日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ダンケルク」

2017-09-25 22:40:26 | 映画・DVD・音楽・TV・本など



「ダンケルク」を観てきました。
数々のヒット作を作ってきたクリストファー・ノーラン監督の初の実話を描いた作品。

2017年製作。 (イギリス・フランス・オランダ・アメリカ)

おもな内容は・・・

1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。
ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。
一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。
さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。


                                        (シネマ・トゥデイより抜粋)

もう最初から最後まで映像と音に惹き込まれる作品でした。
CGは一切なし。
当時、実際に追い込められた海岸での実写。
多くのエキストラを使い撮影されたとか。

この作品はいろんな評価があると思います。
とくに主人公が設けられているわけでもなく、ドラマとなるエピソードもなし。
陸、海、空で時間軸をからめながらドイツ軍の攻撃から逃げるという話。
実際のドイツ軍もはっきりとした描写はなく、それだけに恐怖感がありました。

無事に生き抜いて国に帰れるようにまずは船に乗りたい。
でも必死の思いで乗船できてもその船が攻撃を受ける。
若い兵隊たちが次々と襲ってくる銃撃や魚雷、最後は重油が流れ海が燃えてパニックになりながら生きようとするのです。
まさに「戦争を体験する映画」と言う感じでした。

出演俳優ではパイロット役のトム・ハーディも良かった。
空から敵機を狙い、攻撃し、最後は燃料切れでやっとの思いで着陸に成功するものの捕虜になったのか・・・。

ボルトン中佐役のケネス・ブラナー。
国から多くの民間の船が助けに来るのを見て「HOME!」と叫ぶシーンが良かった。
そして自分はフランス軍の救助をするために最後も残るというところも良かったです。
(私の好きな『パイレーツ・ロック』では嫌な大臣役だった印象が強いのですが・・・)

そして民間の船長を演じるマーク・ライランス。
『ブリッジ・オブ・スパイ』でお馴染みの味のある役者ですね。
彼も「自分たちが起こした戦争で若い者を失いたくない」と言う信念でダンケルクに向かい多くの兵隊を救助しました。

それからやっぱりハリー・スタイルズ!
ワン・ダイレクションのボーカルでお馴染みの彼が映画初出演。
そしてなかなか癖のある役を見事にこなしていました。
ハリー演じるアレックスは戦争から撤退してきた自分たちを恥じていたようで、そんなところがしっかり演じきれていたと思いました。
(ワン・Dの彼の歌は凄く好きだから、最近は新しい曲が聞けず残念ですが・・・)

最初は3万人ほどしか救出できないのでは・・・と言われたダンケルクの撤退作戦。
結果として33万人以上の命を救えたのは凄い事ですね。
まぁ、その後も戦いは続くわけですが、あくまでも今回の作品はダンケルクでの撤退作戦に照準を合わせた作品でした。
と言うことで、作品全般のセリフも少なく、映像と音に釘付けになるドキュメンタリーのような映画でした。


今回の評価は・・・    星3つ半   ☆☆☆★     見応えあり!



   

   

      






 




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