日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「アメリカン・スナイパー」

2015-02-26 13:53:37 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「アメリカン・スナイパー」を観てきました。
上映を心待ちにしていた作品・・・そして久しぶりに心に重く響く凄い映画でした。

2014年製作、監督はクリント・イーストウッド氏。

おもな内容は・・・

イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。
スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。
人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。
故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。
4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう・・・

                     (シネマ・トゥデイより抜粋)

上映中なのでネタばれはしません
そして何も予備知識を持たないで観る事をお勧めします。


実在したクリス・カイルの自叙伝を基に作られた話。
そして主演のブラッドリー・クーパーのこの作品に懸ける気持ちがひしひしと伝わってきました。

子ども時代からずっと愛国精神を持ち続けてシールズになったいきさつ。
たまたま射撃の技術が飛び抜けていて狙撃手になり仲間を必死に援護するクリス。
妻になるタヤと出会った時も「アメリカを守るためにシールズになった」と言う彼でした。

イラクの戦闘シーンも息のむ場面ばかり。
そこにはイラク戦争とは何だったのか?と言う是非もなく、仲間のため、祖国のために戦う姿がありました。

4度目の派兵でやっと辞める決意ができたクリス。
もうその時は重いPTSDを抱えていたのです。

この作品は戦争を美化している・・・などと言う意見もあり、米国でもいろいろ論争があるようです。
でも私には立派な反戦映画に思えました。
べトナム戦争後の映画もたくさん観ました。
同じくPTSDを抱えて大きな闇の中で苦しむ元兵士。
この作品も同じ問題をあぶりだしています。

それにしても銃社会のアメリカ。
普段の生活の中にも「銃」は特別なものではなく描写されています。
子どもとふざけ合うクリスが銃を持っているシーンはあちらでは違和感はないのでしょうね。

と言う事で、ラストの展開は製作者のサイドでも大きなショックを受けたらしいですが
それでも作り続けたことに大きな意味があると思いました。


今回の作品は・・・    星4つ半    ☆☆☆☆★


映画が終わった直後の無音エンドクレジットは心をえぐりました。
これが現実、これがアメリカ・・・
すごい映画でした。




   

   

   

   

   

   


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四大陸選手権の感想 (2015・2月)

2015-02-16 14:38:04 | フィギュアスケート
四大陸選手権が終わりました。
こんな事を書くと怒られそうだけど、羽生君のいない試合は落ち着いて観られるな~
地上波も大騒ぎしないし、これはこれで良いね、と思いました。

四大陸選手権は欧州選手権と同じくらいの位置づけと言うけれど、歴史が全然違いますよね。
ユーロを目指すヨーロッパの選手達の意気込みとはかなり違うと思います。
だから四大陸はフレッシュな選手もいるし、試す事のできる試合と認識しています。


さて、簡単な感想を書かせていただきます。
まずは男子シングルです。
地上波だから観られた選手は一握り。
ブレンダン・ケリーの美少年ぶりも観られず・・・

日本からは無良崇人くん、宇野昌磨くん、村上大介くんが参戦。
この3人、バッグステージでも良い雰囲気の日本チームでした。

無良くん、SP4位からフリーはミスが多く出て、残念な結果でした。
今季、「オペラ座・・・」がたくさんいる中で、私は彼のプログラムが一番好きです。
できれば冒頭に3Aをバーン!と決めてノッていって欲しいような気がする。
表彰台、期待していたのに残念でした。
(今まで何度も期待しているのに応えてくれない・・・)

宇野くんはとても良い経験になったはず。
あの可愛い「しょうま~」からどんどん成長して、これからに期待します。

村上くん、最終滑走はとても良い滑りをしました。
4Sと4S-2Tもしっかり決めました。
でもね、コンボ足ら~ず!で得点を延ばせませんでした。
自分では表彰台の手応えがあったようだけど。
「来季は4回転を3度入れて表彰台に乗れるようにしたい。」と言ってたけど、3回入れる前に
する事があるよ。
しっかり連続ジャンプを入れる事。
でも、彼の涙を見ると応援したくなります。








優勝はぶっちぎりの得点でデニス・テンくん。
すっかり王者の風格で素晴らしい滑りでした。
彼はずっとジャンプで転倒ばかりしていた時期があったけど、一つ一つステップアップして
見事に結果を出しました。
技術点、100点越えは凄い。

それから全米の時から注目していたジョシュア・ファリス。
特にフリーが好きで、今回は全米の時の好調を維持して見事に2位。

3位に入ったハン・ヤン。
相変わらず素晴らしい3Aで釘付けですよ。
それからローリー振付の変なプログラムも面白い。





続きまして女子シングル。

SP首位につけていた宮原さん。
フリーはちょっと緊張したのかな。
最初の3Lz-2T-2Lo、そして3Fの着氷が乱れる。
でも回転不足はとられなかったし、GOEマイナスですみました。
その後、単独の3Lzで転倒~
何と今季初のジャンプ転倒でした。
濱田コーチのがっかりした表情・・・

昨年の四大陸2位と同じ順位になりましたが、今季はかなり悔しいとか。
もう少しで優勝できたけど、この滑りでは仕方ないな~と思いました。
彼女の「ミス・サイゴン」、大好きです。
ワールドでは納得の滑りができますように。

本郷さんは回転不足がつき、思ったよりも点がでなかったかな。
見栄えのする滑り、でも姿勢がやっぱり気になる。

永井さんは初めて派遣された四大陸で6位とは立派でした。
日本にはまだまだフレッシュな選手がたくさんいる事をアピールできましたね。

優勝はポリーナです。
彼女の妖精のようなフリーのプログラム。
大きなミスがなかったのが優勝の要因ですね。

それからグレーシー・ゴールドはジャンプミスが多く総合で4位。
ケガの影響もあるのかもしれないけど、もう少し身体を絞った方が良かったのでは。
オフ・アイスの時も体重コントロールが大変そうで、その辺がいろいろ問題ですね。
でも彼女の良いところはどんな成績でもキス・クラでは笑顔が出るところ。
大きな熊のぬいぐるみの背からお菓子が出てきて喜ぶ表情がおかしかった。
きっと村上くんやテンくんのおやつも食べていたんだろうな~
キャロルコーチのお茶菓子も・・・
ワールドでは素敵な滑りを期待していますよ。












ワールドまでまだ時間があるので録りためているユーロなどを観たいです。




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春遠し

2015-02-10 13:28:21 | 日々のこと








   

最近の花々です。
寒さに強い花がしっかり咲いています。
立春は過ぎたもののたまに雪がふるなど、まだまだ春は遠い感じ。

それなのに大学生の三男はすでに春休みに入っていて満喫しています。
そもそも大学生の春休みは長すぎ
いくら受験時期と言っても、二カ月もお休みがあるなんて贅沢だ~
でも、今しかない自由な時間を楽しむのもありなんだろうな。

息子、地方国立に進学した親友を訪ねて旅行中です。
一人暮らしをしている親友を見て、何を感じて帰ってくるのかな~


さて、最近の私は・・・というと。
腰を痛めてずっと同じ姿勢で座っているのが辛く、ブログの更新もサボっていました。
今はフィギュアの試合がいっぱいあるのに、新しいレコーダーに録画したまま全部を観ていません。
各国のナショナルとかユーロとかいっぱい入っているのに・・・

全米女子はジャッジが甘かったような気がしました。
ワグナーが全日本の試合に出たら(くだらない仮説だけど)どんだけ刺されまくったか
でもある意味、世界に送り出すにはあれだけ加点いっぱいの成績が必要なのかな。
それでもロシア勢には及ばない構成ですが・・・

そんな事を考えていたら四大陸が始まっちゃう。
でもしばらくはマイペースで鑑賞しようと思います。
ケヴィン・レイノルズの涙とともに

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