は辞任するは、工事は遅れるはのてんやわんや。

まあ記録映画としては題材に欠かない。

それにしても、このオランダの民主主義の徹底していること。

映画は、難関を突破して、開館する大団円(当然予定はずいぶん遅れたが、大したもの)

裏方(修復、買い付け、輸送、設置など)にも目配りがしてあって、美術館の裏が垣間見える。

当然、解説はないものの、美術品はちゃんと描写されている。

ただ、いかんせん、話が散漫。好きモノ以外は眠いかも。

最後、完成したシーンがタイトルバックに出てくるが、ばっちり自転車通行しており、市民の勝利だ。

一方、アジア館というのがあって、そこの担当者が日本好きで、仁王像を左右の二体を購入、展示。ひょんなところで日本の仏像がお目にかかれることになっている。

注)時代の変化で、辺鄙なところにある仏像の管理がむつかしいという日本側の実情もある。

ちなみに、日本から僧侶と神官が駆けつけ、読経で像設置を祝っていた。
コメント
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