日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2013 欧州選手権 女子シングル フリー

2013-01-30 16:28:41 | フィギュアスケート
ユーロ女子のフリーを観ました。
もちろん結果は知っていますが、大好きな大会なのでゆっくり感想を書きたいです。

まずは久しぶりに選手のコスチュームを並べてみました。
















女子は見応えがある衣装ばかり。
私が好きだったのは、色は地味だけどグレボワのデザイン。
それからラフエンテの緑スカートの衣装。
そして最終滑走のヘルゲソン姉の水色衣装です。
リンクに映える素敵な色でした。

それからスケート靴ですが・・・
   

トルコの選手は靴が確かにきたないです。(岡部さん指摘済み)
それからウクライナの選手も足首にテープグルグル巻き、つま先部分にもテープ補強が。
でもね、いろいろ考えると選手の事情もあるような気がするんですよね。
もちろん見せる競技だけど、ヨーロッパは多くの国があり経済面とか練習環境など大変な選手も
多くいると聞きます。
いつも靴をきれいな状態ではいられないのかも・・・
どちらかと言えば、私はストッキングの中途半端被せが嫌いだな。
覆うなら覆う! でもできれば白いスケート靴を出して欲しい。
そんな事を勝手に思っています。




   
音楽を聴くラフエンテ。
観客席でもテンションの高いアモディオ。


さて、今回の会場はとても暖かいそうです。
岡部さんのお話だと、以前スイスのベルンであった大会がとても寒かった事から
ISUの総会で「試合会場はしっかり温めること」と決めたとか。
覚えていますよ~
あのサラ・マイヤーが涙の優勝をした時ですね。
選手の演技中に吐く息が真っ白で、特にペアなんてケガしないかとヒヤヒヤ観ましたから。


そして世界選手権にむけてのミニマムポイントはフリーの場合、48.00点です。(技術点)
これは結構ハードルが高い・・・

それでは試合の感想をサラッと書きます。

まずはゲデバニシビリ選手。
SP16位からのスタート。
フリーは「ドンキホーテ」。
   

   
また痩せましたか?
6分間練習の時、岡部さんもビックリ。
また細くなって別人のよう・・・と言ってました。

とにかく第2グループで滑る選手じゃないです。
昨年のユーロの銅メダリストですから。
今回のフリーはトリプルがダブルになるミスが多かった。
その上、コンビネーションを跳び過ぎて2A‐2Tがノーバリュー。
テーピングも痛々しく、本調子じゃないですね。
93.96点。 総合で142.71点でした。
もうこれ以上痩せないでほしい・・・


次は個人的にお気に入りの選手。
エストニアのグレボワです。
サンタナの「ブラック・マジック・ウーマン」、この曲好きだな。
   

   
最初がシングルのルッツになっちゃった。
3Loで転倒・・・
3T‐3Tは決めました。
全体的には力を出し切れなくて残念。
でもこのプログラムは惹かれます。
岡部さんも「個性的な曲なのでもっと踊れたら素敵なプログラムになる。」とのこと。
91.55点。 総合で143.45点。
SPではクリアできたミニマム、フリーではだめでした。


続いてスペインのソニア・ラフエンテ。
フリーも素敵衣装。
スカートの切り替えが高い位置にあって難しいデザインだけど似合っています。
リボンも可愛い。
フリーは「ウェストサイド・ストーリー」。
   

   
しっかり要素をこなしていましたよ。
3F、3Lz、3Lo、3T‐2T、3Lo‐2T(これだけターンが入ったミス)
3T、2A‐2Tとほぼ成功。
「慎重になっていた印象だけど、良かった。着実に毎年上手になっています。」と岡部さん。

本当に良い滑りでした。
フリーは101.22点。 ミニマムもクリア。
フリーだけでは6位なんて、本当に良かった。
フェルナンデス君効果かな。


次はロシアのニコール・ゴスビアーニ。 
ついこの前、ロシアナショナルで観た選手。
なかなか素敵な印象でした。
   

   

   
まず、タイツ衣装がとても似合う。
スタイルも良くて背中が大きく開いたキラキラの衣装、素敵でした。

アクセルがシングルになるミスはあったけど、滑っている姿がとても良い雰囲気。
コレオシークエンスのスパイラルポジションなんて美しかったな~

岡部さんも「とても雰囲気のある選手。ポジションがきれい。」と。
ウルマノフコーチの元にいる選手はみんな素敵な雰囲気・・・ともコメント。
103.49点。 総合で154.41点。
フリーは5位になる大健闘でした。


そしてロシアチャンピオン、タクタミ登場。
SP4位からのフリー、「黒い瞳」です。
   

   

   
最初に3Lz‐3Tを決めました。
その後もジャンプはほぼノーミス!
フリーは凄かったとは聞いていましたが、素晴らしい滑りでした。

「持てる力を全部出した。 国内で熾烈な戦いを勝ち抜いたから強いです。」と岡部さん。
ただ、やっぱり手先だけが動いている・・・ような事はまた言っていましたね。
「ゴスビアーニ選手はちゃんと動いていた。」とも。

パーフェクトなんだけど、その辺がいつも同じという印象があります。
あと、リンク全体が映る映像だけで一度観てみたいです。

131.67点。 総合で188.85点。  もちろん1位に躍り出ました。


先に滑るのは妹ヘルゲソン。
SP5位から頑張れ~。
   

   

今日はジャンプにダウングレードやアンダーローテがいくつも付いちゃった。
大きなミスはないんだけど厳しいです。
「身体は動いて元気が良く、印象も良かった。」と岡部さん。
95.36点。 総合で150.40点。
お姉ちゃん、あとはよろしく!

続いて、昨年のユーロチャンピオン、コストナー登場。
フリーは「ボレロ」です。
   

   

   

   
コストナーらしいオシャレなカットの衣装。
この曲は表現が難しいと言われていますが、さすがです。
所々に彼女の素敵ポジションがあって、絵になります。
ジャンプはほぼ成功でラストのサルコウがダブルになって終わります。
これがトリプルだったらと岡部さんと千鶴さん。

フリーは130.52点。
総合で194.71点でトップに!
さすがコストナー。


イタリア勢が続きます。
SP3位のマルケイ登場。
フリーは「アーティスト」。
   

   
最初の3Lzが入り方から着氷まで素晴らしかった~
その後もスピード感たっぷりのまま滑りました。
ルッツを二つ入れられた事が良かった、と岡部さん。
コーチ不在の中、SPフリー両方頑張ったのも凄いです。
キス・クラでアメリカにいるコーチに声かけしていましたね~

112.84点。
総合で171.06点。
結局彼女はフリーは4位、最終順位も4位なのですが、素晴らしいです。


さてここでソトニコワ登場です。
SP首位から落ち着いて頑張れ~
   

   

   
最初に3Lz‐3T、ちょっと足をついたか。
次のフリップはシングルに・・・
でもすぐに立て直し、力強い滑りを見せてくれます。
特にレイバックスピンやステップシークエンス、最後のスピンなんて見応えがありました。

「全てのポジションが美しい。」
「迫力がありパワフル。 観ていてスカッとする。」
「本当に魅力的な選手。」などなど、岡部さんべた褒めなんですけど。
でもその言葉通りに、観るのが楽しみな選手だと思います。

126.38点。
総合では193.99点! 素晴らしい。
キス・クラでは2位とわかって大喜びのソトニコワでした。


最終滑走は姉ヘルゲソンです。
衣装がとてもきれい。
いつ見てもリンクに映えます。
フリーは「スペルバウンド・コンチェルト」。
   

   

   
ジャンプミスに頭をたたくヘルゲソン。
でも素敵な滑りでしたよ。

ジャンプが二つシングルになるミスがありました。
それでもステップシークエンスは素敵だし、一つ一つの動きも好きです。

岡部さんも彼女の事は評価しているようで、
「最初から最後まで途切れる事がなく滑りもムーブメントも繋がっている。」
「作品として観ると素敵なプログラムだった。」
「ここ何年かずっと観ていますが彼女に合った素敵なプログラムを滑っている。」
「好感がすごく持てる選手。」と高評価ばかりでした。

私もいつも選曲が気に入るものばかりで、特に2シーズン前からいつも楽しみでした。
今季はSPの「ポインシアナ」が癖になる~

フリーは100.95点。
総合で155.72点、最終順位は5位になりました。
さすがお姉さん!


最終結果はこちら。




コストナーが連覇です。
ユーロは5回目の優勝だとか。
そして初出場のロシア勢が凄い。
ソトニコワは0.72点の僅差で2位。
3位にタクタミ。
ゴスビアーニも6位に入るという大健闘。
これからどうなるのでしょう・・・恐ロシア。

表彰式の様子など。
   

   

   

   

コストナー、おめでとう!

そして一緒に表彰台に上がろう!と言っていたソトニコワとタクタミもおめでとう!



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2013 欧州選手権 男子シングル フリー

2013-01-29 12:10:06 | フィギュアスケート
引き続きユーロの男子フリーを観ました。
何? やっぱりプルシェンコは棄権したのか。
SPで3Aを転倒し出遅れた彼・・・2004年以来の転倒っていうのも凄いけど。
腰痛や体調不良でSP後すぐに棄権を決めたとか。
その他にもチェコのカシュカ選手がインフルエンザで直前に棄権。
全部で22人になりました。


男子の場合も世界選手権に出るためのミニマムポイントがあります。
技術点がフリーでは65.00点獲らないといけない。 (ちなみにSPは35.00点)
だから順位だけではなく得点もかなり気になる選手達。


   
アップをする様子など

   
会場にはハンガリーの元選手、ユリア・セバスチャンがいた。
もちろん今日もペシャラちゃんはいました。


印象に残った選手だけ感想を書きます。

哀しいやるせない印象の筆頭と言えばこの方。
チェコのベルネル。
2008年のこの会場でのユーロチャンピオン・・・と何度も言われちゃうベルネル。
   

   
こんなキス・クラ、何度見ただろうか・・・

とにかくジャンプミスが多かったです。
2T、2Lz、1A、2Lo、2F、1S・・・・
所々にベルネルの素敵な表現があるんだけど、これだけミスが多いとプログラムになりません。
技術点は36.94点と彼にしてはかなり悲惨な得点になってしまいました。
フリーだけの順位は19位、最終順位は11位、哀しい結果です。

解説の樋口先生は「本当に正しい練習をしているんだろうか。」と何度もコメント。
「あまりに酷過ぎた。」とまでバッサリ。
バンクーバーの後からずっとうまくいってない、とも言っていました。

フリーは「スウィングしなけりゃ意味が無い」ですが、ジャンプ跳べなきゃ意味が無いです・・・
頑張れ、ベルネル!


続いてマヨロフ。
スウェーデンのために枠獲りをお願いします。
って、こんな事をマヨロフにお願いするようになるなんて・・・
アドリアンのためによろしく、です。

   

   
やっとフードをかぶれたね~
フードってジャンプを跳ぶのには邪魔だと思っていたけど、彼はこれで表現したかったのだろうな。

4回転は入らなかったけど、SPに続いて良い滑りでした。
ミスと言ったら3Aのオーバーターンだけ。
身体も絞れて、こんなマヨロフを観られるなんて思わなかった。
充実ぶりを感じられるユーロでした。

フリーは137.59点。 もちろんミニマムポイント越え。
トータルで211.88点と高得点。
とにかくミスが少なくなって頑張りました。


続いてオーストリアのファイファー。
10月に手術をしたり体調をこわしたりしたとか。
それにしても細い身体。
   

   
最初に4Tの予定でしたが3T。
手を挙げての3Lzはいつもきれいです。
「ヨーロッパでは人気がある選手。」と樋口先生。
フリーは127.43点、トータルで194.77点。
ミニマムには届かなかったのは残念。


そしてモナコのルシーヌ。
ピンクフロイドの「狂気」から。
選んだ音楽は好きだな~
   

   
この大会が今シーズン初の試合とか。
彼も手術や体調不良があって大変だったようです。
フランス杯などでは熱心に観戦している様子をいつも見ました。

彼は4回転は持っていません。
その上アクセルが苦手というのはなかなかシンドイ。
フリップは得意だとか。
SPもフリーも3つのスピンをレベル4で揃えました。
ステップは勢いがまったくなかったけど、彼なりに頑張ったのでは。

ジュネーブ空港から40時間をかけてクロアチアに入ったとか。
それだけで疲れちゃいますよね~
ルシーヌ談として「それでもスケート靴はちゃんと届いたからOK。
マヨロフやフェルナンデスなどは靴が届かず練習もできずに困っていた。」と。
みんなみんな大変だ~


さて次は注目のコフトン登場。
フリーは「カサブランカ」です。
   

   

   

   

最初に4T成功、10.73点。
続いて4T‐3T、15.40点。
凄いじゃないですか。
その後も安定したジャンプを跳んだけど。
何と3S‐2Tがノーカウント、0.00点~
コンビネーションを跳び過ぎたコフトン。

後半はスピードが落ち、体力の無さを露呈。
最後なんてフラフラでしたね。
リンクサイドで迎えるタラソワさんとブイアノワコーチ、大喜び。
キス・クラでもニコニコでしたがコフトンはヘロヘロ。
コーチ陣、ジャンプ跳び過ぎにいつ気付く?

今回のコフトン派遣についてはいろいろ言われたけど、期待に応えましたね。
(でもタラソワさん達の強硬策は今後もどうなるかわからないけど)
ノーバリューがありながらもフリーは152.11点。
トータルで226.57点、凄いです。

あと気になったのは、4回転を何度も跳べるのは凄いけど。
着氷に流れはなく「よいしょ」と跳ぶイメージがいつもします。


続いてはジュベール登場。
SPもなかなか良かったのでフリーにも期待します。
フリーは「グラディエーター」。
   

   

   

   
キス・クラの雰囲気、良いな~。

最初の4Tは素晴らしかったですね。
まさにジュベールらしい4回転!
3Aも3LzもOK! 今日も良い感じ。
その後の3Lzは手をついてシークエンス扱い。
彼のフリップは必ずeマークがつくけど、本人もわかっているとか。
エッジの修正って本当は必要なんだろうけど、直さないのもそれはそれで良いかも。
ジュベールの言葉を聞くとそう感じてしまった。

「滑りは良かった。音楽に合っていて男性的な力強い滑りだった。」と樋口先生。
「コフトンに比べたらシニアの滑り。」とも言っていました。
ジュベールらしいカッコいい4回転とお二人で盛り上がってます。

フリーは148.54点。
トータルで232.47点、ここで1位に立ちます。
最終結果は4位と表彰台は逃しますが、今の時代に彼が良い演技をしてここまでやってくれる事の
意味は大きいと思いました。


そしてロシアのボロノフ。
フリーは「ロミオとジュリエット」です。
   

   

最初の4Tはとても良かった。
3Aは降り方がイマイチ。
3T‐3Tは4‐3の予定だったはず。
そして何とフライングキャメルスピンでぐらつきノーバリュー。
多分これで焦った部分もあるのか、その後も氷にひっかかり3Aはシークエンス扱い。
何か体調悪そうな感じです。

その後に跳んだ2A‐3T‐2Tは「3T」を跳び過ぎてノーバリュー。
あぁ、いつものボロノフじゃない・・・

二つもノーバリューで技術点が伸びず59.22点。 ミニマムポイント獲れず。
フリーは131.80点、トータルで210.18点。
彼の結果は総合7位でコフトンに負けた・・・


ここでフェルナンデス君登場。
落ち着いていけ~
頑張れ~
   

   

   

   

   

   
しみじみ得点を見上げる彼の表情が良いですね。

とにかく、とっても素敵な演技でした。
初めて「チャップリンメドレー」を観た時から完璧に仕上げたら良いプロになる予感はしましたが
本当に魅せてくれましたね。

最初に4T、素晴らしいジャンプ。 12.87点。
次の4S‐3Tは着氷でヒヤッとしたけど大丈夫。 13.74点。
もう一つ入れた4Sはこれまた素晴らしい出来で加点いっぱい、13.84点!
3‐1‐3が2‐1‐3になったところもあるけど、もうそんな細かい事はどうでも良い(笑)
優しさや切なさがたっぷり詰まったこのプログラム。
彼の性格もオーバーラップされるかのようにどんどん惹きこまれました。

途中から会場も湧き上がり、終わった瞬間に樋口先生も千鶴さんも絶賛。
「素晴らしかった。」「素敵でしたね~。」
本当に良い演技を観ると言葉は少なくなるのかも。

フリーに3つ入れた4回転。
樋口先生は「軽く高く速く」跳ぶ4回転とコメント。
ジャンプの質も高いし、彼にぴったりのプログラムと言う事でした。

技術点だけでも96.65点。
フリーは186.07点でトータルで274.87点。
この時点でもちろんトップです。


そしてブレジナ登場。
「アンタッチャブル」の完成形を見せてほしい。
   

   

   

   
やりきった彼がキス・クラでガッツポーズ!

最初の4Sは手をついて転倒、でも回りきっています。
3AはOK。
二つ目の4Sはコンビネーションにはならず。
3A‐3Tはとても良かったです。
力強く滑りきり、やっと力を発揮できた感じ。

フリーは163.68点。 
トータルで243.52点。
これで初の表彰台が決まりキス・クラで大喜びです。
4位の呪縛から抜け出したブレジナでした。
妹よ、お兄ちゃんは頑張ったぞ。


最終滑走はアモディオです。
大好きなユーロで力を出し切れるか。
   

   

   
最初に4Sを決め、二つ目の4Sも単独に。
リカバリーもうまく、その他のジャンプも安定していた感じ。

私がいつも感じていた事を樋口先生が何度も言っていました。
「彼のスタイルなんでしょうが止まって動くというのが多い。」
「本来はスケートなので動いている中でやってもらいたい。」とのこと。
その後もまた同じコメントをしていました。

これぞモロゾフ流なんですけど。
モロゾフ嫌いな私はどうしてもレオノワとかアモディオの休憩に入る演技が好きではなくて
食傷気味でもあります。
たまに良いプログラムだな~と思っても、止まってクネクネ、止まってその場で踊る・・・
「早く滑れ!」と強く思うから。
まぁ、モロゾフ組としてはもうどうでも良いのですが、アモディオが別のコーチの元で滑るのを
観たいです・・・

さて、フリーの要素、彼は一つ少なかったとか。
本来はジャンプを8こ跳べるところ、7つしか跳びませんでした。
踊ってたから??

フリーは160.71点、トータルで250.53点、2位となりました。
「ユーロは3年で全ての色のメダルを獲りました。」と千鶴さん。


最終結果はこちら。




フェルナンデス君が初優勝!
スペイン人として初めての快挙。

優勝インタビューでは
「優勝は難しかった。」
「このプログラムは作った時は難しかったがだんだん楽になってきた。」
「世界選手権でもメダルを目指したい。」とのコメント。

   

   

   

   

   
スペインチームのみんなにハグされるフェルナンデス君。
ラフエンテやハビエル・ラジャもいます。

とにかく今年のユーロも面白かったです。
アモディオのユーロの安定感、ブレジナの初のメダル。
ジュベールの健在ぶりも嬉しく、若手ではコフトンとマヨロフが頑張りました。

そしてやっぱり優勝のフェルナンデス君が良かった。

ユーロ金メダル、おめでとうございます!


   

   


   





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2013 欧州選手権 女子シングル SP

2013-01-27 13:46:25 | フィギュアスケート
ユーロの女子シングルを観ました。
もう忙し過ぎて大変・・・
ひとまず私は全米を捨てます。
せっかくのLIVE中継と言ってもとても追いつけません。
(私もハードディスクも)
嬉しい悲鳴を通り越して、死にそう・・・



さて、ユーロは大好きな大会。
男子も女子も結果は出ていますが、ゆっくり感想を書きたいです。

今回は29カ国から36人出場。
今年から予選はなくなり、世界選手権に出るためのミニマムポイントを設ける・・・
などという変更点があるとか。
とくにSPでは技術点は28.00点を獲らないとダメなのでキス・クラは悲喜こもごもでした。
何と36人放送なので私の印象に残った選手だけ書きたいです。


解説は岡部さん。
早速トルコの選手の「靴がきたない」と厳しい一言。
見せる競技ですからね~と。

1番滑走からしっかり観ましたが。
まずは16番滑走の選手から。

チェコのエリスカ・ブレジノワ、16歳。
ご存じブレジナの妹さんです。
いつか観たいな~と思っていたので予選がないのは嬉しいですね。
SPは「タンゴ・アモーレ」。

   

   
なかなか美しい選手ですね。
千鶴さんも岡部さんも「きれいな選手」と言っていました。

アクセルがシングルになったり、その他でもまだまだの滑り。
「動きに明確さがない。 彼女の雰囲気に音楽が合っていない。」と岡部さん。
SPは40.98点で何とフリーには進めず残念。


続いてスペインのソニア・ラフエンテ。 21歳。
いつも衣装が素敵な選手です。
SPはミュージカルの「ロミオとジュリエット」から。
おっ、2シーズン前のトランコフ組と同じ曲で素敵。
   

   
背中に十字架のデザインで良い感じ。
特にミスなく美しい旋律を滑りきりました。
「彼女の合った良いプログラム。 上手になってきています。」と岡部さん。
「靴、きれいですよ。」と千鶴さん、チェックしてますね。
SPは51.07点、技術点でミニマムポイントを獲れて喜ぶラフエンテ。


次はフランスのレナエル・ジレロン-ゴリー。 17歳。
初出場なんですね。
SPは「トリスタンとリゾルテ」です。
   

   
ペシャラちゃんがまたキス・クラにいますよ。
その後もメイテ選手にも付き添っていました。
今大会のフランスチームはとても結束しているとか。

さて、演技ですが3T-3T、3F、2Aほぼ大きなミスなく決めました。
トランジッションが少ないと言われていましたが、初出場でこれだけ出来れば立派。
SPは53.32点、最終的にもSP7位は凄いです。

昨年コストナーがタイツ衣装だったからか、今季の女子選手はタイツ衣装が多い気がします。
みんなナイス・スタイルだから素敵ですね。


次はフィンランドのユーリア・トゥルッキラ。 17歳。
もちろん覚えていますよ~
この衣装は「火の鳥」。
   
キーラ不在の中、頑張るトゥルッキラ選手。
3T-3Tはツーフット。
でもスピードもあり良かったです。
SPは51.47点、技術点も28.00点越えでクリア。
とても嬉しそう。


ここで登場するのがコストナー。
昨年のユーロチャンピオン、そして現在の世界チャンピオン。
SPは「ヤングフランケンシュタイン」のサウンドトラック。
    

   
まずは衣装の感想。
胸の所から赤い太いリボン状のものをデザインしたもの。(うまく言えない)
胸の切替上がベージュ色のようでその他は白。
スカートの前の部分も何か不思議なヒラヒラが。
多分、他の選手が着ていたら「変かも?」と思われるだろうが、コストナーが着ると違う印象になるんだろうな~
生地も何で出来ているのかわからないけど、メリヤスっぽいイメージを持ってしまう私。
デザインとか色使いは私としてはイマイチかも・・・

さて、実況と解説のお二人はかなりコストナーファンだと思う。
終わった瞬間「さすが、素敵でした!」とのこと。
「音とのかかわり方、身体の表現の仕方、メリハリ、さすがでした。」と岡部さん。
コストナーの魅力にぞっこんなお二人でした。

3T-3Tは転倒してしまったけど、その他は見応えがありました。
彼女ならではの動き、誰にも同じものは出せないだろうな。
64.19点という事でこの時点でもちろん首位。
コストナー健在!


続いてエストニアのエレーナ・グレボワ。 23歳。
「テイルズ アンド レジェンズ」。
   
3Lzは転倒してしまった。
3T-3Tと2AはOK。
まずまずの滑りだったのでは。
51.90点でミニマムポイントもクリアでき良かったですね。


そしてソトニコワ登場です。
今までいっぱい彼女を観ているけど、ユーロはやっと初出場!
「スペイン奇想曲」は彼女に合っていて好きです。
   

   

   

   
こんなに嬉しそうなソトニコワは久しぶり!

SPの滑りはとっても良かったです。
3T-3T、3F、2Aを全てクリーンに決めて、着氷後の流れも美しい~
ジャンプが決まると笑顔でノッてきて、他の要素も全てレベル4!
特にステップシークエンス辺りからは釘づけでした。

「まだ若い選手だけど、一つ一つの動きの明確さが素晴らしい。力強かったのも良い。」
「所々に入るスパイラルのポジションも美しい。 キレもあった。」と岡部さんも絶賛。
SPは67.61点で首位になりましたよ。
こんな素敵な滑りを観られて嬉しいな~


次はゲデバニシビリ登場。
昨年のユーロの銅メダリストです。
今季の「シンドラーのリスト」は代表作になるか・・・
   
最初の3Lzで転倒。
次の3Sはステップアウトし直後にも不安定なつまづき。
彼女らしいキレのある動きもあったけど、全体的にバタバタして終わった感じ。
せっかくの良いプログラムが・・・
48.75点で最終的なSP順位は16位でした。


そしてロシアチャンピオンのタクタミ登場です。
彼女の初のユーロですね。
   

   

   
最初は2Lz-3Tで来ました。
多分3Lz-3T狙いだったのでしょう。
2Aはオーバーターン。

いつも感じている事を岡部さんがズバリまとめてくれました。
「独特の動きをする選手。」
「全体的に動きが単一。途中で違う動きを入れないと単調に見えてしまう。」
「メリハリが欲しい」などなど。

同じ感想を昨シーズン辺りからずっと感じていました。
手の動きがいつも同じで何のプログラムを滑っても同じイメージ。
「ハーレム」も「ベサメ・ムーチョ」も「アディオス・ノニーノ」も「黒い瞳」も
みんな同じようだと思っていました。
デビューシーズンは驚いたけど、今は動きにキレのあるソトニコワの方に惹かれちゃうんだな。

SPは57.18点でキス・クラでは「ありえな~い」と言うような表情の3人。
この時点でソトニコワに10点ほど離されました。
まぁ、主観とは好みの問題なのですみませんが・・・
その後、フリーでは凄かったらしいですね。


さて、ここでヘルゲソン姉妹が続いて登場しますよ。
まずは妹ヘルゲソン、19歳。
何とスウェーデンのナショナルではお姉さんを破って初優勝したとか。
   

   

   
最初からスピードがありました。
片手を挙げての3Lzはバッチリ。
3S-2Tはステップアウトしたけど、あとはとてもうまくなった感じ。
音楽の強弱に合わせて表現力も良かったです。
「一年一年上手になっています。」と岡部さん。
55.04点でSPは何と5位ですよ!
お母さんは姉に付いているのでキス・クラ不在。


そして姉ヘルゲソン。
6回目のユーロで同じ回数ワールドにも出ています。
SPは「ポインシアナ」、良いプログラムですね。
   

   

   
3T-3Tは決めたけど回転不足になっちゃった。
3Loはステップアウトで手をつくミス。
でもステップシークエンスはすごく見応えがあります。

この「ポインシアナ」は初めて観た時にはあまり感じなかったけど、彼女にすごく合っていて
心地よさを感じます。
同じような音楽を滑る選手が他にいないのが良いな。
さすがの表現力でミスがありながらも素敵な滑りでした。
54.77点で妹に続いた順位、6位になりました。
ステップの評価はいつも高いですね。


続いて、イタリアのバレンティナ・マルケイ登場。
26歳、9回目のユーロだとか。
SPは「エスペランサ」です。
   

   

   
靴がキラキラ☆

3Lz-2Tも3Sも2Aも全てパーフェクト。
最後のスピンは二つともとっても素敵でレベル4。
音楽を表現するのもうまく雰囲気があって素晴らしかったです。
「大人の魅力でとても良かった。」と岡部さん。

SPは58.22点! 技術点も30.45点で文句なしクリア。
何とSP終わって3位になりうれし涙のマルケイでした。
有香さんは全米のため不在だから吉報を届けよう。


サッと簡単に書きました。
とても36人は書けないけど、うまくなっている選手が多いな~と実感。
SPの最終結果はこちら。









上位の選手達は本当に見応えがありました。
美しい個性豊かなヨーロッパの女子選手達、フリーの演技も観るのが楽しみです。
 


   


   







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2013 欧州選手権 男子シングル SP

2013-01-25 21:01:24 | フィギュアスケート
ユーロが始まった。
おまけに全米も同時進行のようなLIVE放送・・・
毎年この時期には悲鳴をあげているけど、いっそこの時期は完全に一人暮らししたい・・・
1月後半から4月初め位まで一人になりたい・・・
フィギュアにどっぷりつかりたい。


カナダ選手権では大好きなケヴィン・レイノルズがとんでもない構成を成功させたと聞いて嬉しかったな~。
彼はまちがいなくうまくなっている!
放送があるのはまだ先だけど楽しみ。


とにかく今日はユーロの感想を淡々と書いていきます。
LIVE放送に追われながらもどうなるか・・・

会場はクロアチアのザグレブ。
男子の解説は樋口豊先生。
23カ国から30人の出場だそうです。


   
アップするプルシェンコやルシーヌ。

   
キス・クラで写真を撮る選手は初めて見たかも。
セーラー服の衣装の選手も面白い。



印象に残った選手の感想です。

モナコのルシーヌ登場。
   
4回転はありません。
スピンがとてもきれいでレベル4!
樋口先生が「マイナス要素がない。エッジがきれいで良く滑っていた。」とコメント。
63.27点で嬉しそうなルシーヌ。
お父さんもコーチ陣に入っているとか。


続いてプルシェンコ。
この大会の昨年のチャンピオンです。
SPは「Storm」。
   

   
SPでは4回転を回避。
最初の3Lzは着氷があぶない~
次の3Aは転倒です。
ステップシークエンスではテンポアップして彼らしい動き。
でもミスが響いて74.82点でした。
「うまく調整ができていないのでは。」と樋口先生。
「久しぶりの転倒を観ました。」と千鶴さん。

今はいろんな動きを入れないとレベルを獲れないので、その辺が課題でしょう。
4回転を入れないで勝負はできないな、いくらプルシェンコでも・・・。


そしてビクトール・ファイファー。
(アドリアンの友達だから応援しよう)
   

   
プリシラコーチ、また髪型を変えました。
でもいつも紫のカラーが入ってる。

ファイファーの得意な静かな曲調。
「ムーンライト・ソナタ」にのって情感たっぷり滑ります。
手を挙げての3Lzはとてもきれいでした。
「エレガントなスケーターだけど、もうちょっと難しい要素があれば。」と樋口先生。
「同じようなところにずっと留まっている。」と千鶴さん。
千鶴さんのコメントはズバリ突いてきましたね~。
せめて3Aが入ったら良いな。
マイナスはなしで67.34点。


ここで登場フェルナンデス君。
スペインの応援団が凄いですね。
   

   

   
羽生君のプーさんに対抗するのはミッキーのティッシュケース。

それにしても良い滑りでした。
4Sも3Aもそれぞれ素晴らしい出来。
3Lz-2Tは本当は3-3だったろうな~
(これが3-2だったので結果的には2位になった訳ですね)
スピンはすべてレベル4。
とてもまとまりのあるプログラムでした。
88.80点でシーズンベスト!
オーサーチームは片足を伸ばす滑りを揃えているのかな? 結弦君と同じ滑り方。


そしてベルネル。
2008年のユーロがこの会場ですが、その時に優勝したのがベルネルと紹介されてます。
SPは「ドラキュラ」。
   
最初の4Tは回りきって転倒・・・
3AはOK!
そして次は2Lz-2Tになっちゃった・・・
68.99点、これでもシーズンベストなんですね。
ベルネル、復活してほしい。

次はフランスのシャフィック・ベセイエ。
   
6分間練習では4-3を決めていたけど、本番は3-3になっちゃった。
66.93点・・・

と言うよりもキス・クラのペシャラちゃんが気になって・・・
何とユーロ大会は欠場なんですね。
ファイナルのダンスがとても可愛くて良かったから欠場はとても残念。
同じくカナダのケイトリンも骨折でナショナルも欠場だから、気の毒です。
カメレンゴ組の試練か・・・
アイスダンスのファンとして本当にさみしいです。


続いてマヨロフです。
すっかりスウェーデンの顔になったマヨロフ。
(私はアドリアンも観たいよ~)
   
お父さんはマヨロフSr!

SPには4回転は入れません。
3Lz-3T。
3Aもバッチリ。
3Fはeマークがついたけど全体的に良い出来でした。
ジャンプの転倒はないし、音のとり方もうまくて良かったです。
マヨロフうまくなった感じ。
74.29点、お父さんも嬉しそう。


そしてジュベール登場。
12年連続12回目のユーロだとか。
彼には特別な大会なんだろうな。
   

   

   
またまたペシャラちゃん隣席。

ジュベールはこの大会に合わせてきましたね。
SPプロは「ジェネシス」、いつものようにノッていけるプログラムなんだろうな。

4T-3T、間にターンが入ったけど決めました。 13.26点。
3Aも3Lzもバッチリ。
スピンも良かったしジュベールらしさも出ていて良かったです。
樋口先生は「欲を言えばもう少し滑ってほしい・・・」とのこと。
でも強いジュベールが戻ってきた感じです。
83.93点でSPは3位になりましたよ。


次はブレジナ、こちらも頑張って欲しい選手。
   

   
最初は4S決めました。
次は3Fからコンボならず。
3AはOK!
ステップも力強くて良い感じ。
79.84点でSPは4位です。  えっ、また4位?  呪縛をはらえ~!


そして注目のコフトン。
この大きな大会で結果を出せるか。
   
「アラビアのロレンス」の曲。
最初の4T-3Tはサラッと決めました。 15.69点!
次は2A、そして3Lzは手をつく。

出迎えるタラソワさんは称えていましたね~
17歳の大舞台で4-3の成功は嬉しいでしょう。
74.46点でSPは7位。


同じくロシアのボロノフです。
今絶好調の彼はどうか。
   

   
キス・クラにモロゾフはいない。 (アモディオに付いてるな)

彼も4T-3Tを決めましたよ。 14.59点。
3Aも3LoもOK!
ロシアの曲調に合った動き、表現力も豊か。
スピードもあり良い出来でした。
78.38点でSPは5位でした。
ロシアの3選手の中ではトップです。


アモディオ登場。
ユーロは彼にとって縁起の良い大会かも。
   

   
最初の4Sはきれいなジャンプでした。
3Aも3Lz-3Tも安定していましたね。
昨年のフリーをSPに仕立てて、彼に合ったプログラムだと思います。
まぁ、相変わらず止まって踊るんだけど。
加点がいっぱいもらえる内容で89.82点!
何とSPで1位になりましたよ。
(フェルナンデスが3-3にしていれば・・・なんて)


会場には多くの選手がいてカメラで撮られていましたね。
   

   

   
ヘルゲソン姉妹の可愛さ。
ソトニコワの素の表情のあどけなさ。
良いですね~


さて、SPの結果です。









樋口先生の総括として
「やはり4回転を跳ばないと上位に入れない。」
「素敵なプログラムがいつくか観られた。」とのこと。
4回転には10人がトライ、そして上位はサルコウを決めていた、と千鶴さん。
ここにレイノルズも参戦させたい。


サッと簡単に書いた記事ですので誤字、脱字は失礼します。
それにしても「ユーロ」はとっても面白いです。
ヨーロッパの個性が散りばめられていて、毎年すごく楽しみな大会です。
それでは女子も楽しむぞ~!








   







   














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2013 ロシア国内選手権 表彰式とエキシビション

2013-01-22 14:08:33 | フィギュアスケート
ロシアナショナルの感想はこれが最後です。
もうすぐユーロが始まっちゃうのでいろんな意味で準備しないと。

さてエキシビションに先駆けて表彰式を行うのもロシアならでは。
そして優勝した選手のコーチも表彰されるんでしたね~


まずは男子シングルから。
優勝したプルシェンコは立ちあい出産(!)のために欠席。
でもミーシン爺がちゃんとプルの分も自分の分もメダルをもらったよう。
   

   
メンショフ、ちょっと元気なさそうに見えちゃうのは哀しい・・・
頑張ってきた彼の事は知っていましたから。
私の感想はまた後に書きます。


さて、ここで一年越しの宿題の答えがありました。
昨年のロシアナショナルの表彰式で選手がもらっていた紙袋の中身は・・・?
そんな千鶴さんの質問に岡部さんはちゃんと聞いてくれたのですね。
その答えは「スポンサーの中の会社の歴史の本・・・」だとか。
そうだったのか・・・と力が抜けてしまう答えでした。


次はアイスダンスの表彰です。
   

   

   
昨年と同じ順位でしたが、選手達みんな嬉しそうにニコニコ。
特に今回はパフォーマンスの出来に納得できたからだろうな~。


続いては女子シングル。
   

   

   
リプニツカヤは欠場でしたが、ラジオノワがしっかり台乗り。
ショートもフリーもノーミスでしたからインパクトは強いです。

タクタミはミーシンから熱い抱擁。
ミーシン爺はまたまた表彰。


次はペアの表彰です。
   

   

   
存在感のあるニーナコーチも表彰されました~

この優勝ペアは今季負けなし。
コンビを組んでからすぐに注目していましたが、もう別格ですね。
トランコフがボロソジャルのメダルを直しているシーンなんて好きだな~
良いペアだ~。


ここで千鶴さんがユーロ派遣選手を発表。

男子シングル・・・プルシェンコ、ボロノフ、コフトン(!)

女子シングル・・・タクタミ、ソトニコワ、ゴスヴィアーニ

ペア    ・・・ボロソジャル/トランコフ組 
         川口/スミルノフ組
         バザロワ/ラリオノフ組

アイスダンス・・・ボブロワ/ソロビエフ組
         イリニフ/カツァラポフ組
         リアザノワ/トカチェンコ組

やっぱり騒がれたのは男子の派遣選手でしょう。
3位、4位を飛ばして5位のコフトンが決まった時はロシア国内でも大騒ぎに。
トランコフの抗議とか、あのモロゾフの反対意見などなど大いに取り上げられていました。
いろんなところにロシア連盟の意見があるようで、若手コフトンに対する期待値も高く
その上、タラソワさんの強い押しの一手もあるようで・・・
確かに「将来性」は大事かもしれないけど、過去にも同じように若手を潰した事もあると書かれていました。

そんな事を考えながら私の思うのは・・・
やっぱりメンショフの頑張りが報われないのは哀しいです。
ずっとナショナルにも出続けて、確かに年齢は若くないけど彼の日頃の努力はどこに追いやられてしまうのだろうか。
プログラム構成にもしっかりクワドを入れているメンショフ。
彼のスケートに懸ける想いは年数分だけ大きいはず。
だから私はコフトンに期待するよりもメンショフのユーロでの滑走を観たかったです。


表彰式を見つめる選手達・・・
   

   

   


                     


それではエキシビションの感想など。
あっ、そう言えば昨年のエキシビションは照明も特になく競技会のようだった記憶が。
今年はとてもきれいな照明でしたよ。
後はカメラワークが今ひとつ、観客が少ないのも残念でしたが。

   
女子シングル5位のポゴリラヤ。
アデルの「スカイフォール」のナンバー。


   

   
アイスダンス5位のシニツィナ/ジガンシン組。
女性もきれいで雰囲気のあるカップル。
足元があまり映らず、岡部さんもカメラワークに苦言


いろいろ言われてるコフトン。
もちろん彼が悪い訳ではない。
   
練習ではクワドをどんどん跳んでいると強調されているコフトン。
ユーロではどんな滑りが見られるか。


   
ペア5位のタラソワ/モロゾフ組!


   
男子シングル4位のガチンスキー。
ケガの影響か、今季はとても苦しんでいます。
「昨シーズンのユーロまでは本当に素晴らしかった。でもワールドは18位・・・」と千鶴さんに言われちゃった。


   
アイスダンス4位のモンコ/ハリャービン組。
2年前のジュニアチャンピオン。
とてもムードがあるカップル、と。
「アイスダンスは大人になるのが早い。」と千鶴さん。
「男性の姿勢の良さがとても気持ち良い。」と岡部さん。
私もハリャービンには目を惹かれました。
昨シーズンよりも髪も短くなって似合います。


次は12歳!
   

   
女子シングル4位のセラフィマ・サハノビッチ。
何か観ていて気持ち良いな~と思っていたら・・・
「魅力的な滑りですね。」
「まだジュニアっぽさはあるがエッジも正確で、怖い存在になるのでは。」と岡部さん。
柔らかな表現力を感じたのでこれから注目です。


   

   
ペア4位のアンティポワ/マイスラーゼ組。
ペアを組んだばかりなのでこれからですね。
男性がしっかりリードできるので、どんな成長を見せてくれるか楽しみ。
女性のヘアスタイル、誰かやってあげて~


いよいよメンショフ登場。
   

   
千鶴さんの愛のコメントが良かった・・・
「29歳のメンショフ、一番凄いのは毎年この大会に出続けているところ。」
「ケガもなくこの大会に合わせて必ず出場しています。」
「旧採点システムから新採点システムに変わり苦労してきたはず。」
「続けているのはかなりフィギュアスケートが好きなんでしょう。」
次々に出る愛のこもった言葉には心を打たれてしまった・・・

最後にお二人揃って「ユーロに出させてあげたい。」



   
アイスダンス3位のリアザノワ/トカチェンコ組。
ヤンキーポルカでは唯一レベルがとれなかった二人とか。
SD5位発進はかなりショックだったようですね。
今まで判断違いしたまま練習してきたそうです。
ユーロ前にわかって良かったですね。


   

   
女子シングル3位のソトニコワ。
ヨーロッパの選手はアジアに比べても身体の成長が早いと言われていました。
確かに大きくなってジャンプが不安定になってしまったけど。
「力のある選手なので、これからクオリティの高いジャンプを決めれば怖い存在。」と岡部さんはコメント。
好きな選手なので今季のプログラムじゃないような曲で滑って欲しいな~と勝手な要望です。


   
ペア3位のストルボワ/クリモフ組。
EXは「月の光」ですね。


   
男子シングル2位のボロノフ。
今季は本当に調子が良い感じ。
モロゾフともうまくいってるから怖いものなし。
岡部さん「今年はスケートを楽しんでいるのでは。」と。

   

   
同じくモロゾフ組。
アイスダンス2位のイリニフ/カツァラポフ組。
アデルのナンバーですね。

ちょっと前にあったファイナルが6位だったから、同じ会場のこのソチで新しいダンサーとして
戻ってきたつもり・・・だとか。
ナショナルでは見事な滑りでした。
イリニフ、にこにこの笑顔満開。


   

   
女子シングル2位のラジオノワ。
「トータルパッケージとして素晴らしい。」と岡部さん。
確かにミスも少ないし今季負けなしは凄いです。

う~ん・・・
だけど何と言うのかEXを観てから好みじゃないと思ってしまった。
初めて観たソトニコワやタクタミの時には感じなかった何か・・・
昨年のリプニツカヤにも感じなかった違和感?
(リプニツカヤは体操っぽいとは思ったけど)
うまく言えないけど、サハノビッチの方が好みです。


ここでEXの真打登場。

   

   

   

   

   

ペア2位の川口/スミルノフ組。
相変わらずのアクロバティックな動き。
楽しませてくれますね~。

「この二人はEXでいつも魅せてくれる。」と千鶴さん。
「こういうものがEXで観たいですね~。」と岡部さん。
試合には入れられない危険なポジションを笑顔で披露する悠子さんは凄い!


リンクサイドで観ているテンションの高い選手達。
   

   


アイスダンス1位はもちろんこの二人。
   

   

   
ボブロワ/ソロビエフ組です。
真っかな女性の衣装が素敵。

三連覇ですが今季のこの大会は出来にも満足そうで嬉しそう。
コーチを替え、すぐに成果に表れました。
古臭いロシアのアイスダンスじゃなくて、洗練されています。
「FDではレベル4を全てとれてパフォーマンスにも満足している。」とか。
ユーロではフランスやイタリアのカップルもいるので楽しみだな~


   
女子シングルの1位、タクタミです。
体調不良でも頑張って勝ちとった優勝、嬉しいでしょうね。
それにしてもロシアの充実した選手層・・・怖いくらい。


最後に登場するのはペアの1位。
ボロソジャル/トランコフ組。

   

   

   

   
素敵過ぎてまいっちゃう。

とにかく別格。
レベルの高いペアでいつ観ても釘づけ。
ライバルと言われるドイツペアとの戦いもユーロとワールドで観られますね。
もちろん今からソチ五輪も楽しみです。

いよいよグランドフィナーレ。
ロシアの選手達も仲が良い様子ですね。
リアザノワがマイスラーゼに抱きついてる・・・
   

   

   

   

   

とにかく大満足のロシアナショナルでした。
今年は照明もあったし、選手達も満足がいく演技が多かったし。
ユーロ派遣選手には今ひとつモヤモヤが残りますが、ロシアの選手層の厚さ所以でしょうか。

J-Sportsさん、ロシア選手権の放送はこれからもお願いしますね。
そしてこれから始まるユーロ、全米、カナダ選手権も楽しみ~。
最後にワールドは絶対にLIVEでお願いします








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2013 ロシア国内選手権 ペア SPとフリー

2013-01-18 10:45:52 | フィギュアスケート
相変わらずのスローペースで書いています・・・
ロシアナショナルのペアをやっと観ました。

昨シーズンのナショナルは主力組が欠場しましたが、今季はバザロワ/ラリオノフ組が欠場なのね。
ファイナルのEXでラリオノフの靴が壊れ、ナショナルには出られなかったとか。
とても残念です。

まずは12月25日にあったSPから。
実況はもちろん千鶴さん、解説は岡部由起子さんですが。
このお二人、息がぴったり合っていて聞いていても心地良いですね。
岡部さんはジャッジ目線でしっかり弱点もポイントを押さえ解説しますが、それだけでなく
選手達の今後にエールを送る事を忘れません。
ジャッジとしていろいろ記事を読んだ事もありますが、J-Sportsにおいては私は好きな解説者です。
(アイスダンスは藤森さんが好きです。)

さてまずは川口/スミルノフ組から。
昨年はナショナル欠場でした。
   

   

   

   
最初のトリプルツイストはしっかり決めました。
その後の3LoThもOK!
今季はバックアウトで入るデススパイラルが課題とか。
ソロスピンはぴったり合っていて本当に美しい~
このスピンに続くリフトも悠子さんの良さが惹き立っていました。
大きなミスもなく丁寧に滑っていた印象です。
岡部さんも「工夫されていてとても良かった。」とのこと。
SPは70.19点でした。
タマラコーチもニコニコ。


次はクセニア・ストルボワ/ヒョードル・クリモフ組。
20歳と22歳。
   

   
終わりのポーズが斬新。
ガチンスキーの滑った曲でしたね。

トリプルツイストは女性の降り方が今ひとつ。
岡部さんは「スピード感がもうちょっと・・・。個性的なペアです。」と。
このペアは何度も観ていますが、女性がすごく強そうなイメージ。
そして男性はちょっとだけサム・ロックウェルに似てませんか~? 
SPは67.78点で3位でした。


続いて登場するのはユリア・アンティポワ/ノダリ・マイスラーゼ組です。
あっ、この男性は知ってる!と思ったら新しい女性と組んだのね。
15歳と24歳の年の差カップルです。  体格差も大きい~
   

   
コーチはアルトゥール・ドミトリエフ(父)じゃないですか。

最初のスロウトリプルツイストは高い!
スロウトリプルルッツも素晴らしい!
3Tは女性が転倒してしまった・・・
デススパイラルでも足がついてしまうミス。
まだ組んだばかりでユニゾンはまだまだと言われていましたが、男性が一生懸命リードしています。
56.96点となりSPは6位でした。


次はヴァシリサ・ダワンコワ/アンドレイ・デプタット組。 (名前難しい~)
14歳と20歳? 若過ぎる・・・
   

   
ジュニアグランプリファイナルでは堂々の2位だったとか。
「ゴッドファーザー」の曲でしたが、最後が音楽と合わずに残念。
千鶴さんも「終わりをピッタリ合わせて欲しかった」と。
このペアは2シーズン目だそうですが、だんだん自信をつけてきたとか。
岡部さんも「ユニゾンはまだまだですが徐々に良くなっています。」とのこと。
SPは58.30点で4位でした。
「歯の矯正中です。」とも紹介する千鶴さん。


ここで登場するのがタチアナ・ボロソジャル/マキシム・トランコフ組です。
私の大好きなペア。
昨シーズンのワールドの僅差の闘い、今も胸に焼き付いています。
今季は負けなし、ファイナルも優勝でしたね。

   

   

   

   

   
何かもう格が違う。
前のペアと同じ「ゴッドファーザー」なんだけど、素晴らし過ぎます。
トランコフの顔つきまで成りきっていましたね。

トリプルツイストもレベル4。
スロウトリプルループも素晴らしい~
ステップシークエンスも表現力豊か。
思わず魅了されました。

岡部さんも「とても貫禄がありました。表現や音の使い方、スピード感、大変力のあるカップルです。」とコメント。
「あるジャッジが『シアターで演技を観ているようだった。』と言っていました。」だそうです。
「スポーツでありながらアートである。」ともコメント。
SPは78.69点でもちろん1位でした。


続いてアナスタシア・マルチュシェワ/アレクセイ・ロゴノフ組です。
17歳と24歳。
もちろん覚えていますよ~
昨年3位に入ったペアです。
   

   
女性のアナスタシア、一年で凄く大人っぽくなりました。
今日の出来には不満そうでキス・クラでも無表情、さっさと帰ってしまった・・・
昨年の可愛いアナスタシアちゃんはもういない・・・

3サルコウで女性がステップアウト。
スロウトリプルフリップでも降り方が今ひとつ。
とにかく最後まで笑顔もなく浮かない表情でした。
ロゴノフちょっとかわいそうかも・・・
57.65点でSPは5位、ミスをするとやっぱりこの位の順位になりますね。


SPの順位はこちら。



引き続き12月27日に行われたフリーの感想です。

最初はエフゲニア・タラソワ/ブラジミール・モロゾフ組。
タラソワとモロゾフ?  激論を交わしながら滑りそう?
18歳と20歳とか。 男性はドイツ出身だそうです。
   

   
まだ組んだばかりとか。
スロウジャンプはループもサルコウもマイナスでした。
サルコウのマイナスはなぜだか私にはわからなかったです。
カメラが切れて映っていないのか。
岡部さんは「まだまだ滑る事に一生懸命。
何を見せたいのかわからない。 でもこれからの成長が楽しみ。」とのこと。


続いて、SPで不機嫌だったアナスタシア・マルチュシェワ/アレクセイ・ロゴノフ組。
   

   
フリーも雲行きが怪しい・・・
何て言ってもキス・クラが二人だけ。

ソロジャンプがまず乱れました。
トリプルツイストは降り方がきれいじゃない。
そして何とリフトで男性の肘が曲がりノーバリューというミス。

岡部さんも千鶴さんも「ミスが目立ち全体的にかみ合わなかった。」と言いながらも
エールを送っていましたね。
フリーは104.23点、トータルでは161.88点。
フリーだけでは8位と順位を落としてしまった。


一方、何か良いカップルの予感がするアンティポワとマイスラーゼ組。
男性がいろんな意味で頑張っています。
   

   

   

   
少女を見守る保護者のようなマイスラーゼ! 

トリプルツイストは高さがあって良かったです。
3サルコウでは女性が転倒・・・でもしっかり立て直していきますよ。
リフトも工夫されていて見応えがありました。
千鶴さんも「組んだばかりですが堂々としている。」とコメント。
岡部さんも「男性が経験があるのでリードしていけます。これから素敵なペアになる。」とのこと。
観ていて微笑ましく、男性の実力を感じる好感の持てるペアでした。
フリーは121.84点、トータルでも178.80点。
キス・クラでも大喜びでしたね。
あとは、女性の髪形を工夫しよう!
練習時と同じようにゴムでとりあえずくくるだけのようだから。


次はダワンコワ/デプタット組。
ジュニアとシニアの掛け持ちのシーズンだとか。
   

   
3T-3Tは女性が転倒してしまった。
2Aも転倒・・・
スピードも落ちてしまい、SPと同じようにラストの所で時間が余ってしまった・・・
この辺りはプログラムとしてもピッタリきめたいですね。
ジュニアのグランプリファイナル直後のナショナルで体力的にもキツイのでしょう、とのことでした。
フリーは103.46点、トータルでは161.76点。


いよいよ楽しみのペア登場。
川口/スミルノフ組です。
始まりのポーズが凝っている。
   

   

      

   
とても素敵なプログラムでした。
SPと同じように大きなミスなく滑りきりました。

特にソロスピンのぴったり合った動きがきれいだったな~
スロウトリプルループは悠子さんが手をついちゃったけど、ミスらしいミスはこれだけ。
スミルノフの片足リフトに悠子さんの優雅なポジション、きれいでしたね。

岡部さんは「コレオシークエンスは曲と合っていた。」
「ほぼミスなく、二人に合った大人っぽいプログラム、とても良かった。」とコメント。
フリーは137.18点、トータルでは207.37点。
とにかくミスもほぼなく、情感豊かなこんなプロを滑ってくれて嬉しいです。


次はクセニア・ストルボワ/ヒョードル・クリモフ組。
今までこのペアの衣装はあまり好きではなかったけど、このフリーの女性の衣装は好き。
色もデザインも良いです。
(ファヌフにも着てほしいくらい)
   

   
スロウトリプルフリップでは女性が転倒。
でもパワフルでスピード感はありましたね。
フリーは127.68点、トータルでは195.45点。
全て3位に揃えましたが、バザロワ組がいたらどの辺の位置になるかな~


さて最終滑走はもちろんこのペア。
凄く楽しみでした。
ボロソジャルは手をこすり温めていますよ。
いつもの滑走前の準備ですね。

      

   

   

   

   

   

   

   
やっぱりこのペアは別格でした。
本当に凄かった~

今季のフリーは「ヴァイオリン・ミューズ」。
トリプルツイストは高くて素晴らしいです。
デススパイラルではボロソジャルが腕の動きをずっと入れてレベル4。
スロウトリプルループも高さがありました。
難しい入り方のリフト2つとコレオシークエンスも良い!
スロウトリプルサルコウでボロソジャルがツ-フットになってしまった。

先にあったファイナルではSPは首位だったけどフリーは2位になるミスがあったとか。
(まだ私は録画を観ていません)
その事から後半に詰め込み過ぎた要素を入れ替えたそうです。
そして何と、新しい構成で「通し」を一回しかやっていないとか! ウソでしょ!

結果的には素晴らしい出来で10点を出すジャッジも数人いました。
岡部さんも「素晴らしい芸術的なプログラムだった。」と絶賛。
本当に良いものを観させていただきました。

フリーは150.23点、トータルで228.92点。
参考記録ながらシーズンベストです。
見事な完全優勝でした。


最終結果はこちら。


1位と2位の差は何と20点も。
川口・スミルノフ組はほぼノーミスで素晴らしかった。
でももっと上を行くボロソジャル・トランコフ組は別格なんだろうな~
どちらも心に残る素敵なプログラムでした。

まとめとして・・・
「とてもレベルの高い大会でした。」
「優勝したペアは凄いですし、若手も伸びてきています。」
「ロシアの時代がまたやってくる。」と岡部さん。

千鶴さんは「バンクーバーでペアのメダルが途絶えたロシア、ソチに向けてかなり力をつけています。」とのこと。

優勝ペアのインタビューでは・・・
   
「全体的には満足している。」とボロソジャル。
「緊張感を克服しなければならない。」とトランコフ。
笑顔は一瞬見せるだけで、お二人とも厳しい覚悟をするようなコメントでした。
ワールドでトップになるために、一層努力をし続けるであろうボロソジャルとトランコフ。
ユーロもワールドも期待しています

   

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2013 ロシア国内選手権 アイスダンス SDとFD

2013-01-11 12:28:55 | フィギュアスケート
続きましてはロシアナショナルのアイスダンスを観ました。
って言うよりもこの分だと全米とかユーロが始まってしまいそう。
それに今シーズンのグランプリシリーズは男女ともシングルの感想は書いたのにペアとアイスダンスは
全然書いていません
HDDに入れたまま大事にとっておいてあります。
アイスダンス、一番好きなんだけどな~

さて、12月25日に行われたショート・ダンスから。
実況は千鶴さん。
解説はJ-Sports登場は初めての東野章子(ひがしのあやこ)さん。
この東野さんはテクニカルコントローラーの目線ですごく細かい解説でしたよ。
毎年新しいものに挑戦する選手達も凄いですが、あのスピードのある滑りを瞬時で判定するのも
凄過ぎ・・・

SDで最初に放送されたのはリアザノワ/トカチェンコ組。
22歳と25歳です。
   

   
今のところロシアでは3番手の位置かな。
今季のリズムの規定はワルツ・マーチ・ポルカです。
ところどころレベルがとれず、59.88点でSDは5位でした。
後で聞くととてもショックだったとか。


次はバレリア・スタリジナ/イワン・ヴォロブエフ組。
17歳と21歳、若い!
   
顔芸で始まりました。
ツイズルの所、女性がちょっと遅れた?
ヤンキーポルカでは曲調もガラッと変わるのですが、これが私には違和感が・・・
それまでスローな曲で滑っていて、突然ニッコニコのヤンキーポルカ・・・ついていけない。
中には全体的なプログラムとして違和感を感じないカップルもいるのですが。
昨シーズンと違ってその辺がちょっと戸惑います。 (個人的な感想)

さて、若いこのカップルは最後のストレートラインリフトは素敵でした。
レベル4もとれましたね。
48.32点、ちょっと伸びない。



続いてはイリニフ/カツァラポフ組が登場です。
最近は力をつけてきていますね。
   

   

   

   
イリニフの髪飾りもアクセサリーも衣装もキラキラっ!
今季はファイナルにも出たので、ちょっと前に滑ったばかりのソチのリンク。
東野さんは「個性的でユニークな中近東のイメージ。」と。

最初のツイヅルはスピードもありピッタリとマッチした動き。
巧くなりましたね~。
このプロはヤンキーポルカに入っても違和感なし。
ローテーショナルリフトも良かったです。 レベル4!
タイムオーバーで減点、NHK杯でも同じようにとられたとか。
66.14点で2位になりました。

東野さん、「リフトで女性がドーナツポジションばかりでつまらない。」ような発言を度々しています。


次はエカテリーナ・ブシュカシュ/ジョナサン・ゲレイロ組。 
20歳と21歳。
会場では曲が間違ってかかり、スタートできません~
   

   
こちらもモロゾフ組なのね。
衣装のデザインでちょっとわかる。

東野さんは男性を「ハンサムですね。」と。
千鶴さんは「男性はオーストラリア出身。ポルトガル系でロシアにはいないタイプ。」と女子会コメント。
テンポ違反をとられて減点、57.19点でした。


続いてクセニア・モンコ/キリル・ハリャービン。
20歳と22歳。
ズーリンコーチの顔がアップ。
東野さんはズーリンの事を「選手時代はカッコ良かった。」とまた女子会コメント。
千鶴さんは「今は渋くなりました。」とさりげなくフォロー。
   

   
このカップルは以前から何度も観ていますが成長していますね。
ツイズルもリフトもレベル4をとり、61.90点と高得点。
SDは3位につけましたよ。
このお二人、雰囲気もあって素敵なカップルに成長する予感。
クセニア・モンコさん、お姉さんもアイスダンサーだとか。


さて、大御所登場。
エカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロビエフです。
22歳と23歳、若いけどロシアではナンバー1のカップルです。
   

   

   
まず、コーチ陣を替えた事が良いと思いました。
このカップルはワールド初出場の時は印象深かったのですが、最近は迷っていた感じ。
プログラムも衣装も髪型も全てがロシアッぽ過ぎて古臭い。
藤森さんには「これでは北米のカップルには勝てない。古過ぎる。」と酷評された事も。
でも今シーズンは違いますね。
さすがズーリン。

スピードもありリフトも良かったです。
東野さんは細かい点で・・・
「ステップシークエンスに入るとスピードがあるので、入るエッジと出てくるエッジに
均等の深さを求められるけど、そこで揺れてしまう欠点があるので伸び悩んでいた。」とのこと。
そんな細かく観ているのですか・・・

とにかく昨シーズンまでとは違い、凄いコーチ陣とともにソチを目指す意気込みを感じました。
68.05点でSDはもちろん1位。


次はビクトリア・シニツィナ/ルスラン・ジガンシン組。
17歳と20歳です。
ご存じ、男性のお姉さんはドイツのジガンシナ・ガシ組のネッリ・ジガンシナです。
お顔もちょっと似てる。
ロシア杯では姉も弟もそれぞれ出場していたとか。

   

   
女性も美しい~

昨シーズンの世界ジュニアのチャンピオンです。
「シニアデビューの今年、このSDはとても好評です。」とのこと。
ノットタッチのサーキュラーステップはレベル2どまり。
でもリフトやツイズルはしっかりレベル4!
二人とも上手な感じが伝わってきます。

ロシアっぽくなく選曲も良いとのことで、期待値が高い感じ。
60.03点でSDは4位につけました。 お見事。

SDの結果はこちら。

若手が育ってきていますね~
あっ、でもみんな若いかも。


                     


続きまして、12月26日のフリーダンスです。

まずはプシュカシュ/ゲレイロ組。
「トリスタンとリゾルテ」です。


   
カーブリフト、ちょっともたついていた印象かな。
コレオグラフィックダンスリフト(ChLi)って基礎点が0.20なんですね~
フリーは85.92点、トータルでは143.11点でした。


それにしても解説の東野さん、すごく細かいです。
テクニカルに入ると必須要素だけを集中して観るので、アイスダンスの全貌は感じられないのだろうな。
ご本人も「ご馳走を前にしても成分チェック(栄養素など)をしている気分」というようなニュアンスのお話でした。

次はスタリジナ/ヴォロビエフ組。
かなり派手な衣装です。
   

   
女性は三つ目のツイヅルでミス・・・
でもこの三つ目は保険的な(?)ツイヅルだから大丈夫なのね。
カーブリフトは男性がワンフットで頑張りました。
フリーは78.67点、トータルでは126.99点。

女性の衣装は黒い部分も透け感がいっぱいで、衣装の規定にはギリギリだとか。
腕を除く部分のバストラインからヒップラインまで50%はカバーされていないといけないそうです。
でも、規定よりも衣装の装飾部分がずいぶん落ちたような気がしますよ。
次の滑走のカップルがいろんな場所で拾い上げていましたから。


ここで登場するのはボブロワ/ソロビエフ組。
リンクの上をしっかりチェックして小さなゴミを拾い上げています。
それにしてもこのシンプルな衣装、男性なんてセーターですよ。
期待感いっぱいです。
   

   

   

   

   
                                  会場のドミトリエフが映る。


さて、このフリーのプロは凄かった。
テーマが斬新で「精神を病んで入院している男性の元に彼女が御見舞に行くという設定。
そして男性を励ましていたはずなのに今度は女性が病んでしまう・・・・」という暗く深刻なストーリーです。
どういういきさつで選んだプログラムなんでしょう?
とにかくいろんな意味で新しいコーチ陣の元で新境地を開いた印象です。

要素は全てレベル4。
ラストのワンハンドリフトなんて、男性がボブロワの首を持ち、女性はその腕につかまるようにして
クルクル回されちゃう・・・その終わり方がプログラムの解釈も意味深に感じられて印象に残りました。
東野さんは「要素だけはつまらないけど、全体的にアンニュイな感じが出た。」とはっきりしたコメントでした。
私としては、あのまま古臭い路線をいくのかと残念感があった昨シーズンとはガラッと違ってきたので良かったです。
今季のこのカップルのプログラムをあの藤森さんが観たら何て言うかな~?
藤森さんの目線での解説も聞きたくなりましたよ。

フリーは106.67点、トータルでも174.72点、最終的にも完全優勝でしたよ。


次はシニツィナ/ジガンシン組。
女性はコンパクトを開くようなしぐさでスタート。
   

   
何かシニアデビューとは思えないほど危うげがない出来でした。
女性をクルッと回転させてからのローテーショナルリフトが良い。
後半はスピードが落ちた印象もありますがまずまずの出来だったのでは。
「あまりミスをしないカップル」と言われています。

フリーは93.94点、トータルは153.97点、最終順位は5位でした。

続いてはイリニフ/カツァラポフ組。
今季のフリーはあの「ゴースト」ですね。
   

   

   

   

リンクサイドは相変わらず熱いモロゾフ。
地元で嬉しそうにガッツポーズのイリニフ。

最初の始まりのポーズ、男性は勘違いしていましたね。
要素はしっかりこなし、ミスのない演技。
スピードも落ちないし安定してきた感じですね。
歌詞入り、セリフ入りの「ゴースト」は105.53点、トータルで171.67点で2位。
これもアイスダンスなのか・・・と思うけど。


次はリアザノワ/トカチェンコ組です。
女性の衣装、良いデザインですね。
   

   
その日が誕生日だったトカチェンコ。
そう・・・彼はいつもロシアナショナルで年を重ねるのです。

「ゴッドファーザー」の曲を使ったプログラム。
全てレベル4は揃えましたが、カップルとしてのコラボレーションはどうか?とか。
でもSDは5位でショックだったらしいけど、フリーは頑張ったのでは。
103.99点でトータルでも163.87点と3位に滑りこめそう。


最後はモンコ/ハリャービン組。
モンコの衣装の肩ひもが落ちてる・・・
去年のケイトリンの真似だ~
   

   

   
ズーリンチームのボブロワも拍手で称えていましたね。

ツイヅルから入ってローテーショナルリフト、スピード感もあります。
前半はそのまま良かったけど後半は少しスピードが落ちたかも。
この「フラメンコ・セレクション」はカップルに合っています。
モンコは素敵な女性だし、男性も雰囲気があって良いな。

ちょっとミスもあり93.73点、トータルで155.63点。
SDは3位でしたがフリーは5位、最終順位も4位となりました。



最終結果はこちら。

1位から3位は昨年と同じですね。
私の中でもロシアの3番手まではこの順位の印象で来ましたが、若手も伸びています。
特にモンコ組とシニツィナ組はこれからも観ていきたいカップルでした。

まったく関係ない話ですが・・・
男性陣のお肌がとてもきれいだった!
カツァラポフとかソロビエフ、トカチェンコもすべすべでキラキラの肌でした。

それからズーリン組には大いに期待しますよ。   
















   






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2013 ロシア国内選手権 男子シングル SPとフリー

2013-01-07 10:58:32 | フィギュアスケート
引き続きロシアナショナルの男子シングルを観ました。
今回の解説は樋口先生。
優しい言葉使いでなかなか厳しいコメントをします。
それでも口調が「○○でしたね~」とか「ちょっと良くないですね~」などとソフトなんだな。

さて、12月25日に行われたSPから。
出場は18人。 平均年齢は18.7歳とか。 ベテラン勢もいますからね。

まずは頑張っている苦労人、メンショフから。
千鶴さんは「4回転ジャンパーです。」と紹介。
   

   
最初の3Aはステップアウト、-2.00点と減点。
でも4T‐3Tは何とか決めましたよ。
オーバーターンして加点なしの14.40点。
そして何と3Lzで転倒・・・もったいないな~。
スピンではレベルの取りこぼしがあったらしいです。
樋口先生も「今シーズンはスピンのレベルをとるのが難しい。」とのこと。
SPは73.88点で6位になりました。


次はガチンスキー、19歳。
今季は苦しんでいますね~
   

   
キス・クラですぐに靴をぬぐガチンスキー。
足のケガでもあるんでしょうか。

最初の4Tは転倒。
次の3Aはステップアウト。
3Lz-2Tは決めたけど、彼らしいキレのある動きはありませんでした。
樋口先生は「スピンが遅い。」
「北米で振付をしたらしいが発揮されていない。」
「身体のキレがなくシャープさがない。」と厳しいコメント。
74.58点でSPは4位でした。

ガっちゃんの良い時をいっぱい観てきたから最近の彼には残念感があります。
きっとケガを抱えていっぱいいっぱいなんだろうな~
羽生君とライバル対決のように二人の同時躍進を想像していたんですが・・・


次は好調をキープしているボロノフです。
何? モロゾフとうまくいっている?
良い関係で結果を出している今季の彼。
   

   
今日は赤鬼が笑ってる~

最初の4T-3Tを決めました。
3Aも3Loもバッチリ。
ラストのスピン二つもレベル4.
気迫のこもった滑りを披露してくれました。
ノーミスのSPは87.69点、2位ですよ。

 
続いてはロシアスケ連一押しのマキシム・コフトン、17歳。
ジュニアのグランプリファイナル優勝者です。
   

   
何と言ってもコーチが凄い。
タラソワとエレーナ・ブイアノワですよ。 期待値の高さを感じますね。

最初の4Tはステップアウト。
3AはOK。
3Lzは転倒、コンボならず。
ミスはあるけれど、なかなか得点は高いのでは。
75.38点でSP3位になりました。

気が強いのか何なのか、ミスが不甲斐なくて? キス・クラですぐに立ちあがろうとしてコーチに
制されるシーンも。
お父さんもコーチらしいですが「決して息子は教えない!」そうです。



次はミハエル・コリャダ、17歳。
4回転は入れない選手です。
   

   
3Lz-3Tを決めてきれいな3Aもバッチリ。
ビールマンスピンを入れてから3F・・・エッジエラーになる。
柔軟性があって「踊れる17歳」って感じ。
最後のスピンの足替えの時にミスがありノーカウントはもったいない。
74.46点でSPは5位でした。


千鶴さんに「お待たせしました。」と紹介されるプルシェンコ登場ですよ。
昨シーズンのナショナル復帰の時を思い出します。
SPは昨シーズンと同じプログラム。
   

   

   

   

   
このコーチ陣、恐い軍団のよう。

最初は4T-2T。 (ケガがなければもちろん4-3でしょう)
3Aはとてもきれい。
3Lzもしっかり決めました。
フライングキャメルスピンはレベル2なのね。 形はとてもきれいです。
最後のステップはスイッチを入れたかのようにスピードアップ。
この辺は彼らしいな。
千鶴さんは「いつも満身創痍なのに結果を出すプルシェンコ。」
「凄かったです、オーラがありますね。」と。
樋口先生も同意しながらも
「トランジッションがもう少し欲しい。」
「P・チャンや橋選手、羽生君などに比べたらスピードがない。」とコメント。

それでも91.68点を叩き出し、SP首位発進でした。
10点を出したジャッジもいるのね。


SPの結果はこちら。


                            


続いてフリーの感想です。
12月26日に行われました。


まずはヴィアディスラフ・セルガノフ、24歳。 (名前はっきりわかりません~)
4回転は入れない選手です。
   

   
終わり方が唐突なんですけど・・・


ジャンプも決めほぼノーミスだけど、やっぱり4回転がないと物足りない。
スピンはいまいちだったような。
フリーは143.97点で合計209.78点、最終順位は6位になりました。
エフゲニーコーチはニコニコ。


ここでメンショフ登場。 
頑張ってほしいな~。
   

   
最初の4Tはステップアウト、-2点。
でも次の4T-3Tは加点もついて15.40点!!
その後ジャンプがシングルになったり、2-3か2-2の予定が2AのSEQになったり。
樋口先生も「大きなミスはないけど小さなミスが出た。」
「プラスが付きにくい。」
「ステップがスリップしている。」
「トランジッションで両足が多い。」と手厳しい言葉の数々・・・

でもフリーは155.00点、合計で228.88点。
フリーは3位で総合でも3位になりましたよ。
良かったですね~
「彼ならもっと出来る。」とも言われていました。


もうここで登場しちゃうプルシェンコ。
フリーは「ロンド・カプリチオーソ」です。 (「白鳥」と「死の舞踏」も)
出だしの所は小塚君を思い出します・・・
   

   

   
最初の4Tも次の3Aも降り方がいまいち。
3Aー2Aー2LoはOK。
その後もジャンプに小さなミスがありましたが、よく頑張りました。
もう観ている方が「あのプルシェンコだから」という気持ちになっちゃうのは仕方ない?
ベストなコンディションではなくても惹きつけますね。

4回転は一つだけ。
ステップの緩急のついた表現はさすがだな~と思います。
樋口先生も「これぞコレオグラフィックシークエンス!」と評価。
フリーは174.26点、合計で265.94点。
SPもフリーも1位で最終的にも連覇達成。

いつも会場にいる奥さまヤナさんは出産準備でいなかったのね。
その後無事に男児出産されたとか、プルもパパになりました。


次はミハエル・コリャダです。
   

   
最初の3Lzは高かった。
その後3Aで2回も転倒。
二つ目のアクセルは回り切っていたから惜しかった。
ミスが響いてSP5位からフリーは9位、総合でも7位になってしまった。
SPでのスピンがノーカウントになったり、ジャンプミスがなければ、なかなか楽しみな選手になりそうです。


続いてボロノフ。
本当に調子の良さを感じます。
   

   
最初は4T、自然に決めちゃうのが良い。
3Aも3T-3TもOK! 多分この3-3は4-3の予定だったのかな。
その後もフリップでエッジエラーになった他はミスなし。
最後の3Sではガッツポーズが出ちゃった。

フリーは166.37点、トータルでも254.06点となり最終順位も見事な2位!
練習でもコンスタントに4回転を二回入れているそうで、急に力をつけた感じです。
だってモロゾフと良い関係だから。

樋口先生は「要素の間がスカスカじゃなくなった。」
「退屈じゃなくなった。」とコメント。
そうか・・・今まで感じたのはそれか~。


ここでガチンスキー登場です。
昨シーズンのフリーのプロに戻してきたのね。
   

   
またすぐに靴を脱ぐガっちゃん。

一つだけ入れた4Tはオーバーターン。
その他のジャンプも着氷がみんな不安定。
表情も冴えないし、2年前の面影はありません。

樋口先生も「とても難しいプログラム構成。音楽もあまりみんなが解らないような音楽・・・。」
「表現も難しそう・・・」とのこと。
今の彼には滑りこなす事が大変なプロだと思います。

フリーは152.88点、トータルで227.46点。
4位になり表彰台を逃しました。


最終滑走は期待の星、マキシム・コフトン。
コーチ陣の視線が凄いですよ。
   

   

   

   
最初の3Sも3Tもそれぞれ回転がほどけてミス。
その後は4Tを含めジャンプを決めました。
あっ、三連続はないのね。

タラソワコーチは大喜びで出迎えます。
熱いハグとキスの嵐?
4回転は二種類あるそうで、ロシアとしては一押しジュニアなのでしょう。
フリーは149.64点、トータルで225.02点。
ジュニアグランプリファイナルを制した彼はここでは5位となりました。

それにしても、ジュニア・グランプリファイナルでは全種目制覇したロシア!
恐ロシアは女子シングルだけではないのですね。

昨年のナショナルで観たザン・ブッシュやアルトゥール・ドミトリエフは放送さえなく
選手の移り変わりが激しいです・・・


最終順位はこちら。

うん、まぁ観た感じと一緒かな。

プルパパのインタビューも。
   
「今日は全体的には満足だ。」
「背中が痛くて我慢しながらやっていた。 二日目は大変。」
「世界選手権でこの滑りでは満足してもらえない。」
「これから病院に行く。」

最後の言葉がイイね。


樋口先生の総括は「プルシェンコが強かった。」と一言。
確かにそうだけど・・・
ワールドになったらどれだけの評価になるのかわかりません。
ケガをしても4回転を跳べるのは凄い。
でもそれだけではなく、フリーで4回転を入れ(できれば2回)その上で圧倒される表現力を
見せてほしいです。

そう思うのは、年末の全日本で観た橋大輔選手の凄い滑りがまだ焼き付いているからかも。
決して橋オタではないけど、彼の醸しだす表現力は世界一だと思うからです。

ロシア選手権の感想はまだまだ続きます。
今年も各選手の音楽リストがなかったのかな?
あれば千鶴さんは紹介するはずだから・・・
そんな所もロシアっぽい。





   


   


   

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2013 ロシア国内選手権 女子シングル SPとフリー

2013-01-05 12:44:23 | フィギュアスケート
あけましておめでとうございます。
  今年もよろしくお願いします。


あっと言う間に1月5日。
のんびり過ごすはずでしたが年末年始はやっぱり忙しかったです。
その上、愛車がエンジントラブルになり、しかも世の中は年末年始・・・
ディーラーに持ち込んだのがやっと昨日でした。
しばらく車のない生活ですが、日頃の怠け者体質が悲鳴を上げそう。
車ってやっぱり良いな~
早く直りますように。



さて、早速ですが気になっていたロシア・ナショナルを観ました。
やっぱりJ-Sportsは良いな~
クラッキーの奥さん、小林千鶴さんの癒しの実況は健在。
解説はお馴染み、杉田秀男さんでした。
たぶん昨シーズンから放送するようになった?ロシア・ナショナル。
全ての選手ではないけれど、ロシア国内での各選手の扱いも垣間見られるようで面白いです。

女子シングルは18人の参加。
何と平均年齢が14.9歳だそうです! 凄いな~。
最年長はあのレオノワだからこれからロシアが一番強くなるかも知れない予感。
今回はあのリプニツカヤは欠場です。

まずは12月26日にあったSPから。
最初はソトニコワです。
   

   
ジャンプ構成は3T-3T、3F、2Aでしっかり決めました。
最後のスピンはちょっとぐらついてたけど、マイナスはなし。
スコア上ではノーミスの演技でした。

杉田氏が「ちょっと太ったですね。」って言うから観ていて吹き出してしまった。
彼の解説はジャッジ目線もあるから見た目も重視しているし、特に女子の体型や雰囲気に
言及する事は多いです。
「シットポジションがちょっと高い。」
「ジャンプの後の姿勢はとてもきれい。」とコメント。
SPは66.99点でとりあえず満足そうなソトニコワ。


続いて最年長のレオノワ登場。
あの緑の衣装に金色の編み込みを施した(ただ付けただけかな)独特の髪型。
   

   
この笑顔のあとは憮然とした表情に変わるレオノワ・・・
キス・クラでもモロゾフを無視。
まぁ、負けず嫌いと言うのは良いけれど、相変わらずわかり易い。

3T-3Tを決めた後、3Fは転倒、次のアクセルはシングルに。
観ていても重い滑りでした。
「身体が絞り切れていない。」と杉田氏もバッサリ。
画面に映る得点も計算が合わないよ~ (この辺はロシアらしい)
結局、59.64点でSPは6位でした。


次はコロベイニコワ登場。
SPは「ロミオとジュリエット」
   

   
3T-3TはOK。
3Loはステップアウト、減点。
2AはOK。
曲調に合ったきれいな滑りでした。
杉田氏は「スピードがもっと欲しい。 スピンは良かった。」とのこと。
いつも見栄えがあって素敵な選手だと思います。
60.85点でSPは4位。


続いて、セラフィマ・サバノヴィチ。 何と12歳!
後半に3F-3Tを入れる構成だとか。
   
最初の3Lzはステップアウト。
後半に入って3F-3Tは何とか決めました。 減点もなし。
2Aはステップアウト。

まだアラが目立つところもありますが杉田氏は「基礎はしっかりできている。」とのこと。
56.50点でSPは9位でした。
楽しみな選手にまちがいありませんね。


ここで登場のタクタミ。
昨年のナショナルは6位と不振、よく覚えています。
   

   
構成難度を上げてきたSP。
3Lz-3T、3Lo、2Aもすべて加点をもらえる出来。
良くコントロールされた滑りでした。
ジャンプ構成がルッツとトゥループなのが大きいですね。
ソトニコワとの点差はそれがポイントですね。
69.50点でもちろんSP首位。
タクタミらしいガッツポーズがでました。


続いては14歳のアンナ・ポゴリラヤ。
ジュニアグランプリファイナルでは3位だったとか。
(ジュニアのファイナルはまだ録画したままで観ていません)
   

   
個性的なお顔と衣装。
こちらも3Lz-3Tです。
加点はそれほどないけどジャンプは決めました。
スピンは速い。
まだジュニアっぽさがあるけど、ノッている感じ。
60.45点でSP5位につけました。

そこで杉田氏の言葉が名言でした。
「練習で上手になり、試合で強くなる。」
なるほど~。
勢いのあるジュニア勢は怖いもの知らずでスケートが楽しい気持ちのまま滑れる。
シニアはさらに試練や困難を経験して、表現力が大きく増したりしますからね。
それにしてもロシアのジュニア勢は本当に凄いです。


続いても凄いジュニアですよ。
13歳になったラジオノワ、昨シーズンのナショナルでも観ました。
昨シーズンはすごく小さかったけど、今季は成長していました。 (でももちろん小さい)
今季負けなしでジュニアグランプリファイナル優勝もしています。
   

   
彼女も3Lz-3T、3F、2Aも決めて64.58点でSP3位になりました。
良く身体が動いていて滑るのが楽しくてしかたない様子。
本当にロシアはこの後どうなっていくのか・・・

SP最後に放送されたのは16歳のニコル・ゴスヴィアーニ。(名前の表記が難しいな)
コーチはウルマノフです。
   

   
ロシアナショナルは初出場とか。
ウルマノフの元で一生懸命にやっているんだろうな~

こちらは3T-3T、ジャンプの要素やその他は無難にこなした印象。
ちょっとエキゾチックな印象もあります。
(初めてイリニフを観た時も感じた印象)
57.77点でSPは8位でした。

SPだけの結果はこちら。

あのマカロワ選手、放送もなかった・・・さみしいな。


続いてフリーの感想も。
フリーは12月27日開催。
千鶴さんが「ロシア勢はほとんどの選手が3-3を入れていて、3Lz-3Tの予定が何と9人もいる。」とか。
それもエッジも正確で凄いですね。

フリーの最初はセラフィマ・サバノヴィチ、12歳です。
   

   
何か凄かったです。 (観たままの印象)
3Lz-3Tは何とか決めました。
後半の三連続、3F-1Lo-3Sあたりもループはシングルになったけど頑張ってる。
ジャンプやその他マイナスがまったくなく120.87点。
フリーだけは4位で総合も4位です。

次はニコル・ゴスヴィアーニ。
衣装がカッコいいしスタイルの良さを強調してます。
   
こちらは3F-3Tを決めました。
他のジャンプは小さなミスがあり、減点も。
ジャンプの時の上半身の形があまりきれいじゃない印象も。
杉田氏は「後半スピードが落ちた。盛り上がりに欠ける。」とコメント。
それでもフリーは6位、総合でも6位でした。


ここから最終グループ。
まずはアンナ・ポゴリラヤ。
   

   
3Lz-3Tは手をつくミス。
後半の3F-2Tはフリップがエッジエラー。
でもこの二点以外はしっかり滑りきった印象です。
フリーは116.13点でSP、フリー、総合すべて5位でした。


そしてレオノワ登場。
千鶴さん「今シーズンはちょっと元気のないレオノワです。」と紹介。
   

   
ウォッカ焼けした赤鬼モロゾフ吠える! 
(モロゾフのファン、すみません。 でもファンっているのか)

3T-3T転倒。
3Lzもステップアウト。
連続ジャンプのフリップがシングルになったり、2Aも回転不足で転倒。
ミスの多い残念な演技でした。
ラストでもぐらついちゃうし、良い時と悪い時がはっきりし過ぎなレオノワです。
杉田氏も「スピードもないしスケートに伸びがない。」とバッサリ。
フリーは169.64点で総合でも7位に終わった国内選手権・・・
モロゾフも怒るわけだな~
(相変わらず安藤さんを思いだす構成・・・)


次はタクタミです。
体調不良でフリー出場をどうするか考えたとか。
   

   
やり切った表情、そしてキス・クラではミーシンのキスが待ってる~

最初の3Lz-3Tは完璧。
途中、フリップがシングルになったりと他にも小さなミスがありました。
何とかまとめた印象で私個人としてはそれほど心には響かなかったです。
杉田氏も「盛り上がりの少ない演技だった。」と言っていたから、同じような感想になりました。
いまいちだったとしてもフリーは127.07点、総合でも196.57点になりましたよ。
昨シーズンのナショナルの涙が今年は喜びに変わりましたね。


続いてラジオノワです。
   

   
3Lz-3Tはバッチリ。
前半にジャンプをかためてきました。
杉田氏も「スタミナを考えたプログラム構成、素晴らしかった。」とのこと。
プログラムとして見てもほぼミスなく、力を発揮できた演技でした。
フリーは126.68点、トータルでも191.26点! 2位につけましたよ。


最後にソトニコワ登場。
フリーは「バーレスク」・・・でもこのプロ、あまり好きではないんだな~
   

   
フリーには3Lz-3Tを入れてきましたが転倒。
このルッツはダウングレードになってます。
3Fも2Aもステップアウトとミスが続きます。
でもその他ではソトニコワらしい大きな滑りが良かったな。
彼女の大きな動きは見応えがあるし、この辺がタクタミとは大きく違う印象です。
もちろん好みがあるからファンもそれぞれでしょう。
タクタミの手の独特の動きよりもソトニコワのスパっとしたキレのある手足の動きが私は好き。

今回のフリーは大きなミスを3つもしたし、残念でした。
杉田氏も「優勝は無理の滑りだった。 でもプログラムの全体的な印象は一番良い。」との事でした。
フリーは123.76点、総合では190.75点で何とか3位に入りましたよ。


最終結果はこちら。

この後にレオノワ7位、マカロワ8位と続きます。

と言う事でタクタミ選手が初優勝!
素晴らしかったラジオノワが2位。
ソトニコワもとりあえず表彰台に上れて良かった。


   
優勝インタビューを受けるタクタミ。
「体調はあまり良くない。」
「フリーに出る事はみんなで決めた。」
「ユーロ出場を目指していたので嬉しい。」とのコメントでした。

最後に杉田氏の総括。
「ベテランよりも若い人が伸びている。」
「一つのミスが命取りのようなレベルの高い試合だった。」との事でした。

本当に観ているだけで怖いですね。
3-3は当たり前、それも難度が高く完成度も高い。
もちろんジュニア勢は身体の変化との戦いもあるけど、それを乗り越えつつあるタクタミもソトニコワも凄いし・・・
日本勢、ジュニアでもっとたくさんの選手が伸びて欲しいですね。
宮原さんや本郷さん・・・もっと育てないと大変。
ロシアの女子は凄い事になっていますから。

長い感想になりました。
ロシア男子やペア、アイスダンスはまたゆっくりと続きます。
それにしてもJ-Sportsの放送の素晴らしいこと!
演技中にじゃまなコメントはないし、的を射た数々の実況、解説。
さぁこれで本当の意味のフィギュアシーズンが始まる感じですよ








   

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