連日映画ばかり観て現実逃避をしています
それも「ダークナイト」!
やっと観られました。
あのヒース・レジャーの遺作となってしまった作品です。
「ブロークバック・マウンテン」ですっかり好きになった彼を
もうこれからは観られない・・・と思った時のショック
期待通りの熱演でした。
バットマンのシリーズと言ったら、第一作目を20年ほど前に家族で観に行った記憶があります。
(上の子達が小さい時でバットマンのキャップやジャージを着ていたな~)
その時のジョーカーの役、ジャック・ニコルソンの印象がものすごく強かったけれど。
今、「ダークナイト」を観たら、ヒースの代表作となるでしょう。
アメリカンコミックのこのシリーズ。
決して毎回手を抜かずに、そしてこの「ダークナイト」は中身が非常に濃かったと思います。
いろんな場面で真の正義とは、悪とは、戦う意味とは・・・とバットマンが悩み考えるのです。
その中では、バットマンの愛する女性の存在もあるのですが・・・
一方、悪のジョーカーはもう定義が決まっていない怖さ。
お金のためではなく、とにかく人が苦しむこと、死ぬことを心から熱望し、限りない悪の仕事を重ねていきます。
人間の弱さにつけこみ、ゲームのように次々と
結果的にはジョーカーを逃がしてしまう事になるのですが。
バットマンはジョーカーの罪をかぶって闇の中に消える・・・
それがダークナイト(闇の騎士)というわけなんですね。
アーロン・エッカート演じるデント検察官。
最後には驚く顔になってしまったけれど、まさに二面性を出していました。
ゲイリー・オールドマン演じるゴードン警部補。
私は彼はぜったい裏切り者になる!と思っていましたがハズレ
その他、モーガン・フリーマンとマイケル・ケインがベテランの味のある役を演じていました。
でも、何を言ってもヒース・レジャー!
あのピチャピチャ言う話し方とか、身体全体の狂気、何とも言えませんでした。
彼、本当に狂っちゃったの?って感じ。
あのお顔でナース姿は嬉しくなっちゃいました。
(だんだん映画の見方が違ってる?)
命をかけてゴッサム・シティを守ろうとするバットマンよりもジョーカーに惹かれてしまうなんて・・・
とにかく、テンポも良く中身の濃い作品になったと思います。
悲しいけれどアカデミー賞助演男優賞、おめでとう。
今回の評価は・・・星4つ半 ☆☆☆☆★
バットモービル乗りたい・・・