日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ハンニバルライジング」・・・

2007-05-16 16:13:27 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
トマス・ハリスが好きで、そして今までのシリーズはすべて読んで、映画としても観ています。
レクター博士の優美さにも惹かれ、私のお気に入りだったシリーズ。

でも今回はちょっと嫌な予感がしていました。^_^;
原作が進まないのです。
今までだったら夜中でも読んでいたのに、イマイチ引きずりこまれない。
だから原作の4分の3を読んだ時点で、映画を観てきました。

主演のレクターの若い時を演じるギャスパー・ウリエルは美形で良かったと思います。
私としては彼がその後アンソニー・ホプキンスになるのは違和感がありません。
それに演技も美しくて残忍で好演していました。

しかし、しかし・・・
たんなる復讐劇なんですよね。
リトアニアを舞台に戦争中の悲惨さを子どもの時に体験し、愛する妹を失う。
それは非日常の恐ろしい体験なんだけれど、それがカニバリズムにはなるだろうか?
 
特に復讐と殺人シーンがそのまま映像として何度も出てきますが、想像力を働かせた恐ろしさと怖さを感じることができませんでした。
おまけにまたヘンな日本の解釈。
(この前のバベルもそうでしたが、日本ってこうかな~?)
いつも違和感を感じるのが日本の描写の仕方です。

この作品はシリーズものとしては別のものとして考えれば良いのかな。
何と言っても私が一番好きな「羊たちの沈黙」を超える作品ではありません。
原作を何度も読み直そうとする気持ちになるのはこれだけです。

でも、ちょっとひねくれた言い方をすれば
「あまり面白くなかった」と確認できたので良かったです。^_^;
レクターファンとしては観ないではいられませんから。

そういうわけで☆2つ・・・。







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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-05-30 12:23:36
戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。

ここが考えるスタートだと思う。
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