日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2012 ロンドンオリンピック 開幕

2012-07-29 13:48:41 | スポーツ全般
いよいよロンドン五輪が開幕しました~
昨日は早朝から開会式を観ましたが盛り上がりましたね。
メインスタジアムの田園風景や丘、英国の歴史をみごとに表現するパフォーマンス。
特に映像とコラボする展開も面白かったです。

   

   

ジェイムス・ボンドのお迎えを受けるエリザベス女王の淡々とした表情が良い。
表情と身体の動きだけで笑いがとれるのはさすがのローワン・アトキンソン氏。

楽しみな選手入場も見応えがありました。
   

ジャマイカのウサイン・ボルト選手の騎手ぶり、カッコいい。
彼の独特なリズムで歩く姿、惹かれました。

日本は吉田選手が立派な騎手姿を披露。
その後体調をこわしたそうですが大丈夫かな・・・
日本の行進時のユニフォームは高島屋デザインですか。
原点に戻ったような色使いとデザイン、ごく普通の印象でした。

私が個人的に好きだったのは・・・
   

スウェーデンカラーの水色と黄色の衣装がとても気に入りました。
着易そうなラフなデザインで、女性のミニスカートも動きがあって可愛かったです。
多くの国がジャケットとスカートやパンツの組み合わせが多い中で、スウェーデンのようなラフなデザインは何気なくて好き。

もう一つはグルジア。
特に女性のワンピースのデザインが可愛くてハンチングも似合っていて良かったです。


さて、いつも話題になる聖火ランナーは。
その前に、ベッカムが何か小さな役割をすると聞いていましたが、相変わらずカッコいいですね!
彼が前回の北京五輪の閉会式で次回開催地のロンドンに向けてサッカーボールを蹴るシーンから4年。
招致活動から多く尽力してきましたが、ボートで聖火を運ぶ役割でしたか~

   

   

   

サーの称号を持つ彼らしい存在感でした。
おまけのお気に入りの画像は・・・




メイン会場に運ばれた聖火は若い選手達7人によって、中央の「銅製の花びら」に点火されました。
204の炎が立ちあがって中央に集められ一つの聖火に!
これは見事で素晴らしい瞬間でしたね。
聖火が会場の真ん中で燃え盛るシーンはとても感動でしたよ。

   

   


こうして始まったオリンピック。
初日は早速柔道の男女を応援しました。
女子の福見選手は悲願のメダルには届かず5位。
金メダルのブラジルの選手の闘いぶりに比べたら、ちょっと悲壮感の表情に見えてしまった。
日本の選手はどうしても背負ってきたものに対して自分を追い込み過ぎる国民性なのか・・・
生き生きと動き回る福見選手が観たかった・・・

男子の平岡選手は落ち着いて見えました。
北京の悪夢を4年間背負って、この日を迎えたのですね。
特に準々決勝の残り7秒からの追いつき、準決勝の「一本!」がカッコいい。
やっぱり柔道は攻めて攻めて闘ってほしい。
(女子のポイント次第の時間稼ぎが好きじゃないので余計に思いました)
平岡選手、銀メダルおめでとうございます。

それから重量挙げの三宅宏美選手も見事な銀メダル!
3度目の挑戦で立派な結果を出しました。
親子で掴んだと言っても、彼女の努力が凄かったはず。
メダル獲得を喜ぶ笑顔がとても可愛かったです。

   


私個人としては、男子体操と柔道と競泳と陸上が楽しみです。
男子体操予選では多くのミスが出てしまいました。
内村君のちょっと痩せたお顔が気になる・・・
顔色もイマイチだったし。
追われる立場や重圧をはねのけて、どうか思い切りやってほしいな。
悔いなく跳んで回って跳ねて、最高のペコちゃん笑顔を見たいです!
頑張れ~!!!







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「BULLY」

2012-07-26 14:05:40 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


その後ブラッド・レンフロの映画を続けて観ています。
今回は「BULLY」をディスカスでレンタルしました。

原題の「BULLY」とはいじめっ子の意味。
1993年7月、南フロリダであったボビー・ケント殺害事件を元に作られた作品です。
監督はラリー・クラーク。
この作品ではキャスティングにかなりこだわっていたとか。

おもな内容は・・・

マーティー(ブラッド・レンフロ)は幼馴染のボビー(ニック・スタール)に服従する毎日。
ボビーは父親に期待され、友達付き合いもうるさく干渉されている裏で、マーティーを奴隷のように扱い、暴言、暴力の日々だった。
ある日、女の子二人組と知り合いつるんで遊びに行くマーティー達。
マーティーの彼女になったリサはボビーのマーティーに対する扱いの酷さにだんだん我慢が出来なくなってくる。
そして7人のティーンエージャーがボビーを殺害する計画を立てるのだった・・・

この事件は全米で大きく取り上げられたというのは聞いていました。
ストーリーはものすごく単純。
いじめっ子を仲間と共に殺害すると言うストレートな展開がとてもリアルな描写になっています。

最初に観ていた時はあまりにもアダルトシーンが多く、ちょっとびっくり。
ブラッド・レンフロもこんな映画に出るようになったのか・・・と。
それにしてもアメリカのティーンエージャーはこんなに簡単にドラッグとSEXに明け暮れるのか、と呆れるほどでした。

いじめっ子のボビーはかなり酷い性格です。
家庭で抑圧されているからと言うよりも性格破綻しているレベル。
10年以上の腐れ縁でいじめられているマーティーが家族と食事しているシーンで
「引っ越ししたい・・・」と訴える姿は痛々しかったな。
マーティー家としても何度もその件は話し合ってきただろう?(そんな簡単に引っ越しできない)
と言うのですが、マーティーは限界に近かったのかも。
もちろん、マーティーがボビーから離れられなかったのも気の弱さだけでなく「共依存」という状態だったのでしょう。

そんな二人の支配的な関係を動かしたのがマーティーの彼女になったリサでした。
リサは服装も地味で一見おとなしそうな印象だけど、凄かった!
ボビーを殺そうと一番強く考えていたのは彼女だったはず。
そしてリサは妊娠した時も、ボビーを仲間が殺した時も周囲の人間に簡単に
「妊娠したの」「ボビーを殺したの」とペラペラ喋っちゃうのが信じられなかったです。
リサを演じたのは「レイチェル・マイナー」、マコーレ・カルキンの元妻です。
彼女は恐るべし演技でした。

結局仲間のタレこみで7人が逮捕され、裁判シーンでもお互いに罪をなすりつけるような展開。
実際もそうだったようですね。
実行犯のマーティーは電気椅子での死刑宣告。
リサと殺し屋のカーフマンは終身刑。
その他の仲間は懲役7年から40年だったかな。
(この重い刑罰はその後それぞれ減刑されて、マーティーの死刑は終身刑になったらしいですが。)

この作品を観て、そのリアルさに驚くとともに、マーティーの辛さをずっと考えていました。
もちろん殺人はいけない事。
だけどボビーのような人間にボロクソにされてきたのは事実。
もしマーティーが辛くて自死を選んだら・・・
もしマーティー達が殺人までしないでボビーをめちゃめちゃにやっつけたらどうなっていたかな・・・

どんな国でもあり得る若者の無謀な関係が一歩間違うとこんな悲劇になってしまうと言う事。
私は個人的にはボビーには同情する気持ちはありませんが、人生が狂うというのは加害者も被害者も同じです。
やっぱり最終的には殺人を犯した彼ら7人が悪いのですが、何とも言えぬ気持ちが残った事件でした。

ブラッド・レンフロはいじめられっ子にしては体型がマッチョ・・・(ぷよぷよにも見える)
甘えん坊な口元が印象的でした。


今回の評価は・・・    う~ん、難しいな。
最初は目にあまるシーンが多くてまいりましたが、製作したテーマは評価したいです。

と言う事で、星3つ     ☆☆☆

リサ役の表情一つ一つが恐ろしい・・・


   

   

   

   

   

   

  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

連日報道されている大津のいじめ事件、信頼できる情報だけを読んでも本当に辛いできごとです。
自ら命を絶ったお子さんの日常の地獄を想像するだけで胸がしめつけられます。
亡くなったのが昨年の10月というのに、やっとこうして周りが動き出したのですね。

現場では「ふざけ合っていると思った」とか「いつも一緒だから友達関係だと思っていた」と言います。
いじめがイヤで離れられたらこんな結果にはならないのに、学校はそんな事がいつもわからない。
担任や他の教師が何度も目撃しても真摯に対応しなかった。
被害者の彼が泣きながら相談しても取り合ってもらえず、こうして彼は生きている時に何度も地獄を見ていたはず・・・

「葬式ごっこ」なんて26年前の中野富士見中の事件から何も学んでいない。
(鹿川君の辛い最期を今思い出しても涙が出ますよ・・・)
もちろんそれ以外にも多くの若い命が失われていますよね。
教育現場は何も変わっていません。

もちろん加害者3人と、育てている親達も最悪。
もう「いじめ」という表現よりも「暴行、脅迫、自死強要、あるいは殺人」です。
どうしてこんな子どもが育って来たのか、細かい状況を開示してほしいです。

昨日の読売新聞で多くの反響が特集されていました。
「(自殺したから)こうやって取り上げてくれるのか・・・」と実際にいじめられていた子どもがつぶやいた、とか。
教育現場の教師は「保護者の相談で初めていじめを知ったが、成績優秀な子が加害者とは思わなかった。」とか。
特にこの教師の言葉はまさに「現場知らず!」です。
勉強ができて教師の前では悪魔の顔を隠す子どもは実際にいますから。
親の前でも教師の前でもうまく立ちふるまう悪魔たち・・・
子育てした長い年月で何度も見て来た現実です。

今いじめで苦しんでいる子ども達、命よりも大事なものは学校にはないです。
自分の中だけで耐えないで、安らぐ場所にいてほしい。 
家庭こそそんな場所であってほしい。
学校に行けなくなった子ども達が安心して集う公的機関の確保を国は真剣に考えてほしいと強く思います。









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新しい食洗機

2012-07-22 16:25:47 | 日々のこと
天然クーラーのような気候の毎日、とても幸せです。
このまま秋になっても良いよ~と本気で思います。


さて4日前に新しい食洗機が届きました。
選択肢のすごく少ない中、パナソニックのエコナビを選択。
買い換えるために量販店に下見に行きましたが価格が結構高いので今回はネットで購入しました。
期間限定で基本工事込みで54,900円。
その他に分岐水栓代、6,500円。 
合計で61,400円でした。   かなりお安い価格だと思っています。
(ちなみに分岐水栓はそのまま使えますが、水栓を開閉するレバーが弱っていたので新しいものに取り替える事にしました。)



数日間使用してみての感想は・・・

1、 以前の食洗機よりも収容量が減りました。
   食器のセットする場所もまだちょっと考えちゃう。
   まぁ、その分きれいに洗いあげるようなので良しとしようかな。

2、 運転音はかなり静かになりました。
   リビングダイニングでもそれほど気にならないレベルです。

3、 「パワー除菌ミスト」や「80℃すすぎモード」は魅力的。
   

いろんな機能が付いているけど故障しないで長く使えますように。
(まさか16年は持たないでしょうが・・・)
そんな訳で、やっぱり我が家では必須アイテムである食洗機です。



ところで、取り付け工事ではいろいろありまして。
予定時間から2時間ほど遅れて到着したお兄さん二人。
もちろん理由もあり、何度も電話連絡もありました。

そしていざ工事しようとすると分岐水栓を持ってきていないというミス。
ネット注文→工事の細かい要望をメール→販売店から了解のメール。
しかし工事業者はうっかりミスをするという顛末でした。

他の工事予定ぎっしりの中、「夜の9時でも大丈夫ですか?」と聞かれ快諾。
もう何時でも良いから今日のうちに付けちゃってね! という気持ちでした。
実際に工事に来られたのが夜の10時半
もちろんその間何度も電話連絡がありました。
食洗機を付けている時、TVでは報道ステーションのスポーツニュースでしたよ。

夜の11時過ぎに工事を終わった訳ですが、普通ならクレームものなのかな?
でも、エアコン工事も何件も抱えて、その日の全部の予定がいっぱいいっぱいなのが気の毒でした。
家庭を何件も訪問してたくさんの工事を毎日しているようで、エアコンシーズンが終わるまでは休みなしでずっと続くようです。
「今日のうちに家に帰れるの?」と聞いたら若い方のお兄さんは首をかしげ「無理そうです」と言っていました。
終わった時には何度も頭をかなり低く下げて謝罪していたお二人。
大変な仕事でしょうが頑張ってください。






それからもう一つの買い物は・・・
「食器乾燥機」です。
こちらも同じネットショップで購入。
「三菱キッチンドライヤー」 9,980円也。



以前使っていたパナの商品よりも少し小さめ?
でもそれはまな板専用の場所があるためでしょう。
我が家は食洗機に入らない調理器具などに使用しますが必需品です。
食洗機と合わせて新しく購入して満足です。





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カサブランカ

2012-07-18 12:04:01 | 花・草・木


   

   

    

今年も庭のカサブランカが咲きました。
蕾が大きく膨らんで、暑さとともにいっきに開いた感じ。
それにしても植えっぱなしの球根で毎年楽しませてくれるのは手がかからず、まさに私向きだ。
夜も香りがいっぱい庭から入ってきます。


さて、話は変わりまして。
ずっと使っていた食洗機が壊れました
驚く事に何と16年も使用したのです。
当時はナショナルでその名も「キッチン愛妻号」という気恥ずかしい名前
しかし16年も本当によく私を助けてくれましたよ。


確か当時で8万円ほど。 (分岐栓と工事費は別途)
台所仕事は私一人でやるのでどれだけ役にたったか・・・
長い間、本当にありがとう

食洗機の恩恵をずっと受けると新しいものが欲しくなります。
この10数年で食洗機のメーカーはどんどん消えて、選択肢も少ない。
ビルトインタイプが多くなっているのかな。
とにかく一度使用すれば、必須な電化製品なんです。
そこでパナのエコナビを買いました。

そんな訳で工事のお兄さん待ちの今、台所の大掃除をしています。
嬉しいな、楽しいな、と気持ちの弾むお掃除になってます。
使用感はまたレポートします。


  

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いきなり猛暑・・・ (+_+)

2012-07-16 15:45:47 | 日々のこと
バタバタしていてPC前に座る時間もなく過ごしていました。
梅雨明けはしていないけど、いきなりの猛暑。
今日は36~38度くらいあるんじゃないかな
年を重ねるごとに暑さはこたえます

さて、高校野球の地区予選まっさかりのこの頃。
息子達の母校もそれぞれ3回戦で涙の敗退でした。
あとは野球友達の高校の試合を応援しながら、球児の元気なプレイを観たいです。
それにしても、遥か昔は球児の母としてあの灼熱のスタンドで応援していましたが
今は過酷過ぎてムリだろうな~ 
選手も応援団も命がけの猛暑になっています。

一方我が家の三男坊は夏のLIVEに向けてスタジオで猛特訓中。
去年に続いて今年は二つのバンドかけもちだとか
忙しいけれど披露する場があるのは幸せだと思います。
高校生LIVEで今年も弾けそうです♪



   


ちょっと前まで丸くなって寝ていたニャンコもエアコンの前で「猫のひらき」状態。
あの毛皮じゃ暑いだろうな~





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好きな言葉は 「なんとかなる」

2012-07-16 15:26:14 | フィギュアスケート
BSで荒川静香さんの対談番組を観ました。
その中で一番面白かったのは、やっぱり橋大ちゃんとの対談。
姉として先輩として慕う荒川さんからのストレートの質問にも正直な気持ちで答えていましたね。

2011~2012シーズンを振り返って、「満足なシーズンだったから来シーズンがちょっと心配」とか。
そしてやはりこの話題・・・ニコライ・モロゾフの件でした。

   

4年ぶりにニコライと組む橋大ちゃん、ニコライからの話を聞いて
「いや~、そういうこともあるんだな~」と正直な言葉の数々でした。
それに対して荒川さんが言った言葉は
「この何年かが中和剤みたいな時間だったのでは。」
「彼は宝庫だよ。いろんな引き出しを持っているから。」との事でした。
まぁ、トリノ五輪の時は彼女の隣でニコニコ顔だったニコライでしたけど、ね。 
(ニタニタだったかな)
でも最近はニコライの引き出しの中身は少ないと私は思うんだけどな。

橋大ちゃん・・・「いろいろあったけど彼も前よりは変わっただろう。」
荒川さん・・・・・「新しい人の所に行くと思えば良いよ。」
この会話にはお二人とも大人になった感がありましたね~。

   

   

「今やりたい演目は?」と聞かれて「今季はすごく悩んでいる」と言う大ちゃん。
突然ハワイの話になって「ハワイ、行きてぇ~。合宿という名の元でもハワイ行きてぇ~。」って。
好きな言葉は? と聞かれての答えがこれ。
「なんとかなる」 
形が決まっていない雰囲気が好きなんだそうです。
あ~いいな、この言葉。
ゆるい感じもあるし、でもしっかり前を向いている言葉です。
もちろんその裏には厳しい練習の積み重ねがあるでしょうし、しんどい時もあるはず。
だけど「なんとかなる」という気持ちで自分を律し彼の最大限のパフォーマンスを生み出してくれそう。

競技生活をあと2年!と決めている彼の決意も伝わってきました。
この大事な2年、プライベートはいらない!と断言も。
靴もエッジも新しく替えた今、そろそろシーズンモードに入らなくては! とのことでした。
とにかく、橋大ちゃんには集大成になる2年間、やりたい事をたくさん表現して欲しいです。

競技会はまだまだですが、アイスショーはそろそろ始まっています。
荒川さんがプロデュースするフレンズ・オン・アイスの映像も流れ、アマチュアからプロスケーターになってもずっとスケートで表現する楽しさを感じさせてくれました。
ショーの時は出演するスケーターはまた違った表情を見せてくれますね。
  

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「幸せパズル」

2012-07-09 13:08:23 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


映画「幸せパズル」をWOWOWで観ました。
2010年製作 (アルゼンチン・フランス)
原題は「THE PUZZLE」です。

アルゼンチン映画と聞いて気になっていた作品でした。
以前にアルゼンチン映画では「ボンボン」を観て、色使いとかストーリーの展開が面白かったので今回もちょっと期待。

おもな内容は・・・

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに暮らす専業主婦のマリア。
夫ファンと二人の息子と暮らす平凡な毎日だった。
ある日たまたま手にしたジグソーパズルの才能に気づき、マリアはパズルの大会に出る事にしたが・・・
思わぬ自分の才能に気付いたマリアはどう変わっていくのか。


冒頭から色彩豊かなキッチンや家の内装に惹かれました。
原色が多く、確かにごちゃごちゃした印象ですが、すごく南米らしいイメージ。
日々の食事もパーティーでも主婦のマリアは動きっぱなしです。
別に楽しそうな表情はなく、淡々と膨大な家事をこなしていくマリア。
誕生日パーティーでもご馳走作りや配膳に忙しく、誕生日のケーキに「50」という蝋燭を立てて火をつける・・・
いったい誰の誕生日?   と思ったらマリア自身ではないですか!  主賓かよ

今もアルゼンチンの多くが男尊女卑の暮らしなのでしょうか?
家庭の主婦は家事に励み、家族のしもべとなり日々を過ごす・・・あぁ何て窮屈なんだろう。
マリアは夫に愛されていたし、決して人間扱いされていないと言う訳ではないけれど。
古き慣習が残った社会なのでしょうね。

プレゼントにもらったジグソーパズルにハマってパズル大会に出てみようと思い、ペアの相手を探したマリア。
独身の大富豪の男性ロベルトの邸宅に練習に通うマリア。
それは家族にも秘密でした。
と、まぁこの辺までは良かったのですが。

節度を持ってロベルト邸を訪れていたマリアだと私は思っていたけれど、何度も通ううちに関係を持ってしまう・・・
この展開はついていけなかったな。
結局、全国大会は優勝したけれどドイツでの世界大会までは行かなかった。
結局、パズルという得意分野で知らない世界を見たマリアが、これからも秘密を心にしまいこんで家族と暮らしていくのだと思います。
(それにしても、これ火遊びなの?  ちょっとマリアの気持ちについていけない)

パズルを独特のやり方で作り上げていく凄さもあまり感じられませんでした。
ジグソーでは1000とか2000をつくった事があるけど、手にしたピースがあんなに偶然にどんどんはまる事は決してないはず。

頼りない長男とか勝手な二男、どこも同じように子どもに苦労しているのかな。
でもマリアの夫は鈍感なところもあるけど、妻を愛しているはず。
一歩外に出て気持ちを開放したいマリアだったかもしれないけど、幸せは足元にちゃんとあると思う。


地味な内容の映画です。
色使いとか風景は良かったな。

今回の評価は・・・   共感はできないので  星2つ半  ☆☆★



   

   

      












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映画 「サラの鍵」

2012-07-07 13:47:02 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


映画「サラの鍵」をやっとDVDで観ました。
原作はすでに読んでいてずっと心に残っていた作品です。
映画の方も忠実な描写が多く、とても質の高い内容でした。
良い作品に仕上がっていて感動しました。


2010年製作のフランス映画。
タチアナ・ド・ロネの原作をジル・パケ=ブランネール監督が手掛けた作品です。
主演のクリスティン・スコット・トーマスは今までもいろんな作品を観ていますが
一番良かったかも。


おもな内容は・・・

1942年、ナチス占領下のパリ。
ユダヤ人一斉検挙によってヴェルディヴに連れてこられた人々の中に、少女サラはいた。
それから60年後。パリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は、アウシュヴィッツに送られた家族を取材するうちに、かつて自分のアパートで起こった悲劇を知ることとなる。

                               (シネマ・トゥデイより抜粋)



サラと弟のミシェルがベッドでふざけ合うシーンから始まります。
サラを演じる子役のメリュジーヌ・マヤンス、利発そうで役にピッタリでした。
フランス警察に検挙されて、とっさに弟を納戸に隠し鍵をかけるサラ。
それからサラには笑顔はずっと失われたままでした。

室内競輪場のヴェルディヴのシーン、映像では短かったけれど悲惨で劣悪な環境はよく伝わってきました。
原作でもかなり辛い場面がたくさんありました。

ヴェルディヴから違う収集所に入れられ、青年将校や農家の夫婦のおかげで生き延びるサラ。
鍵をいつも大切に握りしめ想う事は弟ミシェルの事ばかり。
そして農家の夫婦と一緒に何とかサラの自宅に行き、すでに居住者がいる部屋の納戸の鍵を開けるサラ・・・
小さな期待が残酷な事実となり、サラの心は死んでしまいます。

サラの物語と交互に描かれるジャーナリストのジュリアの物語。
幸せに暮らしていると思ったジュリアは45歳で妊娠し、二人目をずっと欲しがっていた彼女は喜んだのですが・・・
フランス人の夫は「こんな年になって子どもはいらない」ときっぱり拒絶します。
原作でも感じた、フランス人ならではの夫婦のあり方、婚姻にこだわらない考え、その他いろいろ感じたシーンです。

そして現代、パリのアパルトメントの改修工事。
偶然にもかつてこの部屋にユダヤ人一家が住んでいて収容所に送られたという事を知ります。
ジュリアがその事実を追う事で、サラという女の子を知り彼女のその後を調べていくと同時に
自分のこれからの人生と向き合うのです。

抑えた演技のジュリア、良かったです。
フランスからアメリカ、イタリアに飛び回り、サラを知る人を探そうとします。
サラの息子ウィリアムに会ったシーン、彼が怒りながら拒絶するのも納得。
失意のうちに戻ったジュリアがラストでもう一度ウィリアムに会うシーンが秀逸。
サラは息子にユダヤ人としての辛さを与えないように必死に守りとおしたのですね。
母サラの最期の真実を知ったウィリアム。
ジュリアが高齢で生んだ2歳の女の子、その名が「サラ」と知って涙ぐむウィリアム。
このシーンはとっても良かったです。
それぞれの人の人生が繋がっていく、哀しみの中にできたひとすじの光のような幸せ・・・
ウィリアムにとってもジュリアにとっても救われた真実でした。

シラク大統領が演説したヴェルディヴ事件の真実。
フランス人でも知らなかった史実がこうして原作になり映画になったのは価値があります。
フランス警察がそうするしかなかったのも戦争ならではの事。
だから余計に多くの人々に知ってほしいと思うのでしょうね。

原作を2時間足らずの映画にするには無理もありますが、「黄色い星の子供たち」のヴェルディヴの描写よりもずっとずっと伝わってきました。
映画としても充分見応えのある内容で質の高い作品でした。
原作をもう一度読みたいな。


今回の評価は・・・     星4つ    ☆☆☆☆



   

   

   

      

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スペインの連覇   (ユーロ2012)

2012-07-03 16:26:54 | スポーツ全般
昨日は早朝からユーロ2012の決勝でエキサイトしました。
6月8日から始まったこの大会、早くも決勝とは、ちょっとさみしい。
いくつも楽しい試合があって楽しかったけど、特に決勝は好カードでしたね。

まずは閉会式のセレモニー。
(確かに今のうちにやっておかないと、優勝が決まってからは何もできない・・・)
大会のテーマソング「エンドレス・サマー」はいつ聴いても素敵な曲でした。
そしてピッチに敷かれたシートの上の人間パフォーマンスが素晴らしかった。

サッカーシューズあり、ヘッドあり、オーバーヘッドあり!

   

   

   


さていよいよ始まる決勝の試合。
ブフォンの力強い国歌斉唱、いつも気合いが入っています。
   

   
会場で応援すると聞いていましたが、私の好きな二人のツーショット!
ビジャのTシャツ、カッコいい~
大好きなプジョルがピッチにいないのが本当にさみしかった・・・


さて、試合の方は。
セスクを1トップに置くゼロトップ! この表現は面白いな。
今日はスペインのサッカーがしっかり観られました。
クロアチア戦とポルトガル戦で苦しんでいたスペインですが、今日は狭いスペースでも縦にボールがどんどん入って、いきなりシャビの巧いシュート!  (惜しくもGOALならず)
解説も思わず「今日はきてますね!」とシャビの活躍を予想。
奥寺さんも「シャビはキレてる。動きが速い。」と一言。

そして前半14分。
イニエスタからセスクにパスがでて、そのセスクが深い位置から折り返し、それを受けたシルバが先制GOAL~!
いやぁ、セスク巧かった!

   


ここからどんどん勢いがついたスペイン。
今日もジョルディ・アルバのスピードのある動きが目を引きました。

41分、そのアルバがシャビから受けたボールを落ち着いて叩きこみます。
   

   
今大会フル出場の若手、ジョルディ・アルバは注目していました。
突破口のない試合でも左サイドから果敢に前に動いて流れを作った彼、印象に残った選手です。
ユーロ初GOALは嬉しかったでしょうね~

そう言えば、やっとバルセロナへの移籍も決まりました。
リーガでも応援したいな~



さて後半。
イタリアの激しい攻撃にも必死で守りきるスペイン。
   

   
カシージャスも素晴らしいセーブの連続でした。


後半11分、イタリアは三人目のモッタを投入。
しかしすぐに筋肉トラブルでピッチを退き、10人で闘うしかなく・・・
それでもパワフルに身体を張ったディフェンスを繰り広げます。

スペインは13分にはシルバからペドロへ。
30分にはセスクからトーレスへ。
   

   

後半39分、シャビからのボールをトーレスが見事なシュート!
彼のGOALは嬉しいな~


イニエスタが下がってマタ投入!
後半42分、トーレスに通ったボールをそのまま行かずにマタにパス。
そのまま押し込んでGOAL~   4点目!
   

   
マタ、とっても嬉しそうにトーレスに抱きついたけど、二人はチェルシーでチームメイトだから息の合った見事なGOALでした。

試合終了の笛をうつむいて噛みしめるように聴いていたトーレスの表情が良かったな~
とにかくいろいろ言われた彼が大爆発とはいかなくても、3GOAL決めたしアシストもできたしね。
結果的には得点王にも輝きました。(得点数、アシスト数、出場時間を比べての受賞)

   

   
おめでとう~!
やっぱりスペインは強かった!
ケガ人がいても、みんなの気持ちは一つ! 
そして何度も言いますが、早くプジョルとビジャをピッチで観たい~


   

   



   

   

   

   

   


選手はそれぞれ可愛いお子さんをピッチに入れ、パパに変身~
トーレスの子ども達、とっても可愛かったです。
大きなパパが小さくかがみ込むのも面白い。

   

   

   
セルヒオ・ラモスは闘牛パフォーマンスを披露。


さて、イタリアのボヌッチはずっと涙が止まらず・・・
彼は途中、完全なハンドをしていたけど見逃がされましたね。
ブフォンは泣きじゃくるボヌッチをずっとなぐさめ、おまけに監督まで抱き寄せていました。
ブフォンは立派なキャプテンでした。

悪童と呼ばれたバロテッリは一度は会場から消えて、表彰式には何とか出てきました。
バロテッリ、パワーはあるけどパスの足さばきがまだ見応えがないかも。
(ユニを脱いでの仁王立ち・・・何か笑える)

   
決勝戦は不運が重なりましたが、イタリアの勝ち上がりはやっぱり素晴らしかったです。


こうして終わったユーロ2012。
初のユーロ連覇だし、主要国際大会の無失点記録も10ですか。
これだけマークされても優勝できたのはデル・ボスケ監督の目指すサッカーが選手にも通じ、役者ぞろいの彼らが死闘を繰り広げたからの結果ですね。
それにはやっぱりカシージャスの存在が光ります。
そしてシャビとイニエスタの活躍も健在で良かったな~

楽しかったユーロ、終わったのはさみしい。
8月からのリーガに気持ちを向けてまたヨーロッパのサッカーを楽しみたいです。
バルサのジョルディ・アルバ、応援するぞ~!!



      

   
   

   





   









      


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