日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2012 世界選手権 ペア SP (J-Sports)

2012-04-28 15:17:58 | フィギュアスケート
世の中はゴールデンウィークだそうで・・・
私はまったく関係ないな・・・

さて世界選手権のペアの感想を書いておきたいです。
そう言えば試合からはもうひと月も過ぎていますね~
国別も少し観たけど、私にとってはこの世界選手権が今季の一番最後の闘いとして
心に残しておきたいです。

J-Sportsの実況は藤吉次郎氏、解説は杉田秀男氏。
藤吉アナは選手の名前の連呼が多い。
そして選手の年齢と身長と過去の試合成績の話題が多い・・・むしろこれだけかも。
そうなると小林千鶴さんのようなレアな話やミニ情報などは聞けない。
解説の杉田氏は昔話が多いんだよな~
と言う訳で、ペアSPは奥行きのない実況でお送りしていました・・・(辛口失礼)


   

   

   

  

   

フランスのバネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ組を応援するのはチーム・フランス!
すごい顔ぶれでしたね~
おっ、ジュベールとルシーヌの顔を見比べられる。

イスラエルのダニエレ・モンタルバノ/エフゲニー・クラスノポルスキ組はコーチが伊奈恭子さんなのね。
残念ながらフリーには進めず・・・


さてここからは何と言っても高橋/トラン組。
あの素晴らしい結果は知っていても、試合を最初から全て観ての感想はまた一味違う喜びになりました。
   

   

   

   

   
ジワっと湧き上がるような、そして力強いガッツポーズ。
リンクサイドで待ち受けるコーチ陣の嬉しそうなお顔。
まだまだ滑走する選手はたくさん残っているのにそんな事は関係ないですね。

心配だった冒頭のソロジャンプ、3Sが見事に決まったのが良かったです。
スロウトリプルサルコウだけはタッチしてしまったけど、ステップもスピンもリフトもデススパイラルもレベル4を揃え、ほぼミスのない素晴らしい演技でした。
杉田氏は「ポジションチェンジがスピーディで音楽表現も良い。とても素晴らしい。」と絶賛。
SPは65.37点と大きく自己ベスト更新です。
デススパイラルのあたりでは会場から大きな歓声が湧き上がっていましたね~
得点が出る前でも観ている人々には素晴らしさが伝わっているようでした。


成美ちゃん達はまだ第3グループでした。
いよいよ第4グループ・・・そしてここから「ロシアの悲劇」が・・・

まずは川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ組。
悠子さん、とっても可愛らしい淡い色のコスチュームが似合います。
スミルノフは見る度に濃くなっていく(?)風貌。

   

  

   

   

   

   

リフトからまさかの転倒・・・
杉田氏が「放り出さなくて良かった・・・」と言っていましたが本当にケガがなくて良かったです。
スミルノフの大きな身体で受け止めたので最小限の痛みで済んだでしょうか・・・
それにしてもペアの大きな動きやリスクの高いリフトの怖さを感じました。

SPの「All Alone」はとても素敵な曲で、ロシアっぽくないので好きです。
演技も途中までとっても良かったから転倒は本当に残念でした。
スロウトリプルループの着氷から流れるような動きがとてもきれいな悠子さん。
以前よりも笑顔がいっぱいで素敵だったのに。
二人で転倒なので「-2」になり59.59点でした。


続いてロシアチャンピオンとして登場のヴェラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ組です。
      

   

   

   

   

何と男性が滑って転倒・・・
最後の決めポーズでラリオノフが尻もちをついてしまいました。
要素は終わっていたので減点にはならなかったけど残念そうなヴェラ・・・ちょっと怒っていたかも。

この「トスカ」は何度も観ていますが、いつも女性のポジションの美しさに見とれます。
杉田氏は「正統派のプログラム」と言っていましたが、滑りも正統派。
最初の3Tだけ男性がステッピングアウトになったので減点でしたが65.02点でSP4位でした。


次もお気に入りのペア、イタリアのステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホタレク組です。
いつものように見つめ合って登場。
そう言えばホタレクはいつもSPの試合に合わせて髭をはやしている?
フリーはまだ見ていないけど、さっぱり剃っているはず。

   

   

   

   

   

   

   

SPの「ハーレム・ノクターン」は癖になるプログラムです。
ホタレクが初めにクネクネとした動きでベルトンに近づく動きがまた良い!
スロウトリプルループは何とか着氷。
スロウトリプルツイストのキャッチはきれいじゃなかったけどその他の動きは頑張りました。
特に途中でアイスダンスのようなステップを踏むところが一番好きだな~
女性が以前アイスダンスもやっていたのでいろんなところで対応できてるのでしょう。
だからペアを観ているのに「今、アイスダンス?」と思っちゃうのです。
杉田氏も「レベルが上がってきている。イタリアのペアとして頑張ってほしい。」とコメント。
SPは60.39点で自己ベスト更新です。
(「国別」の時の二人の弾けっぷりは面白かった~)


そして優勝候補でもあるロシアのタチアナ・ボロソジャル/マキシム・トランコフ組。
何とまたしてもロシアには氷の呪いが・・・
   

   

   

   

   

   
トランコフ、顔を上げて。

もう氷の呪いなのか、実力派のこの組もまさかの転倒。
そう言えばアイスダンスのエカテリーナ・ボブロワも転倒した時に「ロシアチームに何が起こったのか」と言われていたそうですね。

全体的にも今日の演技は小さなミスがありました。
着氷が完全に両足だったり、いつもの彼らではないような。
特にデス・スパイラルでエッジが氷から外れての転倒でレベル1になり大きく出遅れました。
トランコフの言う「信じられない得点・・・」は60.48点。
杉田氏も「力のあるメダル候補がまさかのミス」と言っていました。
それもすべてロシアの選手だなんて・・・


その他、前回チャンピオンのドイツ組や久しぶりの中国組など。

   

   

ケガでなかなか観られなかったパン・トン組の復帰は嬉しかったです。
ソロジャンプは回転不足とステッピングアウト。
でも「ノクターン」はきれいな曲調のプログラムで表現は素敵ですね~
5コンポーネンツはとても高く、SPは67.10点で2位につけました。
「帰ってきたパン&トン」ですね。


SPを終えての結果はこの通り。
とにかく高橋・トラン組が凄いです。


   

インタビューの数々。

   

   

   

   

   

   

スミルノフ君、インタビューはいませんでしたね。
悠子さんが大人の対応をしっかりして笑顔で答えていたのが救いでした。
今までは演技やキス・クラで表情がかたい事が多かった印象でしたが
いろんな経験でここまで素敵な女性になったように感じます。 

トランコフも元気を出してほしい。
聞くところによるとフリーは素晴らしかったとか。
楽しみに録画を観たいです。


最後にスモールメダルをもらった成美ちゃん達。



おめでとう~!!
SPのメダルだけで満足!なんて言っていましたが、まだまだ大躍進は続きがあるんですよね。

フリーの感想はまた続きます。
     

     

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2012 世界選手権 アイスダンス FD (J-Sports)

2012-04-23 16:30:41 | フィギュアスケート
週末はバタバタ忙しく、その上クラシコでバルサが負けてしまったショックも・・・

気を取り直してアイスダンスのフリーダンスをしっかり観ました。
全てのカップルを観たくて、それも適当にサラッと観るのではなく
かなり真剣に素晴らしいプログラムを楽しみました。
やっぱりアイスダンスが一番好きかもしれない、と実感したワールドでした。

たくさんの画像と私の好みに偏った感想になるかも。

3月29日に行われたフリーダンス。
勝ち進んだのは20組です。

   

   

   

   

   

下位のカップルでもハッとする素敵な演技がありました。
アゼルバイジャンのカップル、ズロビナ/ストニコフ組やカナダのカップル、ラルフ/ヒル組など。
特にカナダのカップルのタンゴはとても素敵なのに会場は得点の低さにブーイングが。
フランスのアイスダンス人気は高いのでこの会場の反応は確かなものでしょう。
藤森さんは「9人のジャッジより一万人の観客の目の方が正しい。」と書いた事がある仏誌「レキップ」のエピソードを話していました。
おぉ、まさに名言ではないか。


さて、ちょっとお気に入りのドイツのカップル、ネッリ・ジガンシナ/アンドリュー・ガージ組です。
女性はロシア出身、そして弟がロシアのアイスダンスのジュニアチャンピオンになりましたね~

   

   
ユーロでは男性が転倒する大きなミスがありました。
ワールドでは大きなミスもなく「ロミオとジュリエット」を滑りきりました。
千鶴さんは「この曲を聞くと羽生選手を思い出します。」なんてコメント。
私は女性の雰囲気が好きで円熟味のある素敵な滑りを楽しみました。


そして素敵なプログラムと言ったらまずはイタリアのアンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ組。
こちらは橋大ちゃんを思い出す「道」ですね。
   

   
何度観ても女性のコスチュームも表情もキュート。
このプログラムは何回も観ていますがストーリー性があって飽きません。
藤森さんも「全身で表現していて観る者を惹きつける。とても短く感じました。」と評価していました。
楽しみなカップルと言われたら幸せですよね、きっと。


続いてロシアの一番手、エカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロビエフ組。
最近とても残念度が高くなっているカップルです・・・
   
いきなり藤森さんは「男性の目隠しリフト・・・」なんてつぶやいてます。
このスタイルは気に入っていないんでしたよね。
私も強く感じていますが、「ロシアっぽいコスチューム、ロシアっぽいプログラム」と辛口が次々と。
確かにボリショイバレエのような、それはそれで伝統的で素晴らしいのだけど・・・
「最近のISUの方向性を視野に入れていない!」とバッサリ言い切る藤森さん。
カーヴリフトやステップでレベル2だなんて・・・どうしたのでしょう。
昨年はとても惹かれたけど何も進化していないように感じてしまった。
「ロシアは今の時代を理解していない。」とまで藤森さんの辛口は止まりませんでした。
実力はあるはずなのに・・・


次はアメリカのシブタニ兄妹。
「古き良きアメリカ」を表現させたら素晴らしい。
   
カップルの得意なツイヅルでまさかのアレックスのミス。
めずらしいですね~
この「グレンミラー・メロディー」はとても合っているけれど、では彼らは他の表現はどれだけできるのかな~と考えました。
いつも同じイメージしかない?
「ツイヅルのミスを引きずってしまった。」と藤森さん。
「いろんなところに動揺が見られました。」と千鶴さん。


さてここから最終グループです!
どのカップルも見逃せない。
そしていつものように藤森さんは「エレメンツのコールはしないでジッと観ていたい。
ハイライトだけ少し説明します。」と宣言。
藤森さんが評価しているカップル達の時はお馴染みの脱・解説宣言です。

まずはメリル・デービス/チャーリー・ホワイト組。
メリルの表情がいつも通りノッてます。
   

   

   

   

   
終わった途端、「素晴らしい。クリーンプログラムです。」とお二人。
この「こうもり」はテンポも速く見せ場がいっぱいあって、その一つ一つが音とマッチして素晴らしいプログラムだと思っていました。
ワールドの大舞台でも見事に演じてくれたお二人。
一つの作品として旋律と彼らの滑りがいつも頭に浮かびます。
ステップが一つだけレベル3であとはレベル4。
SDもFDも得点にちょっとガッカリしていましたが、これからの目標もさらに高くなるでしょう。


そして今季一番好きなケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ組です。
SDのイメージとはガラッと変えて大人の素敵なプログラムです。
   

   

   

   

   

   

   

   

   

   
アイスダンスの演技を観て涙が出て来たのはクリロワコーチだけではありません。
今季、何度も何度も観ているのに、私も感動の涙でした。
試合を重ねるごとにどんどん良くなっていったプログラム。
それは要素を確実にこなすだけではなく、やっぱり観ている人を惹きつける大きな力があったのでしょうね。
このワールドの大舞台で素晴らしいクリーンプログラムを観られただけで幸せでした。

会場も自然に湧き上がりスタオベ、藤森さんも千鶴さんも相次いで賛辞。
「このプログラムは素敵ですね。」
「どこをとっても良かった。」
「完成度がとても高かった。」
「歌詞のあるところ、ないところ、どこも素敵です。」と大絶賛でした。
余韻の残る中、FDの得点は初の100点越え!
ステップがひとつだけレベル3、後はすべてレベル4でした。 
嬉しそうなケイトリンがまた良かった。


そして会場の大歓声を受けて地元フランスのナタリー・ペシャラ/ファビアン・ブルザ組登場~!
こちらのプログラムも大好きです。
   

   

   

   

   

   

   

   

   
おもわず駆け寄るケイトリン・ウィーバー!
今度は泣かずにご主人のカメレンゴ氏と抱き合うクリロワコーチ!
リンクサイドもドラマがいっぱいです。

誰もが祈った(?)ノーミスの演技。
とても洒落ていて面白いプログラム「ファラオ」は会場でも大歓声でした。
可愛いミイラのペシャラは鼻の絆創膏が痛々しかったけれど
藤森さんは「ミイラの役だから絆創膏が気にならなかった。」とコメント。
でも鼻の骨折はかなり大変なアクシデントだったでしょうね。

9年連続9回目のワールドで(それもここ2年は連続4位・・・)見事な表彰台でした。
思えば今季は仕上がりが早く、滑りこみがしっかりできていたのでは。
だから不運の鼻の骨折があっても彼らのやってきた自信で結果を出せたのだと思います。

いや~、しかし。
包帯を女性に巻いたようなコスチュームでミイラダンス。
新しい時代を感じますね。
以前のEXを練り直したと聞いていますが、とにかくプログラムが面白くて良かった!


素晴らしい二組の後はロシアのエレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ組です。
お馴染みの「アヴェマリア」
   

   

濃いメイクのイリニフに目を惹かれるけど、メイクの薄い普段の表情を「国別」で見たらそっちの方が
可愛いな~

さて、ロシアのアイスダンスのカップルには今回も苦言が多かった藤森さん。
「ツイヅルのずれが目立たないようにサークルをかくような動き、ジャッジの目をごまかす作戦のような・・・」とか。
「表現の変化が少ない」や「最終グループに入るにはグライド・スキルが少ない」など。
千鶴さんも「見比べるとまだ・・・」と言葉にしないで物足りなさをコメントしていました。
リフトからのランディングも雑できれいじゃなかったけれどレベルは4なのね・・・

確かに「アヴェマリア」もリアザノワ/トカチェンコ組の「ロマンス」も同じような曲調です。
ロシア、これで良いのかな。
ただでさえ引き出しの少ないモロゾフが頑張って指導しているけど、ロシアのアイスダンスに新しい風は入らないのかな?
そんな事を感じたワールドの演技でした。



さて、最終滑走はカナダのテッサ・バーチューとスコット・モイヤー組。

   

   

雰囲気もあってさすがの滑りだけれど、私はデービス/ホワイト組の方が一段上だと思った。
フランス開催と言う事でプログラム勝ちなのかもしれない。

藤森さんは「クリーンプログラムで味のある滑り」とコメント。
「迫力のあるプログラムじゃないけど、技術力があり味がある」とも。
千鶴さんは「オシャレなシーンがいっぱい」との事でした。

うーん、こちらがワールドチャンピオンね・・・
「パリの恋人」の映画の役になりきって雰囲気は出ていたでしょうが、アメリカのカップルのスピード感あふれた「こうもり」の方が個人的には見応えがあったな~
好みの問題なのかも・・・



最終結果はこの通り・・・

   

   


インタビューと表彰式など。

   

   

      

   

   

   

   

   

   

   

   



全部のカップルの演技を観てもレベルの高い素晴らしい試合でした。
個人的にはトップ4が凄かった。(あと6位のイタリアのカップル)
感動で泣かされたり、心がジーンとしたり、ステップに見とれたり。
アイスダンスって本当に素敵!

さて、来シーズンから「コリオグラフィック・ダンスリフト」が入るとか。
10秒未満でGOE評価されるリフトだそうです。
また見応えのある要素になるでしょうね~。

そして来季の枠はカナダ、アメリカ、ロシアが三枠。
フランス、イタリアが二枠。
惜しくもリード姉弟は予選からの出場です。
でも大丈夫! いっぱい応援するので頑張ってください! 

終わってしまったアイスダンス。
来シーズンまで観られないのはさみしい~
だからこのワールドの素敵な演技は保存版にして何度も楽しみたいです。


ペアの感想はまた続きます。  










   

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2012 世界選手権 アイスダンス SD (J-Sports)

2012-04-19 23:31:52 | フィギュアスケート
今ちょうど「国別・・・」を放送しているんですが、やっぱり民放はCM多過ぎ。
開会式の様子も日本を優先しているから他の国はスキップしてる。
個人的にはフランスペアとかカナダのレイノルズとかファヌフを映してほしい。
ソチから正式種目らしいけど、今日観る限り「お祭り」のように感じちゃう・・・
まぁ、良いか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて私はゆっくり世界選手権の感想を書いていきたいです。
今日は大好きなアイスダンスのSDを観ました。
解説はもちろん藤森さんで千鶴さんとの呼吸もピッタリ。
藤森さん、いろいろ辛口も言ってたしジャッジの判定にもちょっと抗議していたよ。
だから私達だって演技と判定があまりにも違ったらブーイングして良いと思うな。

   

   

   

   

   
アメリカのマディソン・ハベルとザカリー・ドナヒュー組      フランスのペルネル・キャロンとロイド・ジョーンズ組

藤森さんはアメリカのカップルの男性、ザカリー・ドナヒューを褒め称えていました。
姿勢も動きも見栄えがして目に留まるのだと思います。
クリロワコーチの教えが良いのでしょう、と。

フランスのカップルは要素のレベルがほとんど獲れずにFDに進めず。
得点と順位を見たペーゼラは唖然としていました。


さてまずは日本のリード姉弟。
NHK杯でクリスがケガをして治りが遅くなり、何と「通しの練習」は2週間しかできていないとか。
不運な衝突だったから気の毒ですね。

   

   

   

始まってすぐのツイヅルでクリスが転倒、そしてキャシーが接触・・・
重大なミスでショック・・・と藤森さん。
この試合に出る事だけでも大変だったのがうかがえます。
確かにノーカウントになる大きなミスだったけどアクシデントは仕方ない。
そしてジャッジのスコアに関して藤森さんは怒っているよう。
「パターンダンスの(-3)はひどい。きつ過ぎる。」ときつくコメント。
キャシーの悲しそうなお顔、かわいそうで気の毒でした。
と言う訳で今大会はFDを観る事ができませんでした。


続いてロシアの一番手、ボブロワ・ソロビエフ組です。
何か最近このカップルの良さがなくなってきたような・・・
   

ロシア選手権でも思ったのですが昨シーズンの良さが感じられません。
ボブロワが転倒、そしてどのエレメンツを観てもパッとしないような。
藤森さんも「パターンダンスも他の要素もレベルがちゃんと獲れていない。」とバッサリ。
「オーストラリアのカップルでもトゥイヅルがレベル4をもらってGOEもプラスをもらっているのに。」と比べながらの辛口でした。
そうそう、藤森さんは「トゥイヅル」って発音するんですよね。

素人の私が観ても以前ほど惹きこまれないのです。
女性はこの日が誕生日だそうで、でも残念な結果になりました。


そして今一番好きなアイスダンスのカップル登場です。
カナダのケイトリン・ウィーバーとアンドリュー・ポジェ組です。

   

   

   

   

始まる前から「このラテンで官能的なパフォーマンスを見せてくれる。」と期待の藤森さん。
最初から最後まで情熱的で曲にあった動きの数々を披露してくれました。
何と言ってもケイトリンのコスチュームの派手さが良い。
場内もノリにのって大歓声でしたね。

藤森さんは今シーズンのこのカップルの成長を最近高く評価していて、今回も褒めていました。
「ワンランク上のダンスです。二人の息が合って女性がセクシー。」とコメント。
千鶴さんは「なかなか着こなせないコスチュームを彼女はちゃんと着こなせています。」とのこと。
いつ見てもケイトリンの足がきれいだな~と思った私

得点はパーソナルベストで66.47点でした。
パターンダンスはレベル4と3でしたね。


続いてこちらも素敵なカップル。
イタリアのアンナ・カッペリーニとルカ・ラノッテ組。
   

   
とにかく女性がキュート。
そしていつもコスチュームがお洒落で可愛いです。
今シーズンまたうまくなったようで、SDも見応えがありました。
藤森さんも「女性に天性を感じる。これがダンス!」と高評価でした。
彼女達もシーズンベスト更新、65.11点でした。
曲のインタープリテーションが高かったようです。
FDのあのプログラムも楽しみ!


次はロシアのイリニフ・カツァラポフ組。
早くコーチを替えないかな~と個人的に勝手に思っています。

   

   

ロシア選手権ではなかなか厳しい事を言われていたこのカップル。
ただ男性がうまくなっているのである程度力はあるのかな。
イリニフは女性としてすごくエキゾチックで美しいと思うのですが、アイスダンサーとしては
あと少し何かが足りないと思うのです。
二人の滑りを観て藤森さん「ラテンの表現は女性は今一つ。手だけ動いていて、全体的な表現が出来ていない。サーキュラーステップのところももの足りない。」と厳しい意見。
藤森さんは結構バッサリと切り捨てるような発言もあるので興味深いです。
ただ、そのコメントとは違って得点はシーズンベストだったかな。
実際の演技以上の得点をもらっている印象がありました。


続きましてメリル・デービスとチャーリー・ホワイト組。
世界の二強と言われるこのカップル、とても好きです。

   

   

   

最初のツイヅル、スピード感があって素晴らしい。
表情も良いし動きに無駄がなくて良い滑りだったと思いました。
しかしジャッジはとても厳しい・・・
パターンダンスでは両方ともレベル3、何とGOEでは-をつけたジャッジも・・・
そう言えばSDが始まる時に「パターンダンスのレベルを獲るのがどんどん難しくなってきている。
試合を追うごとにそうなっていてこのワールドになるほどジャッジが厳しい。」と話していました。
チャーリーも後のインタビューで得点が出なかった事を言っていましたね。


続いてバーチュー・モイヤー組。
   

   
二強としてどちらも甲乙付け難い、と言われていました。
こちらもパターンダンスはレベル3.
でも全体のGOE評価が高くシーズンベストを出しました。

それからシブタニ兄妹。
昨年は初出場で3位に入ったカップルです。
   

四大陸ではアレックスの体調不良が大変でしたね。
今日はサンバのリズムで3曲。
こちらもパターンダンスはレベル3。
そして何とステップはレベル2?
「トップ2と比べるとまだまだ差がある。円熟味が感じられない。」と藤森さん。
円熟味? まだ無理ですよ~


そして今日の一番のクライマックス、フランスのペシャラ・ブルザ組です。
9年連続で9回目の出場。
そう言えば昨年の大会はブルザの転倒でキス・クラから消えるという失態も。

今回はペシャラの鼻の絆創膏が痛々しいですね・・・


   

   

   

   

   

   
      
演技はとても良かったです。
二人に似合ったコスチューム、センスのある色使いですね。
藤森さんも「とても良かったです。熱い太陽が照りつけるところで踊っているよう。」と絶賛。
千鶴さんも「いつも良い所で最後の最後にミスをする・・・」と言いながら「今回はとても良かったですね。」と。
ニースにぴったりの演技でクリーンプログラムを披露してくれた二人でした。
会場の大きな歓声、アモディオ達のフランスチームやベルネルやランビエールも大きな拍手をしていました。
「他のカップルと違うオシャレで明るいプログラム」と藤森さん。
69.13点のシーズン・ベストです。
彼女達はパターンダンスはレベル4! ステップやツイヅルはレベル3でした。


SDの終結果は・・・(上位14位までですが・・・)

   

インタビューの数々を。

   
この涙もきっといつか笑顔になるはず・・・

   

   

   

   

   

今シーズンの課題は「ラテン」のリズム。
来年は「ポルカ」だとか。
課題によってどのカップルが来るか変わってくるそうです。
確かにSDはやってみないとわからない。
その分、FDはそれぞれのカップルの得意なプログラムを滑るから見応えがありますね。

SDだけを観ると、私の想像と違う点の出方がいくつかありました。
もちろん好き嫌いで言っているのではなく、何か釈然としない採点があるような。 
まさか「アイスダンスは最初から優勝するカップルが決まっている・・」と言う事はありませんよね?

クリロワとカメレンゴチームの演技はとても好きでした。
(特にペシャラ・ブルザとウィーバー・ポジェの演技)

FDの感想はまた続きます・・・
        


   

   

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2012 世界選手権 男子シングル・フリー (J-Sports)

2012-04-17 13:03:45 | フィギュアスケート
白熱した男子シングルのSPを終えて、今度はフリーを観ました。
SPの順位だけでも悲喜こもごも。
どんな最終結果になるでしょうか?
・・・と言ってももちろん結果は知っての視聴ですが、改めて全ての選手の演技を完全に観た上で
初めて表彰台の重さを感じる事ができるのだと痛感しました。
そして個々の選手の想いのこもった素晴らしい演技を観られた幸せ感でいっぱいです。

解説はおなじみの杉田秀男さん。
もちろん嫌いではありませんが、欲を言えば五十嵐さんにフリーもしていただきたかった。
結果を知っての解説でも細かい説明や選手に送るアドバイスを聞きたかったです。


さて、たくさんの感想をたくさんの画像とともに。

   
ウズベキスタンのミーシャ・ゲー。
力強いステップが良かったですね。 急成長かも。
個人的には「ジー」の呼び名の方がカッコいいと思う。

モナコのルシーヌ。
身体をかきかき「ジャングルブック」
4も3Aも3-3もないプロだけど、彼の個性が表現できてます。
ルシーヌとジュベールのお顔はフッと似ていると思う事があるんですけど、どうでしょうか?

     

早くも第二グループからこの顔ぶれです。
小塚君、ヴァン・デル・ペレン、ベルネル、ナン・ソン、ボロノフ、ガっちゃん。
全員がクワドジャンパーですね。

ほぼ素顔のペシャラちゃんはかわいいし、ブルザも何気におしゃれだな。


まずは小塚君。
フリーは思い切って滑ってほしい。
特設の放送席には荒川さんや本田さんが! 国分いらない。
   

   
最初の4Tはダブルに・・・
次の4T-2Tは何とか着氷。
3Aは手をついてしまった。
フリーも乗り切れないのか・・・
杉田氏はいつもの伸びやスピードがないとコメント。
やっぱりSPのミスが気持ちに影響しているのかも。
と言う事で今大会は小塚君にとっては課題の残ったまま終わってしまったようです。


続いて最後のワールドになるヴァン・デル・ペレンです。
29歳の彼の集大成はどんな滑りになるでしょうか?
   

   

   

   

   

   
誰がこんなドラマを想像したでしょうか。
感動のラストでしたね。

冒頭の4Tは決まりました。 ちょとタッチ気味で減点あり。
3AももちろんOK!
そして一番の見どころは後半に跳ぶ3S-3T-3T!
会場も大歓声です。
この三連続は彼のオハコ、と杉田氏も言っていました。
スピードは落ちてしまうところもあったけど、とにかく長い間ケガに苦しみながらも良く頑張ってきた選手だと思います。
会場も実況席もそしてTVの前でも彼に喝采をおくりたいです。
最後にパーソナルベストも出て、コーチに称えられ素晴らしいラストになりましたね。
感動の涙が出てきますよ。
最後の大会はSP18位、フリー10位! 総合で15位になりました。
ケヴィン、お疲れ様でした。


続きましてトマシュ・ベルネル。
SP直後のインタビューで「またやっちゃいました。」と言うのを聞いて
杉田氏も千鶴さんも「最近それが多い。」とバッサリ。
実力派という信頼は消えそうなのか・・・

   
4回転の予定が3T止まり。
後半も三連続ジャンプが入れられず。
ステップやスピンも今一つだったかな。
もっとできるはずがスタミナ不足か?と言われていました。
エマーソンコーチとの数ヵ年計画があると聞いていますから、もっと頑張ろうね。


次はこちらも苦しい大会になっているロシアのガチンスキー。
昨年のワールドは銅メダルでした。

   

   

4Tは回転不足の上に転倒・・・
次の4Tも転倒でシークエンス扱い。
3A-2T-2Loは何とか決めました。
直前に靴を替え、コーチが病気で10日間寝込み練習を見てもらえなかったとか。
この大会は最後まで笑顔のないまま終わってしまいました。
杉田氏は「プルシェンコのような強さはまだない!」とキツイお言葉。


さぁ、続いて楽しみにしていたレイノルズです。
フリーに4回転を三つ入れられるでしょうか。

   

   

   

最初の4Sは成功。
次の4Tはダブルになってしまった・・・
でも後半に4T-2Tを入れたのは凄かった~!
その後も3-3-2を入れたりと彼の出来る力を発揮してくれたのが嬉しい。
とにかくフリーで種類の違う4回転を二つ入れて認定されたのが良かったです。
彼もシーズンベストで12位に入り、まぁ、チャンが予定通りの順位だったのでカナダの枠は三枠決定。
ジェレミー・テンが喜んでいるでしょう。


次はアボット選手。
フリーはとても美しい旋律でこのプログラムは好きだな~
   

   
冒頭の4Tは何とか成功。
その後もジャンプは跳べても着氷が乱れる事が多い・・・
3Loがシングルになるミスもでて、やっぱり完成形のプロは観られませんでした。
杉田氏は「能力のある人しか滑れない曲」と言っていましたが、残念。
アボットは繊細な(時に神経質?)性格で有香さんもちょっと苦労があるようなお話も。


さて、第3グループで凄かったのは羽生結弦君でした。
地上波フジで彼の演技を観た時も感動でしたが、何度観ても素晴らしい。

   

   

   
                        
   

最初からスピード感のある滑り。
冒頭の4Tとその後の3Aが高くて素晴らしい。
ステップの途中にまさかの転倒・・・これで影響がでるかと思ったら直後に決めた3A-3T!!
15.43点獲得です。
「だいぶ疲れている」と言われていたけれど、彼は別次元で滑っているように感じました。
鬼門のサルコウも何とか決めて気力だけで終えた結弦君。
ガッツポーズをする力もなかったね。
「とにかく良く頑張った。えらい。」と杉田氏。
彼の滑りから感動をもらえて・・・何てすごい成長なんだろうと心が震える演技でした。
キス・クラで得点や順位に驚く結弦君とただ涙の阿部コーチ。
初出場で見事でしたね。


さて、いよいよ最終グループ。
羽生君の演技がどれだけプレッシャーになるでしょうか。

まずは生まれ変わったジュベールです。
彼が一番気に入っている「マトリックス」ですね。
   

   

   
演技直後に座り込み氷にキッス。
それが似合う男は彼しかいない。 (やっぱりルシーヌにちょっと似てる)

最初の4Tもしっかり決めました。
3Sに続いて3A-3Tも素晴らしい。
フリップにはエッジエラーがつきましたが、全体的に大きなミスはありません。
最後のジャンプを決めた瞬間、ガッツポーズも出ましたよ。
バンクーバー五輪の失速や今季もユーロで気弱なコメントばかりだったジュベール。
今の時代だとこの構成は物足りないと言われますが、今、彼がこのプロを滑る事に大きな意味があるのだと思います。
来季は新しいプロを二つ作る予定とか。
彼もソチを目指して頑張ってくれる事でしょう。


いよいよ橋大輔選手登場~
「ブルース・フォー・クルック」で彼のワールドにしてほしい。
     

   

   

   

   

   

最初の4T、ちょっとだけ詰まったけど決めました。
次の3Aは美しい着氷。
流れがあって変化のある難しいステップ・・・と杉田氏。
彼の繰り広げる世界で観る人をグイグイと惹きこんでいきます。
本当に音楽表現が素晴らしいですね。
リンクサイドでカメレンゴ氏と長光コーチが笑顔でノリノリで応援していたシーンがまた良い。

もう、何だか素晴らし過ぎて何も言えないのか、千鶴さんも「良かったですね~」と言うのが精いっぱい。
杉田氏も「いや~頑張りましたね~。見事な演技です。」と称えていました。
(できればもっともっと掘り下げて聞きたいかも)

橋選手のファンだから言うのではなく、彼は唯一無二の選手だと思います。
若い時の数々の失敗を無駄にせず、大きなケガから見事に復帰して、バンクーバーで結果を出し
そしてこのワールドでしっかり魅せてくれたほとんどノーミスの素晴らしい演技。
確かにまだまだ成長していますね。


そして大歓声を聞きながら今度はミハル・ブレジナです。
プレッシャーを感じているか。
   

   

最初の3Aは見事な高さです。
その後は4Tを転倒、4Sは手をついてしまいました。
ジャンプの着氷が今一つで、やっぱり彼はロングプログラムには課題が残りました。
「やっぱりダメだった・・・」のような表情でしたね。
杉田氏も「滑りが良くない。間違いなく順位を下げる。」とバッサリ。


最後はチャン。
最初の4T、4T-3T、そして3Aの出来で大きく得点を獲りましたね。
その後は回転不足やアクセル判定されず、などで所々ミスが。
やっぱり転倒やミュージックバイオレーションをとられるとプログラムとして完成形ではない。
まぁ、4回転の出来で逃げ切った形の優勝だったよう。

会場の反応もやっぱりイマイチでしたね。
後でユーロスポーツなどの実況を聞くと「真のチャンピオンはTAKAHASHIだ」という意見も多く聴きました。
とにかく人の心を揺り動かす演技と得点は別物なんだろうな。
採点競技はいつも何かスッキリしないものが残ります。

最終結果はこの通り。

   

   

選手のインタビューも。

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   


そして表彰式の様子。
コールされて「ロミオとジュリエット」の曲で踊りだす結弦君。
   

   

   

   

ジャッジやテクニカルパネルの方が出て来た時に確かにブーイングがありました。
オリンピックの時も感じましたが、こういう抗議表明(ブーイング含)は「観ている方の権利」だと思います。
ほとんどの選手は文句も言わずに(特に日本人選手は)コロコロと変わりゆくジャッジシステムと闘っているのですから。


プレスセンターでのインタビュー。

   

   

日本の選手が二人も乗った表彰台。
素晴らしい結果ですね。
これからももっと成長してくれるなんてフィギュアファンは幸せだな~

男子シングルの総括として。
今大会はすごくレベルの高い試合でした。
昔の4回転時代と違って、4回転を2~3度入れるのは当たり前。
それもプログラムの中に生かしてバランスの良いものを求められるとか。
「4回転だけでは勝てない時代」が到来しそうですね。



最後に来年の枠ですが。

3枠はカナダ、日本、フランス

2枠はチェコ、カザフスタン、アメリカ、イタリア、スペイン

そしてロシアが何と1枠だそうです・・・      



      

   


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2012 世界選手権 男子シングルSP (J-Sports)

2012-04-15 16:30:17 | フィギュアスケート
HDDにどんどん録画されていくJ-Sportsのワールドの放送。
あ~何て贅沢なんだろう。
SPもフリーも出場選手すべての滑りが観られるなんて。
(これでもし予選まで観られたらどれだけ時間があっても足りない・・・
でもミハルの妹を観てみたい・・・)とひとり言。

さて男子SPの放送を観ました。
何と解説は五十嵐文男さん!
素敵な声で的確に解説してくれると評判の方です。
何と言っても放送の冒頭に千鶴さんは「私、五十嵐さんのこと好きでした。」と告白しちゃいましたからね~

五十嵐さんは選手達のそれぞれの要素の解説だけでなく、その選手がどうしたらもっと良くなるか、
そんな事もわかりやすく話していました。
千鶴さんも「なるほど」と連発するほど聞いていてためになりました。
韓国の選手がスピンの種類が同じでノーカウントになった時も
「選手は悪くない。コーチや振付師の責任です。」とバッサリ。 
う~ん、なるほどね~


SPでは何人も印象に残りました。
フィリピンからの初出場、カルーザ選手やウズベキスタンのミーシャ・ゲー選手など。
(ミーシャはジーなの?ゲーなの?は置いといて)
      
カルーザはタンゴの滑りが良かったです。
とっても嬉しそうに滑っているのが印象的。

ミーシャは振り付けがすごく良い。
無駄な動きがまったくない良い構成、と言われていました。
雰囲気のある選手です。


さて、その他に私の好きな選手や記憶に残った選手など。
まずはお気に入りのケヴィン! それも最初はレイノルズの方。
   

   

   
冒頭の4S-3T、良かった~
4Sは惜しくもアンダーローテになってしまったけど私はこのプログラム好きです。
五十嵐さんは「使った曲がオシャレ、メロディーもリズムも使い勝手が良い」とコメント。
スピード感や流れをもっと出してほしいと指摘されましたが大きなミスもなく良かったです。
ケヴィンのジャンプは大きくないのに回転数があるから4回転を跳べる、と説明もありました。
本人なりに納得の滑りでしたね。

続きましてはアドリアンの友達の(いつもの決めセリフ)オーストリアのファイファー選手です。
彼のSPの曲「Lady Caliph」はとてもきれいな旋律で好きだな~
   

   
ストリーミングでLIVE放送を観ていた時も心配だったストラップのはずれるアクシデント。
でも彼は笑顔で慌てなかったですね。
ジュベールの時と同じように裾をたくし上げ最後まで滑ったファイファー。
演技終了後には両足をたくし上げ真っ白なPUMAのソックスを披露!
五十嵐さんが言うには「まくり上げるか引きちぎるしかない」って。
「表現や音楽が良かっただけに最後が残念でした」と突然のアクシデントに対してコメントしていました。
ファイファー、特に上位になる成績じゃないけど応援しています。
プリシラコーチの元で頑張ってください。 (アドリアンにもよろしく)

次はこの方、この存在感!
ジュベールです。
   

   

   
11年連続の出場ですか。 すごいですね~
4T-3Tを決めてカッコ良かった~
五十嵐さんは「(力を)維持しているのがすごい」と言いながらスピンの巧さも絶賛していました。
千鶴さんは「強いジュベールが帰ってきました」と。
確かにユーロの時の弱気なコメントは悲しかったけど、彼はそのままでは終わらない。
4度目になる五輪、ソチを目指して頑張ってほしいです。
フランスの宝ジュベールを応援するペシャラとブルザもいましたね。

そしてイタリアのコンテスティ。
何とSPを作り直してきたのね。 衣装も色とデザインが彼らしい。
   
滑りこみはちょっと足りないようですが、彼らしい表現力で滑りきり、コーチの奥さまも納得していたようでした。


次はブレジナです。
何とこの日が誕生日。 良い演技ができそうな予感。

   

   
彼の3Aは高くてダイナミック、凄いですね。
3F-3Tも決め、その後が4S!!
彼のこだわりの3つ目に入れる4回転をしっかり決めてきました。
これでノッて来た彼はステップもスピンも素晴らしい出来でとても良い演技になりました。
87.67点とパーソナルベストです。
キス・クラでの大きなガッツポーズが嬉しそう。
「鼓童」は本当に素敵なプログラム。


パーフェクトなミハルの後には橋大ちゃん登場です。
会場の歓声が凄いですね。
滑る前から五十嵐さんは・・・
「彼の力を出し切ってほしい。 世界のトップですから。 
のびのび滑ってほしい。」とエールを送っていました。

   

   

   

背中に手をまわして跳ぶ彼の4回転。
4T-3Tでセカンドジャンプは惜しくも手をついてしまった。
3Aはまったく問題なし、スムーズな着氷で不安感も感じません。
彼の表現力豊かなステップやスピンの時、会場の観客はまるで息をのむように観ていませんでしたか?
私はTV観戦だけど、会場の空気感が橋カラーにすっかり染まっているように感じました。
だからそこには得点や順位を超越したような・・・つまり今、この時代に彼のようなスケーターがいる事が幸せ、みたいな充実感です。
ファンとしての欲目だけではなく、率直にそう感じました。

演技後の五十嵐さんの言葉には勉強になりました。
「ひょっとしたら氷が柔らかいのかも。
彼が(四回転の後に)三回転をつけるのはできなくはないはず。
沈み込みが大きすぎたかも。」との事でした。

その上「動きに粗さがなくなり表現や振り付けが良い。」
「ソチに向けて新しい領域を目指している真っ最中なのだろう。」とコメント。
そんな言葉の数々を聞けると、ますます楽しみになってしまいます。
まさに「宝」ですね。



次はジェレミー・アボット。
そう言えば昨年は出られなかったワールドでしたね~
   

3F-3Tは転倒・・・
3AはOKだったけどその後は2Lz・・・自動的に「-3」がついちゃう。
「大きな舞台に弱いと言われるジェレミー・アボットです。」と千鶴さん・・・
五十嵐さんは「ジャンプを跳ぶポイントが見つかれば失敗しない。」と解説していました。
後からのインタビューで「これほど良い状態で試合に臨んだ事はないのにショック・・・」と元気がなかったアボットでした。


続きましてもう一人のケヴィン。
今大会で引退を表明しているヴァン・デル・ペレンです。

   

   

何と12年前のニース大会を経験している唯一の選手とか。
そんなに長く頑張ってきた彼ですがケガを抱えての最後のワールド。
どんな想いで滑ったのでしょうか?

SPは彼の得意な4回転も3Aも入っていません。
相変わらずスピード感はない滑りだけど、最後まで応援して観ていました。
(フリーの素晴らしい演技はまだまだお預けです。)


次はガチンスキー。
ユーロの時はうまくなっていてビックリしたけどワールドではどうでしょうか。

   

   

冒頭のジャンプが2T‐2Tで何と2点しかもらえず・・・
このジャンプのミスが大きく影響して彼の演技はまだまだ若かったような。
演技直後もキス・クラでも表情が冴えずに意気消沈なガチンスキーでした。
どうしてもプルシェンコと比べられますが、五十嵐さんは「プルシェンコは『こうすれば跳べる』というものを持っている」とコメントしていました。

そして我らの結弦君登場!
今日も阿部コーチと笑顔で確認し合ってリンク中央へ。

   

   

最初は4T‐2T、その後の3AもOK。
3Lzの予定がシングルに・・・ここが惜しかった。
でも彼らしい柔らかな動きでステップもスピンも良かったです。
五十嵐さんは「良く滑っていた。ルッツが惜しかった。あとはこのしなやかさを持ったまま、筋力をつけていけば良い」とのコメントでした。
SPは7位発進ですがまずまずに滑りだったでしょう。


続いて昨年のワールド銀メダリスト、小塚君です。
   

   

冒頭の4Tは転倒・・・回転不足も。
続く3Aも転倒でした。
3Lz-3Tは何とか着氷しましたが、ジャンプのミスが最後まで響きました。

今季は靴に苦しみいろいろうまくいかなかったと聞いていましたが、今年のワールドは彼の大会じゃなかったのか・・・SPは13位でした。
五十嵐さんは小塚君の身体のかたさが気になるのか「もっとストレッチをして身体を柔らかくすればもっと良くなる」と言っていました。


続いてスペインのフェルナンデス。
スペインは会場の応援が派手で凄いぞ~
   

   
カーディガンをパンツにイン!

4Tも3Lz-3Tも3Aもちょっと乱れたけど何とかクリア。
だけどシーズン最初の頃の彼のジャンプの完璧さに比べると最近は精度が落ちたかも。
彼はユーロではプルシェンコの存在に圧倒されたとか。
プルシェンコの威圧感で何もできなくなったそうです。
五十嵐さんは「滑りの端々にオーサーを感じる」とのこと・・・面白いですね。


次はベルネルです。 
(金色パンツのEXのイメージが残っている私・・・)

   

10回目のワールドとか。
最初の4回転はダブルに・・・
3Lz-3Tはツーフットかな。
ステップの構成が良いと言われていました。
SPは14位で彼も実力が発揮できませんでした。


SP終えての結果は・・・

   
SP1位のチャンよりインパクトが強かったのがブレジナでした。
もちろん、橋大ちゃんもジュベールも素晴らしかったです。

      

   

   

   

   

   

   

   

   

選手の声が聞けたインタビューが良かったですね。
個人的にはレイノルズの生声が素敵だったな。
小塚君の「バスケットゴールに嫌われたよう・・・」発言は何だか不思議なコメントでした。
彼は意外と不思議ちゃんかも・・・


SPを観終えて感じたのはやっぱり解説が良かった事です。
五十嵐さんは本当に的確、そしてどんなタイプの選手にもこれからに向けた愛のあるアドバイスがとても良かったな~
今回の放送が録画になったのは残念でしたが、全選手の演技、インタビューの数々、とても満足な放送でした。   



      

   



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2012 世界選手権 女子シングル・フリー (J-Sports)

2012-04-12 14:11:11 | フィギュアスケート
引き続き女子フリーの感想です。

やっぱり24人全員の滑りが観られる感動と共に選手達の素敵なコスチュームを記憶しておきたいです。














コスチュームを替えて来た選手もいますね。
個人的に感じたのは・・・
グレボア選手、顔立ちがはっきりしているのでコスチュームの派手なデザインにも負けずに似合っていました。
予選からの出場だったけど彼女もコーチと練習拠点を替えて良かった選手ですね。

佳菜子ちゃんのブルーはデザインも素敵で身体がきれいに見えて似合っていました。
大人っぽさもありました。

斬新なコスチュームと言ったらやっぱりコストナー選手。
TV画面では微妙な色のタイツに見えるけど、実際に見ると光り輝いてまばゆいゴージャスな生地とか。
全身がキラキラらしい。
う~ん、そばで見たいな~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて3月31日に行われた女子フリー。
最終日だったので会場には試合を終えている男子も数人いましたね。
アモディオやモナコのルシーヌなど。
特にルシーヌは全選手の演技の最後まで真剣に観戦していた様子が映っていました。

まずは小さな感想を・・・

フィンランドの2選手、どちらも「シェヘラザード」にはビックリ。

グレボア選手の「スパルタクス」、もしかして未来ちゃんのプロよりも良かったかも。

ゲデバニシビリ選手、可愛いんだけどプログラムの「オペラ座の怪人」とコスチュームがマッチしていない気がした・・・。

マルケイ選手、とても気さくな雰囲気もあり可愛い面も感じられました
リンクから引き上げてきて有香さんに抱きつきぶら下がるのが良かった。

レオノワ・・・どこまで化粧が濃くなるのか・・・
やっぱりフリーは安藤選手そのものだった。(ニコライの引き出し、中身が少ない)



   


そしてやっぱり浅田真央選手。
今思うと表情だけでなくコスチュームも儚げな色使いでした。
もちろん好きですが。

   

   

   

   

   

3Aのミスだけでなく他のジャンプのミスもあり最後まで元気のなかった「愛の夢」。
それでも何て動きが美しいんだろう・・・と思いました。
 
直前のレオノワがパーフェクトな演技をして、解説の岡部さんが言ったコメント・・・
「コーチの導いた道を行った選手達が成功している。」というのが強く印象に残っていました。
確かにコーチの戦略通りが正しいのでしょう。

そんな岡部さんは真央さんの滑りに何と言うのだろう?
録画放送なので結果を知っていてもう一度滑りを観てどんな言葉が出るのか気になりました。
そうしたら、何と優しい言葉の数々・・・
「3Aのミスでモチベーションが下がったのか、その後も少しミスが出てしまいました。」
「全体を通して身体の動きがとても美しかったです。」と。
真央さんのスケーティングに対して「美しい」と5~6回は言ったのでは。
その上、哀しい出来事の話題も出し、今回は持っている力を出し切れなかったのでは、と話していました。

千鶴さんの言葉にも愛があふれています。
「(哀しい出来事があった後)彼女にこの後良いシーズンになるように。」
「彼女の思う通りのやりたい事が出来る大会になるように。
みんながそう願ったそんな世界選手権だったのでは。」


「彼女はいろんな事を乗り越えて来た。
これをバネにして、まだまだ美しい浅田選手を観ていたい。」と岡部さんが言えば
「こんな雰囲気を出せるのは浅田選手しかいません。」と千鶴さんの締めの言葉でした。

やっぱりいろいろ考えると上記の言葉の通り、真央さんにはどうしても3Aを跳びたい気持ちが大切だったのだと思います。
もしかしたらお母さんとの約束かもしれない。
そうじゃなくても世界チャンピオンのタイトルを既に2度も獲っている彼女の目的は常に「挑戦!」なのだから。

大会が終わって真央さんの今回の「闘い方」にいろんな厳しい意見が出ています
利用するだけで守る事はしないスケ連からも「3Aにこだわり過ぎる」とも。
でも今回改めてJ-Sportsの放送を観て、岡部さんと千鶴さんの言葉を聞けて良かったです。
同じ気持ちで私もこれからもずっとずっと応援したいと思いました。


さて、次はもちろんこの方、コストナーです。
   

   

   
10年がかりで掴んだタイトル。
本当に良かったですね~
ジャンプはムリをしない構成でスピード感と軽やかさで魅了してくれました。
今季はSP、フリーとも選んだ曲が極めて良かったです。
ここまで来るのは大変だった・・・とコメントもありました。
彼女にとってのトリノ五輪の辛い記憶はもう忘れてほしいです。
おめでとうございます。


最終滑走はマカロワちゃん! それも二年連続の最終滑走。
コスチュームを替えてきましたね。
ど・ピンクじゃなくなってる。
   

   
彼女はSPが得意でフリーは必ず失敗しちゃうのです。
3Lzも3Tも転倒
緊張しちゃったのかな。
でも一時よりも復調してきたと思うので来シーズン頑張ってほしいな。
あくまでもプログラムを選ぶ時は慎重に・・・。
(それからキス・クラでは足を大きく広げないのよ!)


何人かのインタビューの様子です。

   

   

   

   

   
愛のツーショット!
ケヴィンに迎えられるジェナ、良いな~。
お二人とも頑張りましたよね。



さて女子シングル最終結果は・・・

   

  

   

   

     




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

来年の出場枠にもいろいろなドラマが・・・
カナダは一枠、開催国なのでせめて二枠欲しいですね。
スウェーデンも一枠、惜しくもヘルゲソン姉は11位でした。

三枠を獲ったのが日本、ロシア、イタリアだそうです。
三枠でも足りないくらいの日本とロシア・・・熾烈な闘いが続きそうですね。


さぁ、あとは男子やペアやアイスダンスもある。
ゆっくり楽しみたいです



       


   





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2012 世界選手権 女子シングルSP (J-Sports)

2012-04-10 10:09:52 | フィギュアスケート
楽しみにしていた世界選手権のJ-Sportsでの放送。
まずは3月29日に行われた女子シングルを観ました。

本来は生放送だから録画となるとドキドキ感がなくその辺はとても残念。
でもフジの放送に比べたら実況と解説のレベルが大違いなので、とりあえず今年は納得するしかないですね。
(来年は絶対に生放送でお願いしたいです!)

さて、録画となると岡部由起子さんが実際にジャッジされた視線での解説になります。
だからいつもよりは説明が多かったかも。
それに岡部さんも千鶴さんも結果を知っての実況、解説なので言葉をとても選んでいたようです。
ジャッジのスコアの説明や大会後のコーチや選手たちの逸話などもありました。

最初にまずはSP30人全員のコスチュームから。
(でも大変だったからフリーはきっとムリ・・・)














総勢30人の選手の皆さん、美しいコスチュームが多いです。
その中で気になったのがストッキングの履き方?

  

私としてはこんな足元は美しく感じられない・・・
スケート選手は右のようにスケート靴をそのまま見せたほうが美しいと思う。

それからいくつか小さな感想を。

※ 韓国のカク・ミンジョン、すこし身体がふっくらしていました。
  でもこのくらいのほうが良いかも。
  本人は要素を全て頑張ってガッツポーズでしたが、ジャッジは厳しかった。
  キス・クラで凍りつくミンジョンとコーチ・・・でも後で説明を受けて納得したとか。

※ 地元フランスの出場選手はイリサ・シリテ。
  小さいけどスタイルが良くてスピード感があります。
  会場で見つめるメイテ選手がいましたね。

※ フィンランドのトゥルッキラ選手、ポーズが面白い。 
  フィンランドの若手選手も透明感のある素敵な雰囲気です。  
  引退してしまったレピストやケガのコルピに続いて育っていきそう。


さて、第一グループから最後まで観ましたが、印象に残った選手の感想を。
やっぱりまずは浅田真央さん。
千鶴さんの紹介は「世界で愛されている選手の一人です」とのこと。

   

   

   

   
リンク中央に出る時のバタバタ感はあまり感じませんでした。(フジ放送比)
3Aは回転不足で2Aという扱い、さらに転倒。
でもそれ以外はとても流れのある素敵な演技でした。
岡部さんの言葉では・・・
「最後まで動きによどみがなく滑らかで非常に良いステップ」
「3Aを入れた選択に疑問が残った」
「SPではノーミスでクリーンなプログラムが求められる」
「試合の後に聞いた事には佐藤コーチは『2Aにしなさい』と指示したとか」

次から次へと出てくるコメント、まぁ予想通りでしたが。
そうですか・・・2Aと言われていたのですか・・・
SP終えて4位となりました。


それからオーサーの元に行ったゲデバニシビリ選手。
ストッキングの履き方は微妙・・・だったけど。

   

最初のジャンプが凄かった。
3Lz-3Tの難しいジャンプを決めました。
ルッツの高い事!
このまま行けば良かったけど2Aはシングルに・・・残念。
千鶴さん「良かったのに惜しかった」
岡部さん「いつも何かやっちゃう。クリーンなプログラムが観たい」とのこと。
でも身体も絞れてジャンプもすごく良くなってオーサー効果はしっかり出ていました。


続いて最近は復調してきたマカロワちゃん。

   

   

このプログラム良いな~。
3T-3Tも決め、流れのある滑りで魅了してくれました。
途中、靴ひもが出てきてしまいハラハラしましたが、最後まで笑顔を絶やさずに演技。
コーチが演技中に「続けなさいー!」とずっと声を出していたとか。
彼女は大きな試合を何度も経験しているので、こんな時もしっかり対処できたのかも。

SPのプロは曲もコスチュームも振り付けも大好き。
だから余計にフリーの曲が私にとっては残念なんです・・・
途中で映画会社の宣伝のようになってるし。


そして優勝候補のコストナーです。
10年連続出場のワールドか・・・10年がかりで掴んだ栄誉となった訳ですね。

   

   

彼女にしてはすごく珍しい表情かも(笑)
今、精神面の強化もしているそうですが、本当に大舞台で強くなったコストナーです。
フースコーチの元を離れた事もあるけれど、いろんな努力が実を結んできた今季。

このSPの曲は本当に彼女しか滑れないだろうな。
彼女がこの曲を最初に聴いた時は雑音にしか聴こえなかったとのことです。
本当に見事に滑りきりました。
髪飾りは「蛇」だよね。


最終滑走はヘルゲソン姉。
   

この試合で初めて入れた3-3ですが惜しくもアンダーローテ。
でも彼女に似合った良いプログラムだと思います。
リンクサイドではお母さんコーチが必死に見守っていますね。
スウェーデンの選手はみんな好きなので応援しています。



SPを終えての結果はこちら。
   

岡部さんも言っていたけど、今はスピンやステップで多くの選手がレベル4をもらうとか。
前はなかなか獲れなかったと思うのですが、ずいぶん変わりましたね。
だから選手はレベルだけでなく更にGOEを多く獲れるように頑張るしかないということ。

そして日本の三選手は全てレベル4だったと聞いて素晴らしさに嬉しくなりました。
そしてもう一人、レベル4を獲ったのがレオノワ選手と聞いてこちらは???ちょっと不思議。
彼女のステップはそう思えないからです。

滑走後のインタビューも涙あり、笑顔あり。

   

   

   

   

フランス恒例の素敵な絵も観られました。

フリーの感想はまた続きます・・・

   










         






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満開の桜

2012-04-09 09:48:16 | 日々のこと




   

家の前の公園の桜です。
今年も満開になりました~

そして今日から新学期もスタート。
いよいよ三男も高校二年生! 
大丈夫か~? 
春休みの課題もやらずに元気に登校! 
彼の生き方は何も変わっていません
親から贈る言葉は「自己責任」!
まぁ、頑張っておくれ。

さてJ-Sportsではやっと世界選手権の初回放送が始まりました。
毎日録画してHDDがいっぱいになりそう・・・
ゆっくり観てゆっくり感想を書きたいです。
国別までに終わるかな?
(国別はそれほど熱を入れて観ないと思うな・・・)


さて最近の献立は・・・


スペアリブ(圧力なべで柔らかく)、コールスロー(ケンタッキー風)


酢豚、マカロニサラダ、鶏そぼろ


肉じゃが、お刺身


スコッチエッグ、厚焼き玉子


牛ステーキとガーリックライス、牛蒡サラダ、コーンスープ


ビーフシチュー(生パスタ添え)、ガーリックフランス、かぼちゃサラダ


ずっと献立の写真を撮っていませんでした。
家族バラバラの食事時間で作るのも片付けるのもバラバラ
いつまで続く、変則時間の生活・・・



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2012 世界ジュニア選手権 エキシビション

2012-04-04 15:17:11 | フィギュアスケート
世界選手権は終わりましたが今は喜びも哀しみも胸の奥にしまっておきたい。
地上波フジでは満足できないし、私の好きなアイスダンスやペアもしっかり観たい。
男子と女子のシングルだって第3、第4グループだけ観たって伝わってこないし。
そんな訳でシニアの世界選手権は8日から始まるJ-Sportsの初回放送に大いに期待します。


さて、今日は世界ジュニア選手権のエキシビションの感想を書きたいです。
行われたのは3月4日、ベラルーシのミンスク・アリーナにて。
この会場はアイスホッケーの世界選手権の招致のために造られたとか。
競技リンクだけでなく施設もとても充実していて、ジュニアの選手の皆さんはかなり良い環境で
試合を迎えられたでしょうね。
某サイトで見たら室内練習場としての体育館も立派でした。

まず良かったのがエキシビションでの照明の美しさでした。
オープニングの時も出場国の国旗がリンクに映し出されてとってもきれい。

   


出場選手は地元スケーターや5位までに入った選手達。
   

   

   

   

   

   

   

おっと、実績のあるデニス・テン君。
惜しくも表彰台を逃し4位で残念でした。
男子シングル3位に入ったジェイソン・ブラウン君はいつもニコニコ笑顔です。
数年前から観ていますが3A習得を頑張れ~
それからペア4位のヘイブン・デニーはシニアで活躍中のケイディー・デニーの妹さんですね。
笑顔がそっくりでした。
姉妹ともペアなんて良いな~


ここからは印象に残った選手です。
女子シングル5位の中国の李子君(ジジュン・リー)ちゃん、可憐で可愛い~

   
   
中国と言ったらコウ・ヒョウワ選手が結構好きですが、このジュニアの選手も素敵な滑りをしますね。
正統派の東洋の美人さんというイメージ。

続いて5位とは僅差で4位につけた宮原知子ちゃん。

   

   

相変わらず表情はかたいです・・・
でもたった一人でEXに参加だもんね・
傘を持ったままジャンプも跳んじゃうし、スピンやステップも上手ですね。
解説の岡部さんも「何気なくやっているけど、すごい難しい事をやっている」とコメント。
技術面がしっかりしているので来シーズンも楽しみですね。


さて次は3位に入ったソトニコワ。
EXは面白い曲調のアルゼンチン・タンゴの曲「ラ・クンパルシータ」ですが、最近はとてもクセになっちゃうほど好きです。

   

   

   

   

彼女のプログラム、衣装その他試合に臨む表情などすべて楽しみにしています。
インタビューでは「今シーズンはいろいろうまくいかなかった。たくさん学ぶ事が多かった。」
とありましたが、これからの成長がすごく楽しみ。
パワフルで音の強弱のはっきりした曲を滑ったら力を発揮できそうだし、そういう意味では
フリーの「愛の夢」はちょっといまいちだったかも。
15歳とは思えない存在感でした。

ジュニアのワールドでは女子シングルの連覇は難しいらしく一人もいないそうですね。
それだけ毎年すごい可能性のあるジュニア選手が出てくるからでしょう。
今から来期のワールドが楽しみになっちゃいます。

女子の2位はアメリカのグレイシー・ゴールド。
「名前はゴールドです」って千鶴さんの決め台詞になりそうな予感・・・

   

SPとフリーの感想の時はジュニアっぽさがない、と思いましたがEXは違いました。
見た目も演技もジュニアだったな~
EXのプログラムをもう少し大人っぽい曲にした方が良かったような。   


続きまして女子シングルで見事に優勝したリプニツカヤです。
彼女の演技は何度も観ていますが、この世界ジュニアでも完璧でした。

   

   

   

   

   

この「ジュテーム」も何度も観ていますがミスがまったくない。
SP、フリーとも1位の完全優勝だった彼女、プロトコルは加点も多くミスがないのできれいなスコア表になっていて凄いです。
千鶴さんの読みあげるインタビューの内容がまた凄かった。
「ジャンプは今の自分にとって簡単なものだ。」
「子どもの頃からストレッチをしていて、2歳から新体操の練習をしている。」
これには岡部さんも思わず「2歳?子どもの頃からってまだ子どもですけど・・・」とコメント。
あ~、これぞ恐ロシアですね~

「まだ、ダイエットはしていない。好きなだけ食べている。」
「まだTVや雑誌には出ないようにしている。スターみたいにはまだなりたくない。」とリプニツカヤ。
もうすでにスターですけどね。

岡部さんの言う「嫌でも注目される、魅力のあるクール・ビューティー」に納得でした。
ソチはいったいどうなるんだろう・・・


さて、男子シングルでは中国初のジュニア・チャンピオンが生まれましたね。
ハン・ヤン選手です。
千鶴さんからの紹介は「歴史をつくった男!」でした。

   
(同じようなポーズになってしまった)

昨シーズンは2A止まりだった彼が今季は3Aや4Tまでやりました。
それも質が良いジャンプで安定していたのが良かったのでしょう。

そして中国と言ったらペアのスイ・ハン組。
3年連続のジュニア・チャンピオンですね。
まだジュニアのワールドに出る必要があるのか・・・との意見もありますが。
来年も出るらしい・・・

   

確かにレベルは高いしジュニアでは桁違いに強かったです。
私はずっと高橋・トラン組がスイ・ハン組に勝てなくて残念に思っていたのですが。
でもシニアの世界選手権で見事に銅メダルを獲ったので、とっても嬉しかった!
成美ちゃんとトラン君の素敵なペアのプログラムの数々、やっと勝てたのがシニアワールド!
やっぱり凄い偉業だったのですね。


そしてグランド・フィナーレです。

宮原知子ちゃんはとても小さいです。
フラワーガールと同じくらい。
公式練習などの時にコーチから「負けないように。どかなくていいから!」と言われたとか。
「どかなくていいから!」とは切実なアドバイスだったでしょうね。

   

   

   

   

   

   
会場にはマイケル・ジャクソンの「We Are The World」が流れました。
マイケルバージョンだから高音が美しい~♪


競技として結果は日本の選手は表彰台には乗れませんでした。
メダルの数、ロシアは5個、アメリカが4個、中国が3個。
他の国にメダリストがいなかったのはちょっと残念かも。

J-Sportsならではの質の良い実況と解説、フィギュアファンにはたまりません。
そして千鶴さんの話す大会や選手のミニ情報も大好きです。
今回はベラルーシの地理まで教えてもらっちゃった。
製氷中にタラソワさんの元にサインをねだるファンが何十人も並ぶというお話も面白かったです。
と言う訳で世界ジュニアは競技もエキシビションも両方楽しめました。



   


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真央さんの世界選手権 2012

2012-04-02 11:06:56 | フィギュアスケート
ワールドの女子フリーの結果を昨日の早朝知った時は残念でした。
すぐにプロトコルを確認。
3Aだけでなく後半のジャンプもミスが出てしまい技術点がとても低かった。
最後までモチベーションが上がらなかったのか、彼女の不本意の滑りで終わってしまったのだろう・・・
そんな事を一気に思ったのです。

そもそもSP直前の表情もかたく落ち着きがなくて心配でした。
SPでは3Aを跳んだものの2A扱い、転倒でマイナスも。
それでも4位につけたのは納得でした。

フリーの結果を報じるマスメディアは相変わらず酷かった。
ここまで書くのか・・・と思うほどの言葉の数々。
どこが激太りですか!
そもそもニースに入ってからも「50回ほど挑戦して一度も決まらないトリプルアクセル」って!
確かに一番の注目選手だから報道されるのだろうけど、21歳の若い女性をどこまで追い詰めるのか・・・

「残念な結果」として報道されたフリーの演技を今観ました。
一番跳びたかった3Aは身体が開いてしまい残念。
後半のジャンプもダブルになったり不本意なミスが続きました。
でも滑りは滑らかで優雅だったし、結果ほどのひどい演技には思えませんでした。

気になったのはやっぱり元気のなさ。
パッと花開くような最初の笑みもなく、どこか哀しい「愛の夢」でした。
技術点はかなり低く、でもPCSは全選手の中で2番目。
ワールド6位という成績は浅田選手としては失敗だ!と報じられ、フィギュア界でもいろんな意味で騒がれる・・・

そんなにひどい演技だったでしょうか?
ずっと浅田選手のアスリートとしての生き方に感動し続け応援している私です。
確かに笑顔がなく元気がないのは哀しいけれど、彼女の今までの取り組みと功績を決して忘れないでほしい。

現地入りして調子を落としたとか体調不良になったとかは全ての選手にあり得るのに真央さんだけ取り上げるのも相変わらずですね。
フィギュアスケートが好きで特に真央さんを応援しているファンは今までどれだけ彼女に感動させてもらったか・・・
特に今シーズンは辛い出来事もあり、まだ数カ月しか経っていません。
気持ちの張りつめたまま全日本で頑張った姿は立派でしたが、哀しみはそんなにすぐに去っていくものではない。
今、目標だった試合を終えてどんな気持ちでいるのでしょうか。
いつも支えてくれた大切な人はそばにはいないけど、舞さんとゆっくり過ごしてほしいな~
とにかく身体を休めてのんびりして、決してあせらずに楽しい時間を過ごしてください。

2012年のワールドの結果は無駄にはならないはずです。
そして私も真央さんの一つの記憶として心に残しておきます。
お疲れ様でした。


  

  

   






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