日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

6月終了~

2010-06-30 19:15:58 | 日々のこと
    

もうこんな姿を見たら全てが許せる・・・


さてこの二日ほど発熱で寝込んでいました。
最低限の家事をして(我が家の場合、洗濯!)あとは布団に入って身体を休めていました。
こうなると猫ちゃんも一緒に寝るんですよね~


日本・パラグアイ戦は前半のみワンセグで視聴。
PKでの勝負は仕方ないし、ここまでは善戦した日本でした。
その後のスペイン対ポルトガルは試合内容は観ていませんが、スペインらしいサッカーができたそうですね。
スペインの試合は観ていて面白いから好きです。
そして今回もC・ロナウドは不完全燃焼・・・
ポルトガル強いのか弱いのか分らず・・・
これこそW杯なのかな?


さて、準決勝までは少しお休み。
私も体力をつけてスタンバイしようと思います。
楽しみなのはアルゼンチンとドイツの試合。
さてどうなるでしょうか?



最近の献立は・・・



冷やしうどん、野菜のかき揚げ、ジャガイモの揚げ煮、いなだのお刺身



チキンカツ、ニョッキのトマトソース添え



煮込みハンバーグ、サラダ



サーモンフライ、厚焼き玉子



ナポリタン、イカと里芋の煮物、茹でとうもろこし



ビーフシチュー、サラダ、ガーリックパン、エビチリ少々



チキンのガーリック焼き、茄子と山芋の揚げ浸し


今日で6月も終わります。
明日から三男は恐怖の期末テスト
大丈夫か~
ちっとも自覚がない受験生です。







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「あの日、欲望の大地で」

2010-06-30 17:17:34 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「あの日、欲望の大地で」をDVDで鑑賞。
これは観終わってもレビューを書けなくて、2度観てしまいました。
あのシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーの話題の作品になっていましたね。

2008年のアメリカ映画。
「21グラム」や「バベル」の脚本を手掛けたギジェルモ・アリアガの初監督作品とか。

おもな内容は・・・

シルヴィア(シャーリーズ・セロン)はポートランドの海辺のレストランでマネージャーとして働く毎日。
仕事では有能な彼女がなぜか私生活では行きずりの相手と情事を繰り返す日々を送っていた。
そんな彼女の前に12歳の少女マリアが現れます。
この少女こそシルヴィアの実の娘でしたが、シルヴィア自身が過去に大きな過ちを犯しているのでした。
3世代の女性の生きざまを描いたこの作品、それぞれの女性の生き方に注目してしまいました。


まず冒頭からいきなりトレーラーハウスの爆発シーン。
この中にいたひと組の男女はお互いに家庭を持ち不倫をしていたのです。
キム・ベイシンガーが演じるジーナはシルヴィア(この頃はマリアーナという名前)の母親でした。
彼女は実際の夫とは夫婦生活が上手くいかず、この不倫相手のニックと愛情を確かめ合う日々でした。
ジーナは乳がんで摘出手術を受けていて、身体も心も痛手を負っている時にニックの優しさが心に染みたのでしょう。
キム・ベイシンガーのそんな女姓の気持ちを表す演技にはただ圧倒されました。
(この女優さんは本当に雰囲気のある方で、今では年齢もかなり重ねたはずなのに美しい・・・)


そして不倫関係にあったジーナとニックのそれぞれの子ども達が恋愛関係になってしまうのです。
マリアーナ(シャーリーズ・セロンの子どもの時)を演じるジェニファー・ローレンスがまた良かった。
彼女は多感な時に母親の不倫現場を見てしまうのだから、自暴自棄になるのも理解できます。
でもそんなマリアーナがやってしまった事はとても大きな罪になったのです。
優しいニックがジーナのためにお湯を使えるようにガスボンベをつけなければ良かったのに・・・
そう思っても、マリアーナにはわからない。

不倫関係にあったジーナとニックの子ども達が逃避行をして子どもを産む。
そしてマリアと名付けられたこの赤ちゃんをマリアーナは捨てて逃げてしまったのです。


物語の最後にマリアに連れられて、かつての恋人サンティアゴに会いに行くマリアーナ(シルヴィア)
瀕死の重傷を負ったサンティアゴのそばでマリアーナは娘マリアに許されていくのを感じたのでした。


この作品は時系列を操って描かれていました。
だからそれぞれの名前の把握をしっかりしながら観ました。
ジーナの女心はすごくわかるんだけど、それでもやっぱり不倫関係は多くの人を苦しめます。
ニックの優しさに触れるジーナの幸せそうな表情だけど、愛情に流された罪は大きいのでしょう。

マリアーナの少女時代があまりシャーリーズ・セロンと似ていませんでした。
大人になったシルヴィアの気持ちにはあまり感情移入ができなかったです。
いくら自分に似るのが怖いからマリアを捨てたとしても、だったらどうして産んだのだろう?
結局、ニックの息子のサンティアゴが人一倍愛情深くマリアーナを愛し続け、大切にマリアを育てたのだから、彼が一番偉いのだと思う!
(サンティアゴ自身がマリアーナの犯した罪を知っていたはず)
人間が出来ていたサンテャアゴ。
だからマリアがあんなに良い子に育ったのでしょう。


なかなか深い話でした。
愛されたいという気持ちが小さな罪や大きな罪を生んでしまった非情な物語でした。
でもあえて言うならばラストの展開が今一つ甘い。
マリアがシルヴィアを受け入れるような言葉は希望を意味するのでしょうが・・・
好き嫌いは分かれるように思いました。




今回の評価は・・・    星3つ   ☆☆☆


シャーリーズ・セロンもキム・ベイシンガーもヌードを披露。
セロンの裸体は荒みきっているように感じられたのは演技上手だからなの? どうなの?















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イングランド、力尽きる・・・

2010-06-28 10:25:40 | スポーツ全般

GOAL入ってますから!
この時点で2対2の同点!



ウルグアイの副審、主審!しっかり観てくれ~


と言う事で、昨夜のイングランドとドイツの決勝トーナメント。
前半38分のランパードのミドルシュートが幻のGOALになりました
今大会は試合によって審判のバラつきがあるな~と思っていたら、こんな形で出てくるなんて。
とても残念な試合となってしまった・・・


結果だけを見れば1対4、ドイツの圧勝です。
確かにドイツのスピードのある攻撃は凄かった。
若いチームの勢いってこんなに凄いんだな、と認識させられました。
クローゼはベテランの味、そしてエジルのプレイはなかなか見応えがありました。


イングランドはもうドイツの選手についていけない・・・
ボールを獲られれば後は好きなようにGOALを決められていましたね。
いや、本当にドイツのチームに完敗です。
だからこそ、あの誤審にはがっかりです!


イングランド・・・
敗因を挙げるとしたら何だろう?
出てくる選手はみんな知ってるけど、やっぱりスピードがなかったかな?
2002W杯ではナイスセーブをしていたA・コールももうついていけなかった。
そして決定力はあるんだろうけど、ランパードはやっぱりGOALに恵まれない不運をずっと持っていると思う。
ファーディナンドのいないこの大会、いろんな事がかみ合わない試合が多かったから苦戦したのかな。


「イングランドはそんなに強くないよ」と前評判にケチをつける報道もあるのも事実。
優勝候補と呼ばれるほど大した事ない、と辛口のコメントも多い。
でもさ、私は好きだから応援する。
あの「God Save The QUEEN」を聴くとゾクゾクする感動があるんだな。
そんな訳で、苦戦続きのイングランドが敗退して、悲しい結果でした。
(あとはアルゼンチンの試合を楽しもうかな・・・)







しつこくもう一度! 入ってるよね!


「ちゃんと見てくれよ! 目、ついてんのか?」
言ってやれ、ルーニー。


悔しい気持ちを共有、帯同お疲れ様でした・・・


加藤浩次氏のコメント・・・「チョッキが似合うぅ~♪」
チョッキって言うのか? ねずみ君のチョッキじゃあるまいし。

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あれから一年・・・

2010-06-25 13:13:55 | マイケル・ジャクソン
  


一年前の今日、マイケルが亡くなった。
あれから一年、月日が過ぎるのが早いですね。
今日は車に乗っていたらラジオでずっとマイケル特集をやっていました。
FMの各局がそれぞれリクエストをかけてマイケルを偲ぶというような企画です。
CDでもいつも聴いているけど、やっぱり良い曲ばかり。

ある番組の中で今日から上映される「キング・オブ・ポップの素顔」の宣伝がありました。
パーソナリティーが「この映画はマイケルが一番信頼していた最後のマネージャーである
マーク・シャフェルが作った素晴らしい内容です」・・・な~んて言うから苦笑してしまった。
彼はマイケルから解雇されたはずですよね。
貴重なプライベート映像を所持していても、マイケル本人の許可もなくそれを世間に出して良いのか。
もうモラルも常識も感じられませんね。

それに報道によるとこの映画の中ではマイケルの曲を使う許可がないので音楽は一切ないと聞きました。
そうだとしたら本当に作る意味が疑問です。

もちろん、ゲーリーの生家を訪れるシーンとかマイケルの誕生パーティーでクリームまみれになる楽しそうな様子は観ても楽しいでしょう。
でも私は映画館には行かない。
ポスターをくれても観ない。
あの「THIS IS IT」には大きな意味があったけれど、この映画には感じられないから。


それからWOWOWでのマイケル追悼特番の数々は楽しみです。
もうすでに観た内容もありますが、「GHOST」は見応えがあるだろうな~

彼が亡くなって一年経った今日、大きいものから小さいものまで様々なトリビュートが世界で行われる予定ですね。
私は静かに彼の曲を堪能しよう・・・
Thank you MICHAEL

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イングランド~!

2010-06-24 10:27:57 | スポーツ全般


朝ネットのニュースを観ていたら、ベッカムだけの写真がありその説明に「スロベニア戦の会場に姿を見せたイングランド元首相のデビッド・ベッカム」だって
いつ首相になったんだ~? 主将の間違いだよ。
ニュースサイト「iza!」のナイス記事でした。


さて、昨夜はイングランドとスロベニアの試合を真剣に観ましたよ。
試合前にテリーとカペッロのわだかまりができて、仏の二の舞か・・・と心配していました。
でもさすがカペッロ、試合前のインタビューも鋭い質問にも冷静に対応し、テリーをかばう事も忘れていませんでした。
さすが名将カペッロ、人間が出来ていた。
そしてそのテリーも果敢に身体を張った守備で何度も危機を救ってくれましたね。


この試合はどうしても勝たなければならなかったイングランド。
選手起用もかなり替えて望んでいました。
最初何度もバリーがボールを奪われていて嫌な予感がいっぱい。
でもGKジェームスは落ち着いていたし、ルーニーも賢い動きでチャンスをいっぱい作りました。
何かやってくれそうなデフォーの先制GOALは気持ちが良かったです。
その後、リズムが出てきてイングランドらしい勇敢な攻めが何度も観られたのは良かった。


ルーニーに得点を獲って欲しかった・・・
そんな欲はあったけど、結局このデフォーの1点を守りきった形になります。
とにかくスロベニアのカウンターを防ぐ守備陣が良かったですね。
特にテリーの身体を横に飛ばした守り!
このプレーだけで彼を物語るように感じました。

1点ではだめだ、追加点を獲れ!とピッチぎりぎりで叫ぶカペッロ。
彼はサッカーの怖さを充分知り尽くしているからこそ、最後の笛が鳴るまで必死だったのでしょう。
そしてチームも最後の最後まで攻めて守って勇敢な戦いをしたと思います。


あ~、久しぶりにイングランドらしいサッカーをしてくれました。
一次リーグの総得点が2点と言うのは少ないけれど・・・
それでも勝ち抜いたこの自信を胸に決勝トーナメントを闘ってほしいです。
(ドイツか、厳しい試合になるだろうな)


アメリカのロスタイムの得点でイングランドはC組2位通過です。
ドノバン、最後まで頑張りましたね~
スロベニアはするりと決勝進出がなくなってしまったけれど良いチームでした。


決勝トーナメント・・・これこそが真のW杯と言いますね。
でも一次リーグもかなり中身の濃い闘いでした。
さぁ、イングランド、頑張れ!
ベスト8止まりの壁を突き破れ~!









テリー、あなたのこのプレーを忘れません


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コロンバインの空に

2010-06-23 14:57:45 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


またまた「コロンバイン」関係の映画です。
こちらは2005年の作品で「コロンバインの空に」、原題は「DAWN ANNA」です。
主人公のシングルマザー、アナーを演じるのがデブラ・ウィンガーなんですがすごくなつかしい。
彼女の若い時の作品はたくさん観ました。
そして素敵に年を重ねて、今は55歳になっているんですよね~
ちなみにこの作品の時は50歳か・・・年をとることにあらがうことなく自然な雰囲気が良いですね。

(余談ですが、私は彼女の歩き方を見ただけで彼女だと当てられます!ちょっと特徴があるんだな)

それからこの作品の監督アーリス・ハワードはデブラの現在の夫なんですね~



さて、作品のおもな内容は・・・


コロンバイン高校銃乱射事件で娘を失った母を主人公に描く実話です。
だから事件そのものについては本当に後の方からやっと出てくる感じ。
でも実話ならではの悲しみや苦しみがすごく伝わってきた作品です。


4人の子どもを持つシングルマザーのアナー(デブラ・ウィンガー)は代理教員の仕事をしながら生活をするのが精いっぱいの毎日でした。
やっと仕事のめどがついた後は子ども達4人もフル回転で家事や雑事を手伝う毎日。
この4人の子ども達が本当にすごく良い子ばかりなんです。
それぞれの学生生活が忙しい中で、家族が結束して思いやりを持って支え合う、それは見ていて本当に素晴らしかったです。

アナーに誠実な男友達ビング(ラリー・オースティン)ができて、久しぶりに充実していた時にアナーの身体に病魔がやってきます。
脳に血栓ができて手術をするものの、今度は言語と身体のマヒが・・・
苦しいリハビリを子ども達やビングが支えてくれて、何年もかかって話ができるようになり歩けるようになるのですが、この時のデブラの迫真の演技は本当に良かったです。
彼女自身も車の事故で同じような体験をしたと聞きましたが、やっぱり上手い役者さんだな。


5年後、ビングと結婚して大きい子ども達はそれぞれ独立していた頃、一番下の娘がコロンバイン高校の事件の被害者となってしまうのです。
これは本当に悲しい・・・
あの事件では教師を含めて13人が犠牲になったのですが、それぞれの存在がどんなにかけがえのないものか、すごく心を打ちのめされた事でしょう。

そして末娘を失ったアナーがする事は「銃撲滅」を目指してあちこちで講演して訴える事でした。
次々襲う不幸を乗り越えて、訴えるアナーには母として一人の人間としての強さを感じました。
実話ならではの説得力もあり、悲しいけれど最後まで観て心を打たれた作品です。


今回の評価は・・・   星4つ    ☆☆☆☆

デブラが復帰してくれて良かったな・・・

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「ボウリング・フォー・コロンバイン」

2010-06-22 11:38:21 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


最近観た「コロンバイン高校銃乱射事件」の映画の数々。
今回はマイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」をDVDで観ました。


こちらは2002年の制作。
物語ではなく、マイケル・ムーア自ら、米社会の銃の問題に真っ向から真剣にぶつかっていくドキュメントです。
突撃取材あり、コロンバイン高校の事件でケガをした高校生を伴って様々な銃規制に向けた活動などなど、今回も精力的に動いていたムーア監督でした。
その中では鋭い視点あり、皮肉や笑いも散りばめてあり彼らしい。

まずはアメリカの銃社会の実態。
口座を開くだけで銃をもらえる銀行。
州の法律で銃を持つ事を義務付けているという現実。
視聴者の興味を引くために流され続ける犯罪や暴力ばかりのテレビ放送。
こうして「恐怖」をしっかり押しつけて、銃器に対して必要論ばかり説く。
こういった「恐怖の生産」から自然と銃社会への肯定論ばかり強くなってきたのですね。
それでも銃を持つ事でアメリカは世界で一番安全な国かと言えば、まったく逆であるのは世界で認識されていますよね。


隣国のカナダの銃の実態と比べていました。
アメリカをしのぐほど銃が流通しているカナダでは驚くほど銃犯罪が少ないのです。
それはカナダの国民が安全のために家に銃を携帯して内にこもるのではなく、常にオープンに暮している事から理由がわかるような気がします。
とにかくカナダ人の表情がやわらかい。
カナダではほとんど家に鍵をかけないとか。
これには驚きました。
実際にムーア監督が何軒も玄関をいきなり開けちゃうのです。
米社会では撃たれても仕方ない行動のはず。

そしてカナダの高校生に聞くと、いろいろ悩みがあっても銃で復讐する気持ちにはならない。
もしやり返すとしたら「いたずら」程度かな・・・と。
だからコロンバイン高校の犯人のようにずっとずっといじめられ虐げられて最後に負の感情が爆発してあのような乱射事件になったのはカナダでは考えられないのでしょうか。
カナダだけでなくいろんな国の銃犯罪率の低さも訴えていました。
というより、米社会の銃犯罪が飛びぬけて多すぎるのです。
その理由が銃の普及率だけではないアメリカの社会そのものに理由がある事を感じました。

小さい時から負け犬にならないようにプレッシャーを受けて育つ社会。
そのために人を蹴落としても自分のアピール面をを必死につけようとする。
犯罪の報道の嵐と消費を促すCMに埋もれながら人々は生活していて、国レベルでは多くの武器を生産し輸出して当たり前のように世界のあちこちで戦争を起こすアメリカ!
根の深いこの問題をいろんな角度で監督は撮り続けてくれました。
アメリカの歴史を見事に皮肉るアニメがまた凄かったです。



コロンバイン高校の事件後に過激なミュージシャンとして知られるマリリン・マンソンのインタビューが一番心に残りました。
反社会的だというだけで非難されていた彼が淡々と言う言葉。
「事件が起こる理由の犯人に俺をするのは簡単だ。
メディアは恐怖(犯罪やエイズや洪水の報道)を流し続けて、画面が変われば消費を促す消費の一大キャンペーンばかり。
コロンバインの事件の日にアメリカはコソボを攻撃している。
でも大統領のせいにはならない。
コロンバイン高校の被害者に対しては、「言いたい事はない。黙って彼らの話を聞く、それが一番大事だ」
これらの言葉を聞いて何て凄い人なんだろうと尊敬してしまいました。
とにかく一番まともな考えの持ち主だったのです。


コロンバイン高校の事件で重傷を負った二人を連れて、実弾を販売しているK・マートに販売を辞めてもらうように訴え続けるシーンがあります。
何日かかけてその店では段階的に販売停止にするという返答がありますが、何かを動かすためには小さな一歩ですが、意味が大きい事に思えました。
K・マートでそうなっても、今の銃社会の流れを完全に変えることはできないはず。


そして「全米ライフル協会」の会長である俳優の故チャールトン・ヘストンにインタビューする所も見応えがありました。
(後にいろいろ調べるとマイケル・ムーアはこの映画の中でチャールトン・ヘストンの言葉を入れるシーンを時期的に操った現実があるそうです。
つまり、コロンバインの事件直後の言葉として挿入して編集した点とか)
そうは言っても「アメリカ=銃を持って良い国」というストレートな考えを持つチャールトン・ヘストンのような大人がすごく多いのは現実でしょうね。
映画社会で成功した彼が遺したものは何だったのだろう?


最初から最後まで意味の大きい内容でした。
「恐怖」が溢れているアメリカでは銃を持ち警備を厳重にした家にこもり家族を守る、それが一番の安全と思われるけど、この国の根本から変える事は無理なのでしょう。
戦争が好きな国、いつも一番でいたい国、利権がらみの国、そんなアメリカが見えました。

内容的には観て良かった作品です。

今回の評価は・・・    星4つ   ☆☆☆☆














マイケル・ムーアの言葉より

「アメリカの国民1人当たりの銃の所有率はカナダやスイスを下回る。
でも、アメリカではカナダの百倍以上も銃で人が殺されている。なぜか? 恐怖のせいだ。
人は普通、貧しい人を見ると可哀そうだと思う。ところがアメリカ人は貧しい人たちを見ると『何かされそうで怖い』と思うんだ。ひどい個人主義だ。」


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天才は凡人の始まり・・・

2010-06-20 12:13:30 | 日々のこと


ある日の玄関です。
友達大勢を引き連れて自室でギターを弾く週末。
それにしてもみんな良いスニーカー履いてるね。
それに臭くない!
それとも、男子ばかりに慣れてしまった私の嗅覚が悪いのか・・・わからず。


さて、子どもは今日も業者テストに行きました。
私の中学時代は学校で○○テストという業者テストを一斉に受けていたのですが。
今ではすっかり試験会場に出向いて高い試験料金を払って受けるんですよね。
一回4300円って高いです。
それに英検や漢検もあるし、塾の授業料も超高いし・・・
それでも受験生は受けなければならない。


先日の検定試験の結果報告の電話が塾長からありました。
「合格です。それもかなり高い点数ですよ。」との事。
業者テストの偏差値もそこそこ獲っているので塾では評価が高いのです。


しかし!
彼は家では一切勉強しない。
そもそも勉強机がない。
代わりになるテーブルもない。
自室にあるのはベッド、クロゼット、TV、アンプ、キーボード、ギター数本、エフェクター、コードの数々。
そしてゴミ!  


家で一切勉強しない事を塾長に話すと
「彼は天才型ですね。多分努力を積み重ねる事はしない。
他の生徒は内申点を獲るために努力をしているのを見ても、『僕にはムリです』と言い切りました。」
との事でした。


天才ね~
笑っちゃいます。
努力に勝る天才はないと思っている私、三男の「楽に生きよう~」主義には呆れます。


学校の内申がかなり低いバカ息子がどんな受験期を過ごすのか、他人だったら見ているのが面白いでしょうが、母親からすると今から覚悟が必要です。
三者面談も来月はあるし、学校の定期テストも適当に受けているのでどうなるか・・・
本人は「別に、何でもいいや」と扱いにくい。

友達と一緒に遊んでいる時だけは目がキラキラしています。



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欧州チームの不振

2010-06-19 14:11:56 | スポーツ全般


イングランド・・・

まさかこんなに不甲斐ない試合になるなんて。
もう2008の欧州CLの予選敗退を思い出してしまうくらい大不振です。
アルジェリアに支配されっぱなしで、数少ないチャンスもランパードが空を見あげる・・・
(またかよ、ランパード)

カペッロにも「私の知っているチームじゃない」と言われるし。
もうこの際、予選敗退して監督も替えようか!  (ウソです、でもちょっと言いたい)
もうね、最後のスロベニア戦は試合の最初から最後まで果敢に攻めてイングランド魂を見せてくれ。





そんな訳で相変わらずW杯に夢中です。
とにかく欧州勢のつまづきが目立つ今大会です。
フランス、イングランドはかなり残念な試合だし、まだ一試合だけのスペインやポルトガルもなかなか調子に乗らない。
と、言うより前評判の高いチームよりもその他のチームがかなり善戦しているのかな?


今大会は何試合も観ていますが、試合の面白さは選手だけでなく審判の影響も大きいですね。
審判がしっかりスピードについて行って、毅然としたジャッジをすると、とてもシマった試合になりますね。
選手の技術とスピード、チームの連携、そして審判の公正なジャッジがかみ合うと90分がとても中身の濃い面白い試合になるんだな、と実感しました。
昨日のドイツ戦はファウルが多すぎる感じ。
ドイツは審判が後ろからのラフプレーに厳しいと早く気付けば、クローゼの退場は防げたのじゃないかな?


そしてサッカーの強さと面白さを感じさせてくれたのはアルゼンチンがダントツでした。
すべてにからむメッシ! それからイグアインとテベスも好きだ~
(実は昔はアルゼンチンのサッカーは嫌いでした。手段を選ばない汚い試合をするイメージが強かったのです。今はちょっと違うな。)
その他にメキシコも面白い。

好きなチームや選手はいくつかありますが、どうか不完全燃焼で予選敗退しないでほしいです。
やるだけやった! → 負けた! なら納得ですが。

イングランド、頑張れ!


追記・・・

引き分けに怒ったイングランドサポーターが選手控室に侵入したそうです。
チーム帯同のベッカムに文句を言ったそうですが、サポーターの怒りは怖いですよね~

あぁ、精密なベッカムのクロスが欲しい・・・

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「uターン」

2010-06-18 11:10:25 | 映画・DVD・音楽・TV・本など

映画「uターン」をWOWOWで観ました。
1997年の作品ですが、これは私にはヒットしました。
かなり面白かったです。


ショーン・ペンが主演、その他の豪華キャストがいっぱい。
監督のオリバー・ストーンのこだわりが要所で感じられる内容でした。
(でも、バイオレンス色も強いのでタランティーノっぽい?)
鬱屈した町の様子や鳥、動物の映像も作品の雰囲気を作り出しています。


おもな内容は・・・

マフィアへの借金を返すためにラスベガスに向かっていたボビー(ショーン・ペン)は途中で車が故障してしまい、アリゾナの小さな町、スペリアへ立ち寄る。
それこそが彼にとって不幸の始まりでした。
町では人妻グレイス(ジェニファー・ロペス)と知り合い、その後彼の凶暴な夫ジェイク(ニック・ノルティ)とも知り合う。
そしてそれぞれから相手を殺してくれ、と依頼されるボビー。
それだけでなく町にいるだけで難題が次々と襲いかかる現実。
様々な欲望と暴力がつきまとうボビーはこの町から抜け出せるか・・・


ボビー役のショーン・ペンが適役でした。
彼のイライラや出口のない生き方が何とも言えない。
それに全編を通して「のどがカラカラに乾く」実感がしました。

かなり豪華な役者がそろっているのですが、一番良いのは(?)修理工場のダレン(ビリー・ボブ・ソートン)が凄い存在感。
荒れ果てた工場で油まみれになりながら生きているダレンとボビーのかみ合わない会話は思わず笑ってしまった。
イライラ度も高くなるけど。

そしてジョン・ヴォイト演じる町の盲目ホームレス。
彼の人生を語る数々の言葉はまさにボビーの人生を暗示しているかのようでした。

その他にもホアキン・フェニックスやクレア・デインズ、ちょっとだけリヴ・タイラーも出演。
しょうもない保安官(パワーズ・ブース)も救いようのないラストでした。


この映画はハリウッド作品としては異様の低予算と少ない撮影日数で作られたとか。
それでも中身が濃く、最後まで先の読めない展開で人間の欲望を見事に描いた内容でした。
ショーン・ペンはすぐ殴られちゃうし、イライラしっぱなしで2時間強、たっぷり困り果てていたんですけどね・・・



今回の評価は・・・   星4つ   ☆☆☆☆




























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