4月最後の日。
映画のポイントがたまっていたのでシネコンへ行ってきました。
クリント・イーストウッドの監督、主演の「グラン・トリノ」です。
この映画、前評判がすごく高くて・・・と言っても彼の作品は
はずれなし!と言われていますね。
「グラン・トリノ」とはフォードの車の名前で主人公ウォルト(イーストウッド)
の大切にしてきたスポーツカーの事です。
朝鮮戦争で戦い、その後はフォードの修理工として長く働いたウォルト。
妻を亡くし一人で暮らしている家の隣にアジア系移民の家族が住み始めます。
この老人ウォルトは頑固で偏屈で差別用語ばかり連呼して、そんな役をイーストウッドにやらせたらぴったり。
ウォルト自身もポーランド系白人と言うことで白人社会の中では蔑まされる位置づけらしいですが。
アメリカの人種差別の奥深さを理解するのはちょっと大変です。
「グラン・トリノ」を盗もうとした隣の少年タオをだんだん受け入れて
一人前の男として育てようとするウォルト。
自分の息子達にはできなかった心のつながりを築いていたのですが・・。
同じ移民の従兄弟達ギャングの存在。
黒人のギャングとは違った意味でかなり不気味でした。(これも差別用語?)
結局、暴力の連鎖では何も解決しない!というメッセージだと思うのですが
ウォルトの選んだ最後のシーンはイーストウッドのメッセージなんでしょう。
でもあっけないような気がしました。
結局、ウォルトは若いタオと姉のスーを守り(スーは深い傷を負いましたが)
若い神父を成長させた、ということでしょうか?
確かに復讐は何も生まずに次から次へと惨事ばかり起きてしまいます。
ただ、年老いたウォルトが自分の今までの懺悔をするかのようなラストシーンは
観る人がいろいろ考えるでしょうね。
良い作品だとは思います。
ただ、涙があふれた・・・とか感動で立ち上がれなかったというのは私はなかったです。
エンド・ロールの歌は良かったですが。
「グラン・トリノ」を受け継いで、隣に残された犬を乗せて走るタオ。
彼のこれからの人生は決して平坦なものではないでしょう。
脚本自体もそれほど複雑ではなく、展開も想像がつきました。
ラストに彼がどうやって(おそらく死んでしまうだろうと思っていたので)
この世を去るのか・・・それは分かりませんでしたが。
今回はちょっと期待が高かったので評価は 星3つ ☆☆☆
78歳のクリント・イーストウッド。
秀作ばかり作り続けています。
映画のポイントがたまっていたのでシネコンへ行ってきました。
クリント・イーストウッドの監督、主演の「グラン・トリノ」です。
この映画、前評判がすごく高くて・・・と言っても彼の作品は
はずれなし!と言われていますね。
「グラン・トリノ」とはフォードの車の名前で主人公ウォルト(イーストウッド)
の大切にしてきたスポーツカーの事です。
朝鮮戦争で戦い、その後はフォードの修理工として長く働いたウォルト。
妻を亡くし一人で暮らしている家の隣にアジア系移民の家族が住み始めます。
この老人ウォルトは頑固で偏屈で差別用語ばかり連呼して、そんな役をイーストウッドにやらせたらぴったり。
ウォルト自身もポーランド系白人と言うことで白人社会の中では蔑まされる位置づけらしいですが。
アメリカの人種差別の奥深さを理解するのはちょっと大変です。
「グラン・トリノ」を盗もうとした隣の少年タオをだんだん受け入れて
一人前の男として育てようとするウォルト。
自分の息子達にはできなかった心のつながりを築いていたのですが・・。
同じ移民の従兄弟達ギャングの存在。
黒人のギャングとは違った意味でかなり不気味でした。(これも差別用語?)
結局、暴力の連鎖では何も解決しない!というメッセージだと思うのですが
ウォルトの選んだ最後のシーンはイーストウッドのメッセージなんでしょう。
でもあっけないような気がしました。
結局、ウォルトは若いタオと姉のスーを守り(スーは深い傷を負いましたが)
若い神父を成長させた、ということでしょうか?
確かに復讐は何も生まずに次から次へと惨事ばかり起きてしまいます。
ただ、年老いたウォルトが自分の今までの懺悔をするかのようなラストシーンは
観る人がいろいろ考えるでしょうね。
良い作品だとは思います。
ただ、涙があふれた・・・とか感動で立ち上がれなかったというのは私はなかったです。
エンド・ロールの歌は良かったですが。
「グラン・トリノ」を受け継いで、隣に残された犬を乗せて走るタオ。
彼のこれからの人生は決して平坦なものではないでしょう。
脚本自体もそれほど複雑ではなく、展開も想像がつきました。
ラストに彼がどうやって(おそらく死んでしまうだろうと思っていたので)
この世を去るのか・・・それは分かりませんでしたが。
今回はちょっと期待が高かったので評価は 星3つ ☆☆☆
78歳のクリント・イーストウッド。
秀作ばかり作り続けています。